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旨い魚を釣りたい!食べたい! 今何が釣れるのか、爆釣願って沖に出た、業界最速の実釣レポート!

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2010年8月13日(金)

【ゆるゆる釣り部】フラッシャーサビキ&スルメイカ&イシナギリレー 前編:太海 幸昌丸
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夏の大冒険!南房総太海でフラッシャーサビキ&スルメイカ&イシナギリレー 前編(太海 幸昌丸

⇒後編はこちら


 夏なので冒険がしてみたい

いきなり思春期みたいなことを言いだして恐縮だが、やっぱり夏は冒険の季節なのである。今まで夏に冒険をしたことがあるのかといわれると、まったく記憶にないけれど。

さて冒険といってもいろいろあるが、手漕ぎボートでアメリカを目指すとか、仕事帰りに富士登山とかは、この年だとリスキーすぎるので(何歳でもリスキーすぎるが)、まったく行ったことのないところで、やったことのない釣りをしてみることにした。これでも私にとっては冒険なのである。

どこで何を釣ろうか迷ったのだが、冒険というくらいだから大きい魚を釣るのがいいだろうということで、南房総の鴨川市太海の幸昌丸がやっている「フラッシャーサビキ&スルメイカ&イシナギリレー」という、まるっきり聞き慣れない釣りに決定。

フラッシャーサビキってサビキの大きいやつだったかな。スルメイカは50歳を過ぎてからやろうと思っていたターゲット。イシナギに至ってはシーラカンスと同じくらい縁遠い現実味のない魚だ。その三種のリレー、うん、まったく想像がつかない。これは十分大冒険だろう。

さっそく船宿に予約の電話をして、ついでに貸し竿一式もお願いする。イシナギ用の竿やリールなんて私が持っている訳がない。仕掛けについてもなにを持って行ったらいいのかよくわからないのでいろいろ聞いてみたのだが、最終的には「じゃあクーラーだけもってきて!」という話になった。ずいぶん男気のある船長のようだ。


フラッシャーサビキ
クーラーだけ持って来いといわれても、16リットルのクーラーしか持っていないので、
万が一イシナギが釣れてしまった時用に、でかいクーラーボックスを買いに来た。


フラッシャーサビキ
せっかくですからと100リットルの特大サイズを勧められたが、
家に置いておく場所がないので、妥協して60リットル。
老後はこれでアイスクリーム屋でもやろうかな。


 夜明け前に船宿到着

外房の船宿は朝が早いと聞いたことがあるが、この日の出船は午前四時。早朝というよりも夜中である。予約の時に電話で二度聞き返してしまった。体内時計の調整がうまくできず、ほぼ睡眠なしで三時過ぎに船宿へ到着。ちょうど船宿の電気がついたところだった。


フラッシャーサビキ
古き良き船宿っていう感じでかっこいい。
港集合ではなくて、船宿集合なのでご注意を。


太海 幸昌丸:@niftyつり
住所:千葉県鴨川市太海 2346-1
電話番号:04-7092-1653
料金:フラッシャーサビキ五目~イシナギ 乗合1人 11,000円
備考:出船は4:00。


フラッシャーサビキ
駐車場は船宿の玄関向かって右に進み、
自動販売機の左横にある空き地。


この日の乗客は私を入れて全部で六人。ここに集まっているのは何十キロもあるイシナギを狙おうという人達なので、みんな釣り好きオーラがものすごく濃い。ライトアジとかシロギスの船ではなかなか見かけないレベルのオーラである。さすが外房。

この「自分が場違いなところにいるな」という感覚が、なんだか冒険っぽくていい。写真だけ見ると、船宿というよりも、登山客が泊る山小屋っぽい気もするけれどね。


フラッシャーサビキ
濃い。


フラッシャーサビキ
あ、このイラスト見たことある!


フラッシャーサビキ
あ、ダンプ松本!


 港へと暗闇を歩いて向かう

船宿に予約客全員が集まったところで、荷物は軽トラックに積んで、人間は歩いて、真っ暗な道を港へと進んでいく。夏の夜っていうのは、それだけでなにか興奮してくるものがあり、カブトムシでもいないかなとキョロキョロしてしまう自分に久しぶりに出会った。


フラッシャーサビキ
軽トラに積まれた竿やリールをみて、イシナギ釣りのスケールを実感。
フィッシングショーでしかみたことのないような道具に不安を覚える。


フラッシャーサビキ
まったく土地勘のないところで、潮の匂いがする方向に暗闇を進む。
なにがあるという訳ではないけれど、やっぱりドキドキするのだ。


この港は釣り客だけでなく漁師も使う場所のようで、東京湾奥あたりだと漁師の船と釣り船は完全に棲み分けされているイメージがあるが、外房はこの境界線があいまいな感じがする。なので釣り客は漁師の一員になったような錯覚を覚える、というと言い過ぎだが、昔からの外房の釣りは、レジャーの延長線上というよりは、漁業の体験学習なのだと思う。


フラッシャーサビキ
船着き場というよりも、思いっきり漁港。
なんだかアジアっぽいなと思ったが、日本もアジアか。


フラッシャーサビキ
外房サイズのでかい氷がもらえる。


フラッシャーサビキ
バックで船がやってきた。周りが暗いというだけでなんだか非日常だ。


予約の電話をしたときに、貸し竿をフラッシャーサビキやイカに合わせるか、イシナギ狙いに合わせるか聞かれて、迷わずイシナギと答えたのだが、船長が用意してくれた竿は確かにイシナギ用だった。

自分が今まで持ったどんな竿よりも太く重い。一人暮らしなら洗濯物が干せそうだ。竿先がビニールテープで補強されている竿なんて初めて見た。

実はイシナギという魚を見たことがないので、どんな魚なのかよくわかっていないのだが、こういう竿が必要な魚ということなんだろうな。普段私がやっている釣りと、そのスケールは金魚すくいと投網くらい違うのかもしれない。


フラッシャーサビキ
竿というよりは武器という感じ。


フラッシャーサビキ
魚を入れるタルもでかいぜ。


フラッシャーサビキ
竿を前にボーっとしていたら、船長がセッティングしてくれた。
私の醸し出す「釣り初心者オーラ」は、かなりのものなのだ。


フラッシャーサビキ
夜に電動リールって使ったことがなかったけれど、暗闇だと光るんだね。
なんだかモビルスーツっぽくてかっこいい。


フラッシャーサビキ
とりあえずクーラーにニフティのメジャーシールを張ってみた。
きっと帰るころには魚でいっぱいになっているはず。


 フラッシャーサビキでアジ・サバを釣る

今日のフラッシャーサビキ&スルメイカ&イシナギリレーという、リレーというよりトライアスロンみたいな釣りは、まずフラッシャーサビキでアジやサバを釣り、そのあとでスルメイカを狙い、最後にそれらを活きエサにしてイシナギを狙うというもの。イシナギのエサとしては、スルメイカ、アジ、サバの順で食いがいいらしい。私の食べたい順番と同じだ。

メゴチを釣って、それをエサにマゴチを釣るみたいな話だが、アジやスルメイカが丸ごと一匹エサとは、やっぱりスケールがでかい。南の島に遠征すればこういう釣りもできるのだろうが、家から三時間の外房でもできるとは思わなかった。そしてそういう釣りに私が手を出すというのも、自分のことながら驚きだ。夏は男を大胆にさせるぜ。


フラッシャーサビキ
これがフラッシャーサビキとやら。


フラッシャーサビキ
オモリは100号。ちょっと前まではまったく縁のなかった重さのオモリだ。


このフラッシャーサビキを使った釣りは、普通のアジ・サバ釣りでは必須となるコマセを一切使わない。コマセカゴがないので、道糸の先にフラッシャーサビキの仕掛けをつなぎ、一番下にオモリをぶら下げる。

船長が魚探の反応を見て魚を探し、見つけたらすぐ指示された棚に仕掛けを落とす。竿を軽く煽って誘いをかければ、そこに魚がいればすぐに釣れるし、すでにいなければコマセがないのでまったく釣れないという釣りだ。

船長によるとこのあたりの水深は約100メートルで、この前までは30メートルくらいの浅いところでアジやサバがよく釣れていたそうだが、今日は潮が悪いのか(イシナギならぬベタナギ)、魚探の反応は30メートルからベタ底までバラバラ。悲しいことに群れが散りやすくアタリも少ない。

魚のいない場所にサビキをぶら下げていても釣れないので、船長からの指示棚に反応がないようならば、できるだけ広く探ってやるのがコツらしく、ベテランさんは一度底まで仕掛けを落とし、シャクってはリールを巻いて少し止めるという動作を繰り返して、広い範囲で魚のいる棚を探している。

棚を探し当てるプロセスが大事という点では、ある意味ゲーム性が高いのだが、ここでしっかりアジを釣っておかないとイシナギ釣りが成り立たないので、楽しんでいる余裕はない。

ちなみにみんな電動リールと竿のセットを二組用意してきており、フラッシャーサビキとスルメイカ用、そしてイシナギ用で道具を分けているようだ。エサと本命、狙う魚のサイズが全然違うので当たり前といえば当たり前か。竿一本で勝負しているのは私だけで、なんだか初期のプロゴルファー猿になった気分である。


フラッシャーサビキ
今日は農作業ファッション。


フラッシャーサビキ
最初に釣れたのはスレンダーなアジ。
これでイシナギ釣りに参加する権利を得ることはできたかな。
それにしてもこのサイズのアジがエサか。


フラッシャーサビキ
食べるにはちょっと小さいが、エサにはちょうどいいサバ。


フラッシャーサビキ
結局アジは最初の一匹だけで、あとは全部サバだった。


 スルメイカがまったく釣れない

結局フラッシャーサビキは、船中アジが1~5匹程度にサバぼちぼち。それならスルメイカはどうだろう。

スルメイカ釣りは仕掛けが長いので船長の指示棚よりちょっと下まで仕掛けを落とし、竿を大きく煽ってみて乗っていないようならリールを二巻きして、また竿を煽るというのを繰り返したのだが、すぐに疲れたので電動リールの低速巻きをしながらたまに竿を煽る戦法に変更。

スルメイカのノリは強力だというので、いっぺんに三杯くらい掛けてその引きを味わってみたかったのだが、結局一度もアタリなしに終わった。船中0~1杯と予想外の大不振。

イシナギはさすがに釣れる確率が低そうなので、このスルメイカが個人的には楽しみどころだったのだが、この日の海は初心者にとってちょっと厳しすぎたようだ。せっかく船上干しの作り方を調べたり、沖漬け用のタレを持ってきたのにね。悔しいのでいつかスルメイカの乗合船でリベンジせねば。となると電動リールは、やっぱり自分用に一つ買うべきなのだろうか。


フラッシャーサビキ
スルメイカの仕掛けは船長からお借りしました。


フラッシャーサビキ
仕掛けのほどき方がわからずこんがらがってしまい、
船長にいらぬ手間をかけてしまった。


フラッシャーサビキ
オモリは人生最大級の150号。


フラッシャーサビキ
イカ釣りって釣り方が人それぞれですね。


フラッシャーサビキ
船長にしゃくらないと釣れないよといわれたが、
イシナギ用の竿をしゃくるのはなかなか体力がいる。


フラッシャーサビキ
結局釣れたのはサバのみ。


フラッシャーサビキ
釣れればでかいんだけどね。


エサとなるアジやスルメイカもろくに釣れないような日に、さらに難易度の高いイシナギなんて釣れる訳がないと思いつつも、「100リットルのクーラーにすればよかった!」なんて後悔をする結果になるのではという気もする。でもそんなに大きいのは食べきれないので、初めてだし3キロくらいので十分かな。なんて勝手な想像は初心者の特権だね。

というところで、次回に続きます…。
 ⇒後編はこちら


文・写真:玉置豊

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