本文へジャンプします。



つり通信

旨い魚を釣りたい!食べたい! 今何が釣れるのか、爆釣願って沖に出た、業界最速の実釣レポート!

現在位置: つり通信 > 釣り方・仕掛けなど人気魚種の攻略法を紹介! ~ 沖釣りキング ~ > 【発案者が教えるティップラン】クレイジーオーシャン的エギングの秘密

釣り方・仕掛けなど人気魚種の攻略法を紹介! ~ 沖釣りキング ~ RSS

2011年7月15日(金)

【発案者が教えるティップラン】クレイジーオーシャン的エギングの秘密
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんこんにちは。クレイジーオーシャンの太田です。
今年の春シーズンのエギングはいかがだったでしょうか?

今回は、自分達が考えるボートエギングゲームについてお話ししたいと思います。
ティップランやFP流などのボートエギングを行う中での、考え方の参考になればと思います。


Image001


 チーム「クレイジーオーシャン」とは

自分達のチーム「クレイジーオーシャン」のメンバーは、ブラックバスのトーナメントに出ていたトーナメンターの集まりです。バストーナメントをしていた時のフィッシングゲームの組み立て方は、ボートエギングを行う上でも大変役に立っています。
バストーナメントでは、同時にたくさんのアングラーが参戦します。この、『同時に複数人が同じフィールドで釣りをする』ということは重要なことです。いろんな条件の中で、同時にいろいろな釣り方をすれば、そこからいろいろな答えが生まれてくるからです。
例えば、同じ条件の中で5人で釣りをすれば、5通りの考え方が発生します。これがもし自分1人だけなら、1人だけの結果で終わってしまうわけです。


 チームで活動する意義

我々クレイジーオーシャンのメンバーは、四季を通してエギングをしています。暑い時は半袖でエギングをし、寒い時でも防寒服でエギングをしています。言い方を変えれば、年中エギングをしている「エギング気狂い」です。そんな、エギング気狂い集団がチーム「クレイジーオーシャン」です。
クレイジーオーシャンのメンバーは、平均一人最低、月に3~4回はエギングをしています。年間に換算すると、3回としても、5人×3回×12カ月=180つまり、1年間に180パターンの経験をしているわけです。
そしてメンバーはエギングをしている最中、また終わってからも、常に情報交換を行っています。そして現在では、よくお邪魔させていただく三重の遊漁船の船長からもティップランの参考になる意見をいただくことが多くあります。

また、現在私達が住んでいる三重では、漁師さんはヒッパリと呼ばれる釣り方でアオリイカ漁をしていますが、昨年あたりから漁師さんもティップランをしている姿を良く見かけるようになりました。
最近では、漁師さんにロッド、ライン、エギ、エギのカラーなど、細かく質問されることがあります。このように漁師さんと情報交換をすることにより、自分達のエギングも進化するのです。
情報交換をしてみると、エギのカラーなど結構意見が合うことも多く、いろいろ参考にさせていただいています。漁師さんにも認めてもらえるようになったのは大変嬉しいことです。

こういった情報のすべてが、我々が関わる様々な製品に生かされているのです。5人のメンバーなので、意見が合うことより意見が違うことの方が多く、その意見の違いをそれぞれで検証していろいろな製品が生まれています。
各メンバーが検証することにより、完成度の高い製品が生まれるのです。1人だけでやっていたら、それだけで終わってしまいますが、メンバーの集合により集められた結果で、たくさんのエギンガーに少しでも多くのアオリを釣ってもらえればと思っています。

今回は私達がボートエギングゲームの考え方の基準としていることについてお話させていただきますが、お話しさせていただくことについては、今までのエギングだけでなく、バスフィッシング、ショア&オフショアフィッシング、いろいろな釣り、四季を通じての魚釣りが元になっているのです。


 ボートエギングゲームでの考え方の基準

それでは、私達がボートエギングゲームを行う上で、何を基準に考えているかをご紹介していきましょう。

1、アオリイカの生態
エギングを行う上で、釣り方ばかりにとらわれがちになりますが、アオリの生態を知らなければ年間を通じてアオリを狙うことはできません。
現在、ティップランとFP流の2通りが釣り方のメインとなっていますが、場合によってはどちらでもない、普通のキャスティングで釣ることもあります。アオリの生態に合わせて釣り方を変更するからです。

そこで今回は、釣り方のメインとなっているティップラン&FP流を、どのような状況で使い分けるのかを説明したいと思います。

まず、ティップラン&FP流どちらの方法でも、年間を通じて釣ることは可能です。真冬でもアオリイカは10メーターより浅いポイントで釣れたり、春でも、20メーターより深いポイントで釣れたりもします。でも重要なのは、自分が釣行する時期に、アオリイカはどこにいるのかを考えることです。もちろん、それが分かれば誰でも簡単に釣れそうですが。
どれだけ、ティップランで過去にいい思いをしていても、それは過去の釣果であって、やはり重要なポイントとなるのは、釣りをしているその時点で季節的にポイントが合っているかどうかです。

最近もある質問をされました。内容はこんな感じです。
「ティップランをしているのですが、アオリが釣れません。なぜですか?」
もっと詳しく聞いてみると、「水深20M以上でティップランをしています、なぜ釣れないのですか?」ということでした。
この質問をいただいた時期は4月です。では、「なぜその水深でティップランをするのですか?」とたずね返すと、「去年の秋にいい思いをしたから」と返ってきました。釣れない理由は簡単です。その場所にアオリがいないからです。どれだけ秋に釣れても、秋と春では全くポイントが違うでしょう。

例えば、この記事をご覧になっている方でバス釣りをされたことのある方へ質問です。ブラックバスを初めて釣りに行ったとして、陸っぱりならどこへキャストしますか?野池の中心や、川の中心に向かってキャストしますよね。それでは、今度はボートからバスフィッシングをした場合、どこを狙いますか?陸っぱりでキャストしていた岸沿いを狙うことが多いと思います。

では、再度同じ質問です。前述のことをふまえた上で、陸っぱりに行った場合、今度はどこへキャストしますか?多分、岸と並行にキャストすると思います。
魚の生態を理解していない場合にやってしまうこととは、例えばこういうことです。要は、魚のいる場所、アオリのいる場所を的確につかめば、アオリを釣ることが楽になるということ。

今、ここでアオリの生態は説明しませんが、知らない方は、アオリイカの1年を通じての生態をネットや本で調べてみて下さい。それが、アオリをキャッチする上で一番重要なことです。釣り方は、その後で考えるのが正しいのです。


Image002クレイジーオーシャン元座氏、エギ王Qコノシロ(KNH)カラーにてヒット!


2、エギ
生態を知ることの次に重要なのは、エギ、つまりアオリから見たエサです。
エギを選ぶ上で特に意識したいことは三点。動き、フォール姿勢、そしてカラーです。

まずは動き。エギの動きは、メーカーによって様々です。ただし、基本的な形は変わらないので、全く違う動きをするとは考えられません。
しかし、その日の条件において釣れるエギと釣れないエギが出るのは事実です。
また、季節によりアオリの好む動き、好まない動きがある様にも思います。アオリは、フォールの段階でエギを発見し、エギの動きに付いてきます。そして、止まった時にエギを抱きますが、エギの動きについても、季節ごとのパターンがあると思います。

初秋の新子の時期はダート幅の大きいエギ、音の出るエギに反応する傾向が強く、ティップランのシャクリでも、結構速いスピードを好む場合があります。
最盛期のティップランでは、ガンガンシャクった直後にアタリが多いことがあります。
真冬はシャクった後、しばらく止めてからアタリが出たりします。春の産卵期は、あまり動かないエギに反応したり、エギのサイズによっても反応が変わったりします。

現在発売されているエギの多くは、エギのサイズ(2号~4号)と、沈下速度(シャロー&ディープ)で、季節ごとの釣り方を分けている場合が多いと思います。しかし、私が今思っているのは、今後はブラックバスのルアーの様に、季節や狙うポイントによって今までとは違う種類のエギが出てきても良いのではないかということです。同じメーカーで同じ水深を狙う場合でも、厳密にいえば全く違うタイプのエギがあっていいと思います。これはこれからの課題ですね。

次はフォール姿勢。どんなに動きが良くても、フォール姿勢次第で釣れるか釣れないが決まります。
フォール姿勢で絶対言えることは、尻が下がらないということ。カンナ部分(尻部分)がフォール中に下がるエギは決してよくない様に思います。例えば、ティップランの様に中層でステイ(止める)させた場合、エギは水平姿勢、または少し頭が下がる状態がよく釣れる様に感じます。

そして、エギのカラー。これも人それぞれですが、自分達や遊漁船の船長、漁師の方と話をしてもやはりいえることは、季節、水深、時間帯、水色によって、釣れるカラーや釣れないカラーが必ず存在するということです。
いつでも釣れる場所ではあまり関係はないかもしれませんが、状況がタフになればなるほど、カラーによる違いは大きく影響します。これこそ一緒に何人も同じ釣り方をした時に大きく差が出る要素です。

先日も、三重のティップランにおいて有名な船長とカラーの件で話をしました。テーマは、自分達が良く使う通称「魔法のエギ」エギ王Qのコノシロカラー(KNHカラー)が、なぜ魔法のエギと呼ばれる様になったかです。
この魔法のエギ、ティップランで釣れている時に、専用エギのどのエギよりも釣れることがあり、極論をいえば、近くでこのエギを使っていると、このエギしか反応しないことが年間で頻繁に発生する場合があります。
逆に全く釣れない場合もありますが、年間を通じて見るとコンスタントに釣果が出ています。これは、たまたまでは無く、年間180日以上の皆のエギングで実証されている事実です。遊漁船の船長も同じことをおっしゃっています。

⇒エギ王Q「KNH」コノシロカラーの購入はこちら

また、マルキユー、ダートマックスのパープルカラーも、場所によっては絶対的なパワーを発揮します。


Image003クレイジーオーシャン 御堂氏 ダートマックスにて

⇒マルキユー ダートマックス パープルカラーの購入はこちら


その日のヒットカラーというものは必ず存在します。
例えば、夏の水色、冬の水色では全く色が違います。当然水中での、エギの見え方も変わってくるはずです。
水色によって、アオリから見えるエギまでの距離は当然変わります。クリアな時にハッキリ見えるカラー、濁った時に良く目立つカラー、本当に当たり前のことなのですが、これも、同時に何人もエギングをしているからこそ、気付くことも多くあります。

最近では、いろいろな遊漁船の船長とお話をさせていただくこともありますが、必ずカラーの話になります。
船長が「このエギのこのカラーが釣れているよ」と教えてくれることがありますが、その時の水色や、アオリの活性を見て勧めてくれていると思いますので、参考にして間違いはないでしょう。
せっかくお金をもらって乗船してもらうのであれば、船長の心情としては、絶対釣っていってもらいたい、だからこそ、的確なアドバイスをくれているのだと思います。

メーカーが、エギのカラーをたくさん出しているのは、決して数を売りたいだけではありません。多くのメーカーからいろいろな種類のエギが出ていますが、その数だけの答えはあると思っています。
今、お話したことは自分達の住んでいる三重を基準にさせていただいたお話ですが、みなさんが良く行かれるポイントでのヒットカラーは必ず存在すると思います。いつものオレンジやピンクなどの定番カラーの他に、アオリの食性にアピールするカラーなども試していただければ、思わぬ大釣りになることもあり得ると思います。


Image004今でも、大活躍、信頼のエギ


上から (ヤマリア)エギ王Q OLK、OLK2、KNH、(マルキユー)ダートマックス、クリスタルボーダーパープル。
最近、魔法のエギ(KNH)が有名になっていますが、本来のクレイジーオーシャンのド定番カラーはOLK。ティップランのすべてはこのエギから始まりました。その分、私の信頼も大きいです。
ジークラック・ノーズコーンシンカー25g、30gとの組み合わせで、最高の釣果を約束してくれます。


Image005ジークラック・ノーズコーンシンカー25g、30g

⇒ジークラック・ノーズコーンシンカー購入はこちら


3、ロッド
現在、たくさんのエギングロッドが発売されていますが、今回は商品自体についてではなく、日頃私がエギングロッドについて感じていることについてお話しましょう。

例えば、ティップランロッドを例にしてみると、同じエギ、同じライン、同じ様なシャクリをしていても、この人には釣れるが、この人は釣れないという人が出てきます。これはクレイジーオーシャンのメンバーの話なのですが、エギングをしていても、ボートの乗船位置や釣り方に関係なく、釣れる人、釣れない人が出てくるのです。

極論をいえば、このロッドの人が今日は良く釣れたり、違う日はこのロッドの人が良く釣れたりなど、日によって当たりロッドが発生することもあります。
例えば、4人で2つのメーカーのロッドをテストで使ったりすると、明らかにその差が分かります。常に、そのロッドがいいのではなく、その日のアオリの活性に、ロッドのテーパーが合う合わないということが起こります。多分、使うエギとの相性もあるのだろうと考えています。

考えてみれば、バスフィッシングの場合、使うルアーによってロッドが変わります。エギングの場合はどうでしょう。エギが変わってロッドを変えている人がいますか?
一本のロッドで対処しようとしても、別に不可能ではないのですが、これだけ年間にエギングをしていると、今までに考えていなかった結果が次々と見えてきます。それが正解なのか不正解なのかは別として、これらを考えるだけでも、エギングは楽しいものです。


4、ティップラン
せっかくお金を払って船でエギングをするのなら、釣れないより釣れる方が絶対にいいに決まっています。
私がなぜ、「ティップラン」を世の中に公開したのかは、次のような理由からです。

私がこの業界に入ってすぐ、あのブラックバスブームになりました。時代の背景もあったと思いますが、今の釣り人口の3倍程はあったと思います。
実は今でも、すごく後悔していることがあります。あのブームの時に、バスフィッシングを始めた人で、10人中何人の人がブラックバスを釣ったでしょう。おそらく、1人釣ったか、釣れていないかだと思います。もしその時、せめて10人中3人の人がバスを釣っていれば、今の釣具業界はもっと変わっていたでしょう。バスブームの真っ最中には、私もこのブームが永遠に続くと思っていました。

そして現在です。今でも、バスフィッシング人口は多いと思いますが、エギング人口も一気に増えました。
しかし、エギングもバスフィッシング同様、タックルは買ったのにアオリは釣れない。
このままでは、エギングもバスフィッシングと同じになってしまう。バスフィッシングも基本さえ理解出来れば、比較的簡単にバスを釣ることはできます。その基本をバスブームの時には上手に伝えることができませんでした。

自分達のボートエギングスタイルならだれでも、アオリが釣れるのではないか?それが、「ティップラン」を世間に公開したきっかけでした。
エギングの楽しさを少しでも多くの方に楽しんでもらえればと思いました。エギングは始めたが、アオリは釣ったことがない、もしくはほとんど釣っていない。ティップランなら、9月~11月ならボートさえ出船できれば、ボーズになる確率は限りなく0に近く、数も2ケタ以上というのも、決して夢ではありません。この3年間で多くの釣具メーカーさんにも賛同していただきました。やはり、考えるところはどこも同じだと。

そして、この秋、新しいロッドが発売になります。今は、まだ発表出来ませんが、次回までには少しだけお見せできるかもしれません。
だれもが使いやすいロッドを目指して。

もうすぐ発売!ヤマリアティップラン専用エギ。


Image006(ヤマリア)エギ王DDスナイパー


9月発売予定です。写真はプロトタイプのため、実際のエギとは少し異なる場合があります。
ちなみに、カラーはKNH、OLKどちらも新しくなって発売です!
ウエイトは30g、40g、50gと、今までで一番重い設定もあります。

どんな状況においてもベストを尽くし、可能な限りの情報は手に入れ、少しでも改善できることはすぐに試してみる。エギングも日々トライ&エラーの繰り返しです。自分が一番だと思ってしまえば、その瞬間に進化は止まります。
これからも、たくさんの釣り人がエギングを楽しめる様、挑戦したいと思います。夢を現実に・・・ティップランは進化します。


文:太田武志
協力:フィッシング遊



 発案者が教えるティップラン:バックナンバー

【発案者が教えるティップラン】タックルの基本 (第1回)
【発案者が教えるティップラン】釣り方の基本 (第2回)
【発案者が教えるティップラン】エギのセレクトと使い分けの基本 (第3回)
【発案者が教えるティップラン】実釣を通して解説する真冬のティップランエギング (第4回)
【発案者が教えるティップラン】大阪フィッシングショーレポート&真冬の釣りの注意点 (第5回)
【発案者が教えるティップラン】ティップランエギングの弱点 (第6回)
【発案者が教えるティップラン】FP流エギング詳細解説 (第7回)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年7月15日(金) 釣り方・仕掛けなど人気魚種の攻略法を紹介! ~ 沖釣りキング ~固定リンク


発案者が教えるティップランエギング」カテゴリの記事

アオリイカ」カテゴリの記事

エギング」カテゴリの記事

最近の記事