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2016年3月28日(月)

【宮本英彦の江戸前を釣る】魚との真剣勝負が面白い!湾フグ釣り~実釣編:浦安 吉野屋
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3月18日に浦安吉野屋さんから、今年初となる湾フグ釣りに行ってきました。今回はその実釣編です。(浦安 吉野屋

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浦安 吉野屋:@niftyつり
住所:千葉県浦安市猫実5-7-10
電話番号:047-351-2544
料金:フグ船乗合1人 大人8,700円(エサは1パック500円、氷は一つ100円で販売) ※乗船料は、女性1,000円割引、子供は4,700円。
備考:出船時間は7:00。火曜日定休。

 出船前の注意事項

吉野屋さんでは午前0時から釣り座札を選べるシステムとなっています。
もし早く到着して希望の釣り座札を取る場合は、深夜なので車のエンジンは切って静かに待ってください。

11船宿前にボードがあるので、希望する席の札を取っておきます。


今回は5時に到着して左舷胴の間を選びました。同行者の松川さんと岡村さんの3人で並んで釣りすることにします。
吉野屋さんでは出船前に桟橋で釣り方エサ付け等のレクチャーをしてくれるので、もし始めてならば受けることをお薦めします。
これだけで物凄く助かるはずです。船の上では中々頭に入りませんが桟橋ならしっかり記憶に残ると思います。

12出船前のレクチャー、初心者は必ず聴くようにしましょう。


こうして定刻7時に左舷9名右舷9名と合計18人を乗せて河岸払い。この時間の出船なら電車で来られても余裕で間に合うでしょう。
ポイントの大貫沖までは約1時間少々掛かるので、ここは暖房の効いたキャビンに入り体を暖めることにします。


 やや厳しい天候

この日は南絡みの風が強く、沖へ出ると結構荒れていました。
実は湾フグ釣りには凪が適しています。理由は、釣り方が常にゼロテンションを保ち小さなアタリを捉えるスタイルなので、荒れているとアタリが分かり辛いからです。
しかしそんな好条件ばかり揃う訳がありません。自然相手の釣りなのでこれだけは仕方ありませんね。
到着したポイントは、大貫沖ではなく第二海堡でした。
これは釣れ具合や風の影響で、船長がその日一番釣り易いポイントに行くのでお任せです。
通常大貫沖ではアンカーを降ろして船を止めて釣るスタイルが多く、このことからもゼロテンションが適しています。
しかし、風が強かったりフグの反応が大きいときは、エンジン流しでピンポイントを狙う場合もあります。
今回は風が強いので第二海堡は風裏となるうえに、恐らく前日にも釣果が良かったという判断でしょう。

 幸先の良いスタート

水深は12~15mで、根掛かりは少ないとアナウンスしてくれます。まずは船下から丁寧に誘います。
オモリは8号夜行をセット、もしこれでラインが左右に流れてしまう場合は10号に変えていきます。
釣り場はとにかく風が強く、ゼロテンションを保つ事が難しい状況ですが、こうしないと繊細なフグのアタリを出すことはできません。
誘った後は必ず止めてアタリを待ちますが、しばらくアタリのないまま細かな移動を繰り返していきます。
海中は潮が効いてないようなので、オモリは8号のまま釣り続けることにします。
すると隣の松川さん船中1匹目となる小型のアカメフグ釣りました。

13まず顔を出したのはアカメフグ。


続いて私にもツンッとアタリがあり、アワせるとギューンと走る引き。これはフグに違いありません。
小型でしたのでそのまま抜き上げで1匹目。するとここで船長が「型が出ましたよ」とアナウンス。

01そして私には本命が登場。


まだまだ時間はたっぷりあるので、この調子だとツ抜けはできるだろうと期待が膨らみます。

 嬉しいゲストも登場

しかし、実際は後が続かず、周りでも釣れてる様子はありません。
この日は曇りなのでラインが見え難い状況でした。こんなときこそ偏光グラスを掛けることを薦めます。
ラインがはっきり見え、アタリを取り易くなりますよ。
また、竿の角度もなるべく目線より上にすることにより、ゼロテンションでのアタリが分かり易くなります。

05こんな時は偏光グラスが活躍。釣っている際のストレスはモチベーションにも関わってきます。


風波は増々強まり、この状態では大貫沖は無理かと、第二海堡周りを行ったり来たりが続きました。
船長からは「潮が動きません」とアナウンス。ここでキャストも試みましたが風が強く釣り辛いだけなので諦めました。
船中ではたまにマコカレイが釣れますが、その大きさに驚きました。30~40cm級ばかりですから。
隣の松川さんが「アタった?」と。でも掛からず「またアタった」でも掛かりません。
結局5回目のアタリで見事フッキング成功。しかし釣れたのは大型のマコカレイでした。

14これはゲストとしてはランキングトップクラス、非常に美味しい魚なので勿論キープですね。




 そして私にも

2時間ほど経過すると少し潮が動き出したようで、ポツポツっと本命ショウサイフグが釣れ始めます。
それでも全員に行きわたりません。ようやくオデコが一人ずつ消えて行く感じでしょうか。
私もその後はアタリがなく、ただひたすら誘い続けます。これを怠ると釣れるものも釣れませんから。
その甲斐あってか2回目のアタリをアワせると、重々しい引きが伝わりました。
海面まで寄せるとお待ちかねのマコカレイ。

17これは嬉しいゲストですね。これで気をよくして誘い続けます。


その後も全くアタリは出ません。他の方も同様でじっと我慢の釣りを強いられます。
たまらずキャストしたりしましたが、その恩恵は受けられないまま船下メインの釣りに戻します。
第二海堡周りは岩礁帯が多いので、大型のアカメフグが釣れ出します。
松川さんも小型ですが2匹目のアカメフグを釣りました。それにしてもこんなにアタリが出ない日は少ないです。
皆さん「釣れない、アタリもない」と言い出しますが、誰一人釣りは止めませんね。
それは誘い続けていれば釣れることを知っているからです。私もそんな一人なので突然来るアタリに備えます。

16沈黙の船中。いつか訪れるアタリを待ち、誘いの手は止めません。


そして遂に3回目のアタリが現れ、アワせると針掛かり成功。
ゴンゴンしたのでてっきりフグかと思いそのまま抜き上げると、これはホシカレイでした。

15少しだけガッカリ。




 アカメフグタイム到来

ここまで3バイト3フィッシュとパーフェクト。船長は風が当たっているポイントへ移動するも誰も釣れず、元の風裏ポイントへ船を戻します。
釣り人側も苦労してますが、一番苦労しているのは実は船長だったと思います。

18当日いろいろと行動してくれた船長とともに。


そして何となく当たった気がして竿を立てると、エサの重さが感じられず見事にエサだけ取られてました。
この後キャストしたらエサだけ外れて大失敗、ここまでエサは5匹しか使っていません。
松川さんは小型のショウサイフグ釣りましたが、これは自分でリリースサイズと判断してリリースしていました。
後半になっても状況は変わらず、アタリのないまま時間だけが過ぎていきます。

02それでもたまにポツーンと大型アカメフグが釣れたりするので、気は抜けません。


ラスト10分は好ポイントに入ったらしく、ミヨシから順番にアカメフグが釣れ出し右隣の岡村さんもようやく初アカメフグを釣りました。
しかしここで無念のタイムアップ。残念ながら私のところまでアカメフグが回って来ませんでした。
こうして釣果はショウサイフグ1匹マコカレイ1枚ホシカレイ1枚で終了。エサも最後に付けたのを入れて6匹しか使いませんでした。

19私の釣果。


数日前には20匹以上の釣果も出ていたので、風が収まり大貫沖へ入れればもう少し釣果も上がったものと思います。
帰港後、宿でこの日の8匹で竿頭になった常連さんと話をしましたが、最初のうちはアタリっぱなしだったと聞いて驚きました。
持参したエサ24匹がなくなってしまう程だったそうです。何しろアタリはあるものの中々掛からず苦労したとのこと。
確かに船釣りの場合釣り座の優劣が出てしまうことが多いですが、この日はどうやらトモが有利だったようです。
もしトモに座りたかったら、前日の午前0時から釣り座札を選べますので実行すると良いでしょう。
私も何度か午前0時に並び有利な釣り座を取ったことがあります。ただ取れたからと言って必ず釣れるとは限りません。
この辺が釣りの面白いところですね。私の持論は「釣りに絶対はない」。今後も苦労の末に釣れた喜びを味わうことにします。


 ご愛読ありがとうございました!

さてここでお知らせですが、長い間続きました「宮本英彦の江戸前を釣る」が今回で終了することとなりました。
毎回釣れたり釣れなかったりの繰り返しでしたが、実に楽しい連載が行えたのも皆様のお陰だと思います。
本来は「江戸前を釣る」でしたが、外房や相模湾等へも行ったり個人的にも楽しませて頂きました。
また多くの船宿さんに協力して頂き、改めてお礼を申し上げます。
本当に今まで長いお付き合いをして頂きまして、ありがとうございました。


文:宮本英彦


追伸:連載はこれで終了しますが、ブログの方は今まで通り続きますので宜しくお願い致します。


準備編はこちら
【宮本英彦の江戸前を釣る】魚との真剣勝負が面白い!湾フグ釣り~準備編:浦安 吉野屋

協力:浦安 吉野屋

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