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つり通信

海洋フォトジャーナリスト豊田直之が、サカナ達の優雅な姿と共に、海と釣りへの深い想いを語ります。

現在位置: つり通信 > 豊田直之フォトエッセイ > 二十二話「桜も満開! 釣りも満開! ハナダイ」

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2008年4月 1日(火)

二十二話「桜も満開! 釣りも満開! ハナダイ」

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開花直前に寒い日が続いたり、雨が降ったして、桜の開花はもちろんのこと、だいたい満開のタイミングは例年もたつくもの。だが、今年は3月中旬に暖かい日が続き、つぼみから一気に満開へ。このままでいくと、入学式の行なわれるときには、すでに花が散りそうな勢いである。

また釣りにおいても、3月上旬から中旬にかけて春の潮がはいって濁り、いまひとつ釣果が鈍りがちだったのが、ここへきて桜の満開と歩調を合わせるかのように、急に伸び始めた。

そんなこの時期の釣り物のひとつが「ハナダイ」だ。

本当の名は「チダイ」。エラ蓋の縁が血のように鮮明な赤色であることから“血鯛”というのが由来らしい。

だが、釣り人は「ハナダイ」という、もっと夢のあるというか、イメージしやすい名で呼ぶ。これもいくつかの説があり、桜の花の咲く時期に釣れる桜色のサカナだから“花鯛”または“華鯛”というのがひとつ。もうひとつは大型になると、オスはおでこが張るので、これを鼻にみたてて“鼻鯛”という説である。

ボク個人的なイメージとしては、数が釣れて、桜が満開のようだから華鯛というのが一番いいと思うのだが…。

このハナダイに非常によく似た仲間に「マダイ」がいる。特に幼魚、若魚時代は双方とも酷似していて、知らないとみんなマダイだと思ってしまうほど。

このマダイとの見分け方のコツは、尾ビレの縁を見れば一目瞭然。マダイは尾ビレの後縁部(尾ビレの最も終わりの部分。マダイだとちょうど『く』の字型になっている部分)が黒く縁取られていて、またその下側の先端部は白い。

その一方で、ハナダイの尾ビレの縁は、尾ビレの色そのまま。まずはここでほとんど見分けがつくはずである。
仮に尾ビレが傷んでいて、この見分け方が使えない場合は、エラ蓋の縁をチェック。ハナダイはかなり鮮明な赤色で縁取られているが、マダイの場合はそのような色の縁取りはエラ蓋には無い。


(次回の予定はハナダイの料理。15日に更新予定です)

豊田直之プロフィール

龍宮千一夜

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