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2011年6月14日(火)

【発案者が教えるティップラン】FP流エギング詳細解説
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こんにちは、クレージーオーシャンの太田です。
今回も前回に引き続き、FP流でのボートエギングについて解説させていただきます。


 春のアオリ釣行振り返り

5月に入り、やっとホームグランドの志摩半島や南伊勢町で春アオリが釣れてきました。春といっても初夏に近いですが。
5月は3日、8日、15日の3回、FP流で出船しました。3日と8日は志摩沖、15日は五ケ所沖です。

まず5月3日ですが、この日は、クレージーオーシャンの御堂氏のボートに乗せてもらいました。午前中は違う釣りをしていて、午後からエギング。
この日の潮は、結構奇麗で風も申し分無く、FP流を行うには最高の条件でした。流しだしてすぐに御堂氏にヒット。本来狙っている大型とはいえませんでしたが、まあまあのサイズ。まずはアオリが釣れることに一安心です。そして次の流しでも御堂氏にヒット。御堂氏はこの釣り方に精通しており、不調の年と呼ばれた昨年でも2キロUPを連発させていた実力はさすがの一言です。


Image001御堂氏のファーストヒット


そんなことを思っていると私のロッドにもわずかにティップを抑えこむアタリ。すかさず合わせて1杯目をキャッチ成功です。私にも何とか春アオリが釣れました。
その後は地合いもあり、夕方までに26杯のアオリをキャッチ。最大1.5キロくらいでしたが十分楽しむことができました。

そして今度は8日。また御堂氏のボートに乗せてもらいました。先日の釣果があったので2人とも気合い充分で朝からFP流で攻めました。しかし、この日はなかなかアタリがなく、2時間位経過してやっと御堂氏に1杯。そしてパタパタと御堂氏が3バイほど追加してから、自分にも1杯釣れました。何とか午前中に9杯を釣ることができたのですが、午後はサッパリで全くノーバイト。結局1日粘って、9杯に終わりました。

この2日間のコンディションの違いは明らかに潮の色。3日の潮は水色が結構澄んでいて、水深7Mくらいでもボトムが確認できるほどでしたが、8日は潮の中に小さなホコリが混じっているような潮で、水深3Mのボトムすら見えないような状況。おそらく釣果の差はこの潮の色によってもたらされたものと考えられます。

次は15日。この日はクレージーオーシャンの古田氏、元座氏と、五ケ所沖でエギングをしました。この日は午前中だけ釣行し、3人で15杯の釣果を得ることができました。最大は1.3キロでしたが、この日も潮が奇麗な場所と汚い場所が極端で、沖からの奇麗な潮の当たっている場所(潮目)で連発する結果となりました。


Image002クレージーオーシャンガイドサービスの元座氏


簡単に3日間のご報告をさせていただきましたが、その時の状況から、前回の復習も交えてFP流についてさらに詳しくお話させていただきます。


 重要ポイント1:FP流ではボトムを取らない

Image003_2図1:フォール中のエギとターゲットの配置イメージ


それでは、FP流における重要なポイントの一点目をご紹介しましょう。

FP流の場合、キャストした後ボトムは取りません。勘違いしてはいけないのは、キャストした場所のボトム付近すなわち図1でいうCのアオリを釣るのではなく、A、Bのアオリを誘き寄せて釣るということです。

当初自分も勘違いしており、FP流ではCにいるアオリを必死で狙うものだと思っていました。Cを釣ろうと思っていると、どうしてもボトム付近②までフォールさせなければなりません。しかし、これからの時期の②付近は海草も多く、どうしても海草を引っ掛ける可能性が高くなってしまいます。海草を掛けてしまうと、一気にモンスターアオリの確率は低くなります。
大切なのは、キャストしてから①のフォール中に、いかにAもしくはBのアオリにアピールできるかということ。これは当然Cに対しても有効です。ボトムを取らずにA→①、B→①、C→①までのアオリを狙っていることを認識するのがFP流では大切なのです。

A→①、B→①の距離は最低でも10M以上、場合によっては20M以上のアオリも狙えます。FP流の場合、水深は常に10M以内を狙っていますので、C→①については常に10M未満です。そのため、Cに対しては常に有効といえるでしょう

これからの時期は特に、海草が急速に成長するので、②の状態になった際には、モンスターアオリの確率は一瞬で下がってしまいます。そういう意味でもボトムを取らないFP流は、今の時期に合った釣り方といえるでしょう。
FP志摩の谷口船長が言われるように、初心者や女性の方に3キロオーバーがヒットするというのは、ボトムの意識がなく、無意識の内に①のゾーンを釣っているからだと思います。逆に慣れた方は、きっちりボトムを取ろうとするため、ボトムまで正確に沈めてしまいます。それがモンスターが釣れない原因になっているのではないかと思われます。
たぶん、この釣りに精通されたアングラーなら、この図式が頭に入っていることでしょう。

では①はどのくらいが最適なのかという話です。理想としては海草の上まで沈めることですが、沈め過ぎるよりかは中層を誘う方がこの釣りではポイントとなるでしょう。意識としては、中層より少し下。ここが一番のヒットゾーンといえます。


 潮色による影響

そしてこの釣りに重要な影響を与えるのが、最初にもお話しした潮の色です。FP志摩の谷口船長がよくブログに書かれている様に、潮の透明度はこの釣りでは非常に重要な要素になります。透明度が低ければ、A、B、Cのアオリを狙うのにあたり有効距離が短くなります。Cのアオリだけを狙っているのなら、今まででも釣果は潮の色に関係なく釣れていたと思います。

着水からの誘い①の距離は、長ければ長いだけアピールする時間が多くなり、当然ヒット率も高くなります。私は昨年、わけも分からず、ディープタイプのエギを使用していましたが、それは今考えるとイカにエギを見せる時間を少なくし、ヒットする可能性を自ら低くしていたといえるでしょう。普通の状況下では、逆のシャローモデルのエギが有効だったのかもしれません。


 重要ポイント2:微妙なフォール、イメージは「張らず緩めず」!

Image004_2図2:キャスト後のエギのフォールイメージ


FP流の場合、キャストした後、エギにボートが近づいていきます。そこで、ラインスラッグをリールで巻き取っていきますが、その時にエギのヘッドは釣り人の方を向いていなければなりません。

図2の③の状態はエギをキャストしたままでフリーフォールさせた場合です。これだとエギのヘッドはどの方向を向いているのか分かりません。逆に①の状態では、餌木を引っ張る形になり、ティップランと同じ状態になります。理想は②の状態。イメージは一言でいえば「張らず、緩めず」です。

エギのヘッドさえ釣り人側に向けて、張らず、緩めず状態でフォールさせることができれば必ずアタリは出ます。
アタリはラインの動きを見ていれば分かりますが、オリムピックのカラマレッティープロトタイプTipo-Lの832L-LEなら、ティップラン同様、小さいアタリや抑え込むアタリが明確に分かります。この竿だけではなく、ティップがソフトで感度の良いロッドであれば、ほかのロッドでも構わないと思います。カラマレッティーTipo-Lは、元々この点に注意して作ったロッドのため、本当にアタリが良く分かります。

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とにかく、エギにボートが近づく形になるので、リールでラインの糸フケを取りながら、いかに②の状態を演出できるかどうかが大切なのです。


 重要ポイント3:ポイントへのアプローチ

FP流において覚えておきたい大切なことの3点目は、ポイントへのアプローチによる違いです。
FP流では、ポイントへのアプローチが基本的にティップランと逆。下図3のように、風を背にして船が流れる方向にキャストしていくのが基本です。


Image005 図3:FP流における船の流れ方イメージ


しかし、この状態ではエギのフォール姿勢はベストな状態は演出しにくく、図2でいうと、ほとんどの場合キャスト時は③、フォール時には①となり、FP流のベストポジションである②の状態を作ることは容易ではありません。

15日の実釣時にも、最初は下図Aの状態でエギングをしていました。


Image006_2 図A:ティップランと同じアプローチ


これでもアオリイカは釣れたのですが、サイズも小さく何とかFP流で釣ることができないかと考えました。
そして、アプローチの方法を下図Cの方法に変更しました。


Image007_2図C:風を背にするアプローチ


Cの方法に変更してすぐに、私に明らかに今までとは違う大型がヒット。しかしその直後、ドラグが出てふっと軽くなってしまい痛恨のバラシ。でも、気を取り直してもう一度キャストをするとまたヒット!ドラグを出すやりとりの末、キロUPをキャッチすることができました。
AをCに変更するだけで、エギのフォール姿勢は大きく変わります。たまたまかも知れませんが、今回はその結果、大型を釣り上げることができました。今まではAの流し方ばかりをしていたので、結果として小型が多かった可能性があります。絶対とはいえませんが、Cのアプローチをすることで、大型に出会える確立は随分と上がるように思います。

本来のFP流ならこの場合、ボートの流し方は下図Bがベストだと思いますが、実釣時は進行方向の右側、ちょうど磯場の右側にシモリがあり、Bの状態ではボートを流すことができませんでした。そこで、Cの方法がベストだったわけです。


Image008_3図B:理想的なFP流のアプローチ


状況に応じて、どの様にポイントにキャストしていくかが、FP流のキモとなります。
FP志摩さんの様に大型遊漁船では、流し方はBとなりますが、小型の遊漁船、レンタルボート、マイボートではCなどの方法も有効です。
とにかく、いかに当日の状況の中で「張らず、緩めず」の状態を作っていくかミソなのです。


Image009_2流し方を変えて私にヒットした嬉しい1杯


 重要ポイント4:エギのセレクト

4点目はエギです。水深10M以下の日中エギングでは、エギのカラー、エギの沈下姿勢が非常に重要です。
FP流の場合、最初にも書きましたが、遠くのアオリを誘き寄せるエギングです。アオリから見てエギは目立たなければなりません。

FP志摩さんでは、マルキュー「ダートマックス」のカラーは、パープルボーダークリスタルパープルが一番人気です。確かにこのエリアでは圧倒的な釣果が出ています。
前にもお話させていただきましたが、潮の色によってヒットカラーは変化します。

このカラーしかダメというのは本当は自分もキライなのですが、同じエギでもカラーが違うと全く反応しないことは本当に多くあります。
5月15日の実釣時もこれで失敗しました。15日は3日、8日と結構ヒットしたダートマックスパープルを自分だけ使用していて、古田氏、元座氏はチームで噂の通称「魔法のエギ」と呼ばれる、ヤマリアのエギ王Q「KNH」カラーを使用していました。
最初、元座氏、古田氏にはヒットするのに、志摩沖で有効なダートマックスが全く効きませんでした。2人が3杯ずつ釣ったところで私も魔法のエギにチェンジ。するといきなり釣れました。この日はすべてのアオリは「魔法のエギ」にヒット。まるでヤラセの様ですが事実です。このように、おそらく「この場所ではこれ」というエギがあると思いますので、あなたのヒットエギを見つけて下さい。


Image010上が魔法のエギ、エギ王Q「KNH」コノシロカラー、下がダートマックス


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今回はこれで終了となります。

ティップラン、FP流の2通りの釣り方を用いれば、ほとんどのエリアを攻略することが可能です。まだまだどちらのエギングも進化中ですが、場所、時期、水深によって、ベストな釣り方をすることが大切だと思います。

これからが本格的な大型シーズンです。この連載がモンスター狙いのお役に立てればと思います。

Image011


文:太田武志
協力:フィッシング遊



 発案者が教えるティップラン:バックナンバー

【発案者が教えるティップラン】タックルの基本 (第1回)
【発案者が教えるティップラン】釣り方の基本 (第2回)
【発案者が教えるティップラン】エギのセレクトと使い分けの基本 (第3回)
【発案者が教えるティップラン】実釣を通して解説する真冬のティップランエギング (第4回)
【発案者が教えるティップラン】大阪フィッシングショーレポート&真冬の釣りの注意点 (第5回)
【発案者が教えるティップラン】ティップランエギングの弱点 (第6回)

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