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つり通信

海洋フォトジャーナリスト豊田直之が、サカナ達の優雅な姿と共に、海と釣りへの深い想いを語ります。

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2008年2月19日(火)

十六話 やはり刺身かから揚げか? カレイ

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おそらく釣り人の特権というのは、魚屋やスーパーでは手に入らない超自然な状態で、しかも抜群に新鮮な食材を用意できることだろう。とくにマコガレイなどというと、自分で釣らない限りなかなかお刺身でいただくことはできない。

ボクもマコガレイのお刺身をいただいたのはここ数年前ほど。自分で釣ってきたものを自分でおろしてみた。30cmオーバーの良型なら、まずは絶対にお刺身でいただきたいもの。身は白身の部類だが、うっすらとピンク色を帯びている。薄くスライスしたお刺身は、好みにもよるかもしれないが、普通にわさび醤油でいただくよりも、ポン酢醤油にもみじおろしでいただいた方が合うように思う。ほんのりと甘みがあり、しこしことした歯ごたえも堪能できるはずである。

またやはり新鮮な状態だと旨みが違うと思えるのが、から揚げである。気の利いた居酒屋などに行くと、カレイのから揚げなるメニューもあったりするが、釣りたてのものは身離れのよさといい、味といい、それとはまったく異なる感じだ。

マコガレイをはじめ、カレイの仲間は、うろこがかなり細かい。下ごしらえとして表裏両側を丁寧に落とすことがポイント。エラと内臓とを取り除いたら、全体に片栗粉をまぶし、160度ほどに熱した油でカラリと揚げる。別にやや薄味の天つゆを作っておく。揚げたカレイを皿に乗せ、その上から全体にかかるようにその天つゆを大胆にかけてひたす。大根おろしを添え、温かいうちにいただく。ビールでも焼酎でも合うが、やはりカレイ料理には熱燗の日本酒がベストチョイスな気がする。

白ワインとアレンジするなら、洋風アレンジもいいだろう。フライパンにオリーブ油少々とニンニクスライスを入れて中火にかける。カレイの身とトウガラシとをいれ、身の両面に色がつくまで焼く。塩コショウで味付けし、醤油を少し加えて味を調える。身の上に一緒に揚げたニンニクスライスを乗せ、クレソンの葉を添えると、日本酒よりもワインの似合うおしゃれな料理となる。ぜひお試しあれ。

(つづく)

豊田直之プロフィール

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