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2012年1月18日(水)

【宮本英彦の江戸前を釣る】<番外編>ライトタックルで楽しむヒラメ~実釣編~:鹿島 長岡丸
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今回は鹿島まで足を延ばしての番外編。いつものような江戸前感覚のライトタックルで宮本英彦さんがヒラメ釣りを楽しんできたレポートです。(鹿島 長岡丸

⇒準備編はこちら

2011年12月末、ライトタックルのヒラメ釣りに行ってきました。
鹿島長岡丸さんでこの釣りをするのは始めてなので、期待が高まります。

鹿島 長岡丸@niftyつり
住所:茨城県鹿嶋市角折2354-10
電話番号:0299-69-0930
料金:12,000円(エサ、氷込み) ※女性、子供(小学三年生~高校生)は乗合料金が半額
備考:出船時間は6:00。要電話予約。座席は先着順です。
ヒラメは3月いっぱいまで楽しめます。別船のショウサイフグ船も、良型が数狙えておすすめです!


001潮の色も良い感じで、直感的に「釣れる」気がします


最初はオモリ40号でスタート、これでオマツリが多発するようなら50号に取り替えるつもりです。


「スタート」の合図とともに、エサのイワシを付けて仕掛けを投入。ヒラメ釣りの場合、最初の一投目に食ってくることが多いので、テンションが高まります。
船は横流しでポイントを探索。この日はこのエリアにイワシの群れが入っているようで他の船も多く流していました。


 仕掛け選び

ここでヒラメ釣りの基本的な部分に触れておきましょう。
まず仕掛けですが、船宿や釣具店で購入できる一般的なもので良いと思います。
私の場合は、いろいろ試した結果、捨て糸40cmのものに決めています。常にオモリを底から離して釣るので、捨て糸は短い方が好みです。
ただ釣り場によっては、オモリを常に底に付けながら釣る場合もあるので、事前に船宿に仕掛けの確認をしてください。
釣り場によっては捨て糸の方がハリスより長い場合もあります。これも釣り場に合った仕掛けなので、そのような場合は従った方が賢明です。


08迷った場合は船宿オリジナルが無難


 ライン操作の注意点

まず仕掛けを降ろし、底立ちを確認したら、すぐにオモリを底から離します。
今回の釣りのように横流しがメインの場合は船は常に移動しているので、竿を上に上げる程度で充分です。
底を切ったあと、そのままにしていると、船の移動によってオモリはどんどん浮き上がってしまいます。従って、常にオモリが底に触れていることを確認しながら、ラインを少しづつ出して行きます。ここでラインを出し過ぎるとアタリが分かりにくくなるだけでなく、オマツリの原因にもなるので注意してください。
潮が速い場合はどんどんラインが出て行きますが、その場合はリールのスプールをサミングしながら調整してください。
ラインを送っていると、ある一定のところでラインの出が止まると思いますが、その後も竿を下げたりして底立ちを確認する事が大事です。もし底立ちが確認出来ない場合は、再びサミングしながらラインを少しづつ出して行くようにしてください。


 アタリの取り方

底立ち確認出来たら、アタリに備えます。
払い出しの潮の場合は竿をやや上向きに、船下に入る潮のは場合は竿を船と平行にするのが理想です。ただし、竿が短い場合は船底にラインが触れる事が考えられますので、必然的に竿を下に向けるしかありません。
さて、実際にアタリが来た場合の注意点ですが、決してリールからラインを出さないようにしてください。ここでもし弱気になり、リールからラインを出してしまうと、ヒラメはエサを離してしまいます。
ラインを出さなくても、ヒラメは船に併せて移動し、エサのイワシに食い付いたままなので大丈夫です。食いっ気があるヒラメなら、更に食い直しますので竿が曲がったままでも問題ありません。さらに、食い直したヒラメが反転すれば、竿が思いっきり引き込まれて、こっちのものですが、それでも100%掛かるとは限りません。このあたりがヒラメ釣りの面白さといえるでしょう。


002最初のアタリから掛けるまでがライトタックルでよりエキサイティングに


何しろヒラメが食いつき、最初のシグナル「クンクン」から次の「クンクン」まで数十秒掛かる事なんてざらにありますから我慢が必要です。恐らくこのような状態を「ヒラメ40」と例えたのでしょう。本当にドキドキイライラしながも待ち続けるしかありません。
もし半信半疑で合わせたくなっても、そのままにしておく事が最善です。それでも数十秒そのままで待ち、我慢の限界がきたら、ゆっくり静かに竿を上に上げるようにして訊いてみます。もしまだヒラメが掛かっていれば、再び「クン...クンクン」と生体反応を感じられはずです。でもここで合わせてはいけません、竿はそのままの状態で次の引き込みまで待ってください。
ゆっくり竿を上げた動きによって、慌ててヒラメが食い込んだという経験も多くあるので、注意が必要です。


 掛けた後のやり取り

ヒラメが掛かったら、ゆっくり竿を一定の高さに構えてリールを巻き続けて下さい。
大型のヒラメの場合はグイグイと引き込み、リールからラインを引き出すでしょう。それでも慌てず、引き込まれた時はリールを巻く事を止めて引きに耐えていれば大丈夫です。


003ラインは決して出さないように


間違ってもポンピングはしないこと。ポンピングをする事によって一瞬でもラインが弛んだらバラシの原因となります。竿は曲がったままにして、竿の弾力を最大限に活かしてリールを巻き続けるように心掛けることです。


 トモばかりに...

この日の船長は細かく流してくれるうえ、アタリがなければすぐに移動と、本当に気持ちよく釣りができます。
まず最初の釣果は大ドモのお客さんにありました。サイズは1kg前後でしょうか。続いてもトモ寄りの方で同サイズ。さらに反対側でもポツポツ釣れ始めたようです。
一方、私にはアタリがまだありません。こんな事は何度も経験しているので焦らず待つ事にします。


004どうやら釣れているのはどちら側もトモ寄り


船は移動の度に左右入れ替えていますが、これだけはどうする事もできません。
1時間が経過、釣っている方は2~3枚と良いペースです。海の状況も非常に釣り易く、今のところオマツリは一度もありません。依然、私にはアタリも訪れる事なく、毎回エサのイワシが元気に泳ぎ回っています。


 念願の1尾目

船中半数近くの方が型を見たと思われる頃、やっと最初のアタリが訪れました。ライトタックルなので、咥えている様子が竿を伝わり良く解ります。
最初の「クン」から持ち込まれるまで、どのくらい時間が経ったか解りませんが「クンクン」が「グン・・・グンッ」と力強くなるまで待ち続け、ようやく竿が引き込まれたので大きく合わせます。「ドンッ」とヒラメ独特の重さが伝わり針掛かり成功。
ここからはただゆっくりとヒラメの重さに耐え、リールを巻くのみです。時折「グン・・グンッ」と水中で抵抗をみせますが、その手ごたえから、残念ながら大ヒラメでない事は確認できました。
この時、潮は船下に入る状態だったので、船の陰からゆらりと姿を見せたのは1kgサイズ。
中乗りマサキ君の差し出すタマに入り一安心。


005これでオデコは逃れられました


すぐに元気なイワシに付け替えて投入。すると2~3分後に再び「クン・・・クンッ」と生体反応が。今度も慎重に食い込むまで待ち続け、「よしっ」と合わせると、一瞬だけ重さを感じただけで、針掛かりせずにバレてしまいました。


006仕掛けを回収すると、エサのイワシは見るも無残な姿に・・・ボロボロになっています


まあ感じとしては小型だったため、食い込みが浅く針掛かりしなかったのでしょう。
この日、釣れてくるヒラメは全般的に小型が多く、非常にテクニカルな状況となりました。
その後、良いポイントに入ると、前後左右で誰かしら竿を曲げてる事が多く、ヒラメの活性は高い様子。
私にもアタリがあるものの、ミヨシで短竿の欠点が出てしまい、波でグリップエンドが船縁に当たって折角咥えていたエサを離してしまうという場面がありました。
ときどき「ククンーッ」と勢いよく当たったと同時にフッと軽くなったりもしましたが、これはイナダの仕業。さらに、巻き上げ途中でイナダが食って来る事もありました。もしイナダと判断出来たら強引にやり取りしないとオマツリの原因となります。


007外道にイナダが混じります


何しろこの日の私は調子が悪く、アタリはあるものの、なかなか針掛かりまで持ち込めません。その度に「小型だ」と言い訳ばかり。実際、エサに残った歯型を見る限りでは間違っても大型ではないと判断出来ます。そして、この打率の悪さに自分でも嫌になる程、5回アタリで1枚しか釣る事が出来ていません。
困ったことに、この調子の悪さは続き、6回目も逃し・・・、7回目も・・・.8回目も.・・・。なかには良い感じで持ち込まれ、一度は「針掛かり成功」と思い、ゆっくり巻き上げている途中でバラしてしまうなんて事もありました。


 どうしても釣りたくて仕掛けを変更

周囲で釣れているサイズは小型ばかりなので、ここで船宿オリジナル仕掛けにチェンジする事にします。その理由は、孫針がトリプルフックなので小型でも釣ってしまおうというもの。恥も外聞も無くなりました。


008もうただ単にヒラメが釣りたい...そんな気分で仕掛け交換


この間にイナダを2本釣ってはいますが、いくらイナダを釣っても外道です。ただ、前回このイナダを持ち帰り食べたところ、意外に美味しかったので今回もお持ち帰りします。

さて、時間だけが刻々と過ぎて行き、沖上がりの12:00が迫ってきます。
そこで、最後頼みの綱と思ってキープしておいた、やや大型のイワシを付けて投入するも、その甲斐虚しく、イナダにエサだけ持って行かれて意気消沈。
引き続き投入すると、今度は「クンクンッ」とイワシが捕まえられた様子。ヒラメからのシグナルが訪れます。「今度こそは」と慎重に食い込むまで待ち続け、竿が水中一杯に引き込まれたところで合わせを決めて針掛かり成功。
ただし、ほとんど抵抗を感じることなくリールがどんどんと巻けます。ここで大物ではないと判断出来ました。そして、上がってきたのはリリースサイズと呼べる小型。しかも親針に掛かっています。


009釣れたもののサイズが...


全く元気が無いのは、一度針が口の中に掛かったものの、余りにも送り込んだので中から出てしまい口の周りに再度掛かったと思われます。その証拠に、針が口に掛かっているのに、口の中から血が出てきます。これはリリースしても無理と判断。仕方ありませんが持ち帰る事にしました。


010本日の釣果


こうして一応ヒラメは2枚釣りましたが、サイズが思うように行きませんでした。
結局この日は9回のアタリで、釣れたヒラメは2枚だけという、下手くそ丸出しの釣りでした。ただ、通常の乗り合いでも十分ライトヒラメが楽しめると実感出来たのが大きなお土産でしょう。
ライトタックルゆえに心配していたオマツリも、反対側の方が小型がスレで掛かりクルクル回転しながら上がってきたときの一度だけ。まさかこれ程うまくいくとは思いませんでした。


011 船長の流し方にも注目


 ヒラメもライトタックルが面白い

潮が早く、ライトタックルが適さないという状況もありえますので、今後行かれる方は、最初にライトタックルでをやりたいと必ず申し出て下さい。
今回は状況もよく、小型のヒラメでもライトタックルならではの引き味を充分楽しむ事ができました。これが通常のヒラメタックルだったとしたら、ただ重いだけで引き味は半減してしまうでしょう。
個人的には波の影響が大きい場合に短竿でアタリにどう対処するかなど、まだまだ課題も多く残されています。今後もしばらくヒラメ釣りは、ライトタックルで楽しみたいと思います。


鹿島 長岡丸@niftyつり
住所:茨城県鹿嶋市角折2354-10
電話番号:0299-69-0930
料金:12,000円(エサ、氷込み) ※女性、子供(小学三年生~高校生)は乗合料金が半額
備考:出船時間は6:00。要電話予約。座席は先着順です。
ヒラメは3月いっぱいまで楽しめます。別船のショウサイフグ船も、良型が数狙えておすすめです!

文:宮本英彦

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