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2016年3月28日(月)

【宮本英彦の江戸前を釣る】魚との真剣勝負が面白い!湾フグ釣り~準備編:浦安 吉野屋
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今回の取材は湾フグ釣り。船宿はいつもの浦安吉野屋さんです。(浦安 吉野屋

01


浦安 吉野屋:@niftyつり
住所:千葉県浦安市猫実5-7-10
電話番号:047-351-2544
料金:フグ船乗合1人 大人8,700円(エサは1パック500円、氷は一つ100円で販売) ※乗船料は、女性1,000円割引、子供は4,700円。
備考:出船時間は7:00。火曜日定休。

 いつでも楽しめる湾フグ

吉野屋さんでは一年中湾フグ釣りで出船しているので、いつでも気軽に楽しむことができます。
ここでの狙いはあくまでショウサイフグ。ゲストでアカメフグやトラフグが混じることもあります。

02釣り場によってはアカメフグが釣れることも。


震災後の一時期は釣果が延びませんでしたが、一昨年から以前のように釣れ出し一安心。
そしてこれから水温が少しづつ上昇するに従い、釣果も上がり安定すると思います。
さらに5~6月になると白子が入り始め、これ目当てで多くの湾フグ師達が訪れるようになります。
また少しでも釣れ出すと平日にも関わらず、多くの湾フグ師の方が訪れ驚かされます。
なぜこれ程人気があるのか?これは一度やってみると理解できると思います。
ものすごく小さなアタリを感じ取り、掛けた後の喜びは実際に釣ってみると分かるでしょう。
私も始めの時期はカットー=引っ掛けのイメージがありましたが、やってみるとこれが大きな間違いだと気付きました。
一時的に深場で胴付き仕掛けの食わせ釣りを楽しんだ時期もありましたが、やはり湾フグ釣りの醍醐味はカットー釣りにあると思います。
富津の船宿はカットー禁止で食わせオンリーでやってますが、これはご当地の釣り方なので食わせ好きの方に向いているでしょう。

 釣り場と仕掛け

エサは冷凍エビで、吉野屋さんでは周年アルゼンチンアカエビです。

03エサ付けはこのように。


今回もカットーオンリーでの釣行。ここ最近の釣果は数日前に釣れ出して期待が持てる状態です。
竿頭が20匹以上、時には30匹以上の釣果が出ていたので、これは見逃す訳には行きません。
釣り場はほとんど大貫沖の水深6~15mくらいで、季節や潮の影響で水深を変えています。
そのため竿と仕掛けは一 年中同じで構いません。変えるのはオモリの重さだけです。
今の時期は水深10m前後なのでオモリは8~10号で良いですが、万が一潮が早い場合もあるので15号まで用意しておくとよいでしょう。
そうしておくことで様々な状況変化にも対応でき、楽しく湾フグ釣りができます。
また、一時的にショウサイフグの釣果が芳しくない時は、岩礁帯でアカメフグを狙うこともあるので船宿の釣果欄は要チェックです。
アカメフグ釣りも竿と仕掛けは同じで構いません。ただ根掛かりの多いポイントでの釣りとなるので、仕掛けの予備は多めに持参するようにしてください。
仕掛けの作り方は過去の「江戸前を釣る」に掲載されてますので、こちらを参考にしてください。

 竿は必ず専用のものを

この釣りには専用竿が必要となります。これがないとこの釣りの楽しさを理解できないと言っても過言ではないでしょう。
大型釣り具店に行けば各メーカーの湾フグ竿が置いてあると思うので、自分の好みの竿を選び出してください。
私のお気に入りはシマノ「リアランサー湾フグ180」と、今は生産中止となってしまったシマノ「ベイゲーム湾フグ」です。
リアランサーの方は実に繊細な穂先なので、凪の日には驚く程のアタリを感じ取れます。
逆にベイゲームは少し硬めの穂先なので、風の強い日の重めのオモリを使った釣りに適しています。
この2本があればどのような状況でも対応できるので、可能であれば予備竿としても2本持参することを薦めます。
特にベイゲームは私の周りで密かなブームとなり、知り合いはお店を探し回りようやく手に入れたりしていました。
またリメイクしての発売を望んでいます。手頃な価格も人気の秘訣でしたね。

04私の愛竿。


何しろ湾フグの竿は実に個性的で、繊細な穂先と強度があるバット部分は調子でいうと9対1調子です。
これで自分にしか分からないようなアタリを見分け、スッと竿を上げただけでフグが掛かる仕組みになってます。
従って他の竿での代用はやめた方が良いでしょう。せっかく行くならここは専用竿の購入を薦めます。

05釣り方がちょっと特別なので、必ず専用ロッドを。


もし竿の購入をためらっているようなら、船宿でレンタル竿を借りるようにしましょう。
一度湾フグの楽しさを知ってしまうと、次に行く時には自分の竿が欲しくなっていると思います。

 リールとライン

リールは慣れてくるとキャストする場面もあるので、軽くて回転の良いタイプが良いでしょう。
私はシマノ「アルデバラン」を使用してますが、PE0.8号のラインを入れてあるのでカワハギ釣りと共用してます。
軽くて回転も滑らかですし、遠心力ブレーキ搭載なのでキャストも楽です。
また、リーダーは必ず付けた方が良いでしょう。こうすることでカットー仕掛けが手元に来ても絡まずに済みます。
これがPEライン直結だと、エサ付けのときに風でPEラインが仕掛けに絡み付いたりするのでリーダーを付けることを薦めます。
リーダーの長さは1~1.5mあれば十分です、この長さでもショックリーダーの役目をするので付けるようにすると良いでしょう。

 くわせ針の功罪

仕掛けはシンプルでカットーオンリーです。途中の食わせ針は付けません。
この辺は各自の好みで構いませんが、できたらカットー一本で勝負してみてはいかがでしょうか。

06船宿オリジナル仕掛けもあります。


食わせを付けていればそれなりの効果があり、釣果アップに繋がるとは思いますが、デメリットも多いので私は付けません。
デメリットは、オマツリしてしまった場合に解くのがとても面倒な点です。
また食わせエサの重さが竿に感じてしまい、 思い通りの誘いができないこともあります。
一方、メリットは確実に釣果アップが望めるところです。さらに集魚効果もあることは間違いありません。
しかし、カットーを覚えてしまうと、食わせを付ける気がなくなります。
これは個人差もあると思うので、絶対に付けるなとは言いませんのでご安心ください。

 釣り方のイメージ

釣り方はカットーオンリーでも食わせを付けていても同じです。オモリが海底から10cm程度離れているイメージで釣ってください。
恐らく海底では10cm程度動かしているつもりでも、実は30cmくらい動いているかも知れません。
私の場合は竿先をトンッと10cmくらい動かしています。ただし、これは凪いでいるときでの場合で、荒れてしまったらこうはいきません。
誘いは静かに行い、アワセはシャープに行ってください。もし誘いを激しくしてしまうと湾フグは臆病なので逃げてしまうことが考えられます。
そして誘いの後は必ず止めてアタリを見逃さないようにしましょう。アタリのほとんどは止めた直後に出ることが多いのが特徴です。

 アタリとアワセ

ここで誘いのタイミングですが、1・2・3で誘うか1・2で誘うかの二通りです。
後はその日の釣れ方で、止める時間を長くするかテンポ良く誘い続ける方が良いのかを判断するようにしましょう。
湾フグ釣りは常に誘っていないとアタリが出ないことが多く、ただじっと待っていてはフグに気付かれず他の魚にエサを食われてしまいます。
このためにも常に誘い続け、フグ以外の魚にエサを取られない工夫も必要です。
一度エサを見つけたフグは執着心が強く、ビックリアワセでフグを驚かさなければ何度でもエサにアタックして来ます。
またフグはホバリングしながらエサを食べるので、全くアタリを感じないのにエサをツンツルテンにされてしまうこともあるんです。
このために止めたときにはゼロテンションで竿先に負担を掛けない状態で待ち、微かなアタリも見逃さないようにします。
アタリがあったら竿を軽く30cm程度上げるだけで十分です。これだけで鋭いカットー針にフグの重さと竿の弾力で掛かる仕組みとなってます。

07アタリを捉えたらスッと軽くアワせるだけで掛けられます。


掛かった後はフグの引きに合わせてリールを巻くだけです。
ただフグは驚く程遊泳力があるので上に向いて来るとリールを巻いていても掛かっている感覚がなくなります。
ここでバレたと思わずに一生懸命リールを巻き続けると、再び重さと引きが伝わり感覚が戻って来るでしょう。

 初心者でも安心

アタリが出たらアワせないと絶対に掛からないカットー釣り、個人的に何となくフグと勝負している気がして好きですね。
吉野屋さんでは出船前に初心者の方のために桟橋でレクチャーを行います。特に初めてチャレンジする場合は必ず受けることを薦めます。
ほんの10分程度のレクチャーですが、エサ付けから誘い、アワセまで教えてくれるので助かると思います。

08出船前のレクチャー、慣れないうちは必聴です。



09また、レンタルタックルも完備してあり、仕掛けも宿で販売しているので初めての方でも安心です。



実釣編に続きます。
【宮本英彦の江戸前を釣る】魚との真剣勝負が面白い!湾フグ釣り~実釣編:浦安 吉野屋

協力:浦安 吉野屋

文:宮本英彦

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