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2008年11月28日(金)
三十八話 「今年は当たり年? スミイカ」
スミイカにアオリイカ 4年に一度の爆釣か?
昔から漁師さんたちの間では、
「イカは4年に一度いい漁の年がある。なんかオリンピックの年とそれが重なるんだよ」
という言い伝えのような話がある。
必ずオリンピックの年と一致するかは疑問だが、イカの漁獲量にはそんな周期性が見られる傾向にある。ちょうど今年は北京オリンピックのあったばかりで、釣果はどうだろうかと思っていたら、スミイカ爆釣のニュースが飛交っている。今年はスミイカとアオリイカの当たり年のようだ。
スミイカ釣りは、昔ながらのシャコをエサにしたテンヤ釣りはもちろんのこと、2年ぐらい前から流行り始めたトトスッテを使った胴突き仕掛け風の釣り、またアオリイカと一緒に釣るエギ仕掛けの釣りなど、いろいろなスタイルの釣り方が行われている。
テンヤ釣りとスッテ釣りは釣り方が似ていて、小突いてはシャクリ、小突いてはシャクる。特に強いヒキがあるわけでもないが、乗ったときのズシ~ンという重量感がこたえられない。
スミイカの本来の名前、いわゆる標準和名はコウイカ。平たく硬い骨があることからついた名前だが、釣り人からはスミイカという俗称で呼ばれる。
釣ったときに変に刺激すると、とてつもない量の墨をはく。釣ったときに墨をはかれないようにしてつかむのがベテランの技だが、ヘタをすれば自分が真っ黒な墨を浴びるか、または近隣にいる釣り師に浴びせてしまうので注意が必要だ。
墨をはかれないコツは、水面で暴れさせることなく静かに抜き上げ、すばやく胴の部分をガシッとつかむ。そして、墨をはかれても大丈夫なようにイカの脚(正確には腕)側を海に向けてカンナをはずし、すぐにバケツに入れるか、スミイカ用のスカリに入れる。
バケツに入れると、それまで我慢していたのか、信じられない量の墨をはいて、一瞬にしてバケツの水を真っ黒にしてしまう。
この墨の入った墨袋の扱いも料理のときは大切で、失敗すると白いはずのイカのお刺身がグレーになってしまう。料理の話はまた次回ということで・・・。
(次回はスミイカの料理。15日更新予定です。)

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