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つり通信

海洋フォトジャーナリスト豊田直之が、サカナ達の優雅な姿と共に、海と釣りへの深い想いを語ります。

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2007年11月20日(火)

四話 沖縄のクロダイが一番旨かった

Nifty071104

クロダイもほぼ日本全国に分布し、各地でさまざまな釣り方が行なわれている。ボクは釣ったものは、身に毒があったり、よほどの外道でない限り食べてみる主義である。
日本各地で釣ったクロダイを食べてみる。意外に思ったのは、釣った場所によってかなり味も違うのだ。
今まで一番クセのあると思えたのは、千葉の銚子の磯で釣ったもの。釣り上げたときから、サカナが妙に磯臭い。銚子でも、利根川河口の堤防で釣り上げたものはこんなことない。だが、磯で釣った奴は、それこそウニを主食としていたのか、ウニガラを干したような匂いがしていた。地元のすし屋で刺身にして食べたが、やはり身にも磯臭さが残っていた。まぁこの磯臭さが、また焼酎にも微妙にマッチして、けっしてクロダイの食味に悪い印象を持ったわけではなかった。
あと一番の驚きは、沖縄で釣ったミナミクロダイ。南のサカナは比較的臭みが強かったり、大味なものが多く、このミナミクロダイに関してはまったく期待はしていなかった。さばいて刺身にして、とりあえずわさび醤油で一口。
「えっ?? なんでこんなに身が甘いの? 旨い、旨いっ!」
白身の身でまったくクセはなく、脂の乗りもほどほど、そして口に入れると甘みがじわっとにじみ出るという感じだ。刺身をいただいた後、残った身にこぶだしのつゆでお茶漬けにしてみた。これまた絶品。まずは沖縄に釣りに行くべし。

(次回へつづく)

2007年11月20日(火) 豊田直之フォトエッセイ固定リンク