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2009年7月 1日(水)
【月刊まるかつ】7月号「夏タチを迎え撃つ!」
最近大人気のタチウオ、春先にも季節はずれの釣果で一部には盛り上がりがあったようだが、本格的なシーズンインはこれから! 浅場の夏タチの準備を考えてみよう。(まるかつ)
ここ10年くらいで仕掛けやタックル・釣り方もかなり工夫され、そのバリエーションも多様化してきています。もともとエサ取りの上手な魚なので、そのゲーム性と相まって近年大変人気のあるターゲットとして定着してきた感がありますね。食べても美味しく、引きも強いので最盛期の乗合船は大変混雑します。 釣期も初夏から冬まで長い期間、専門の船が出るようになってきました。特にはしりの初夏には浅いタナで食うことが多いため流行のライトタックルやメタルジグで狙いやすく、小型両軸リールにPE1号以下の道糸が最適です。 基本的なタックル・仕掛け・釣り方は様々なところで紹介されていますので、ここは『月刊まるかつ』らしくちょっと横道な視点からいくつかご紹介したいと思います。 前述したように仕掛けはこの数年間でいろいろ試されてきました。使われていたハリも太くてゴツイ物から、軸が細くて軽いタイプに変わって来ています。ワームフックや専用バリの中から好みの物を選択すると良いでしょう。 ハリスは細ければ食いが良いという魚ではありませんので6~8号のフロロカーボンを使います。昔はチモト部分にソフトワイヤーなどを使ったりしましたが、動きが悪くなるのか結果は伴いませんでした。あの歯ですから、切れる時は切れると諦めて食い込み重視にした訳です。 これが、ここ数年定番になりつつあるまるかつの仕掛けです。ハリスの長さを0.5m/1.5m/2mで作り置きしておき、初期は1本バリで、後半の深場では親子クレンサルカンで2本バリにして使います。 (編み込みの仕方) 活性が高く食いの良いときのタチウオは、誰でも釣ることのできるターゲットです。そんなときに初めてタチウオに挑戦した人は、「なんて簡単に釣れるんだろう、面白かった!」と思うでしょうね。 まるかつが一番好きなのはその中間、活性が高くアタリは多いけどなかなか一気に食い込まず、色々と刺激してやらないとハリ掛かりしない、そんな状況が面白いですね。 ソフトワイヤー製のアシストフックなども自作して試しましたが、今はこれに落ち着いています。 (1)ケプラーノットを12cmに切り、一方を固結びでコブにします(普通のハサミでは切りにくいですので注意、PEが切れるハサミならばOKです)。 (2)反対側にハリを差し込みます。まるかつは小鯛バリの14号を愛用、テンヤ仕掛けにも使うフトコロが広く丈夫なハリです。 (3)ケプラーがハリの内側にくるようにして、セキ糸で巻き固定します。結びは二重の固結びで、切り端はライターで炙ります。 (4)糸を巻いた部分にだけ瞬間接着剤を垂らし、息を吹きかけて硬化させます。このとき絶対に他のケプラーの部分に接着剤が付かないように注意しましょう(硬くなってしまいます)。 仕掛けの中に忍ばせておくと役に立つこと請け合いです。しかしいつもこの仕掛けではタチウオ釣りが面白くなくなるかもしれません。それとアシストフックを付けると活性の低い時はアタリが少なくなるような気がしますので注意してください。 初夏のタチウオでは小型(60~70cmクラス)が多い場合が多いです。数を沢山釣りたいアングラーには1匹は1匹なんでしょうが、食べることに主眼を置いている食いしん坊アングラーにはちょっと物足りません。 釣り上げて魚を握ってハリを外してからリリースしたのでは魚体へのダメージは大きくなってしまいます。せっかくならば魚に手を触れる事無くリリースし、何とか秋まで生き延びで大きくなったところで釣れてもらいたいものです(釣り人の勝手な考えですが•••)。 そこで深場やアジ・サバなどでよく使われている手カギを持参し、小型は船べりでリリースしてしまうんです。簡単な構造なので自分で作ることもできますし、あの鋭い歯で怪我をするリスクも低くなりますよ。 一度船長に、「何で釣った魚を逃がすんだ!」と怒られた事がありましたが、理由を話したら納得してくれました。数にこだわるだけでなく、こんな釣り方があっても良いのではないでしょうかね? (手カギの使い方) 今年是非ともやってみたい釣り方があります。 タチウオは2m前後の竿を使うことが多いと思います。最近は専用のゲームロッドもあり、それはそれで楽しい釣りが展開できるのですが、後半にタックルを替えて一粒で二度美味しい思いをしようと言う魂胆です。 使うのはアオリイカの餌木シャクリに使う短い専用竿。 また船長に「何やってるんだ!」と怒られるかもしれませんし、あまりの強烈さにバラしてしまうかもしれません。
タチウオの釣期は?
昔はタチウオと言えば初秋から初冬の釣り物というイメージでした。サバやコノシロの短冊を使ったエサ釣りと、魚型の鉛オモリにハリを付けた「カッタクリオモリ」で狙う釣り方が主流で、これはまさにジャパニーズジギングと言えるものだったと記憶しています。
秋から冬の深場(100m前後)は電動リールに100~120号オモリの世界ですが、夏タチは違う釣り物として考えた方が良さそうです。
仕掛けは共通で良いの?
問題は結び方とパイプの使い方です。
チモトを補強するために編み込みをします。回数は15~20回程度、その上にオレンジ色などのゴムチューブを1cmに切って挿入、デコレーションを兼ねて接続部分の補強にします。
これを交互に繰り返し、最後は5mmほど残して切り、ライターで炙ります。
アシストフックの考え方
しかし、反対に食いが渋く小さなアタリがたまにあるだけ、おまけに食い込まずちょっとかじってお終いなんて日に当たってしまった人は、「なんて面白くない釣りなんだろう・・・」と感じてしまうでしょう。
基本は1本バリで小細工はしないのですが、タチウオとの神経戦に磨り減ったときに使うのがこの奥の手です。
ケプラーは非常に強い素材ですが、あのタチウオのかみそりのような刃に直接当たれば、ひとたまりもありません。しかしちょっと擦れる位では毛羽立つ事はあっても一気に切れてしまうことは無いようです。
丈夫さと柔軟さを併せ持った特殊な糸で大物釣りの根付などに利用されています。
(5)親バリへの装着は一重で結ぶだけ。コブがあるので抜けたりはしません。外すときも緩めてやれば簡単に取り外すことが可能です。
小型はリリースして秋以降に楽しみを残したい
小型をたくさんキープしても食べる所も少なく味も今一つです。もちろんご近所や友人に配っても評価は同じでしょう。
こんな道具で楽しんでみては?
アオリイカ釣りは逆にロングロッドの釣り方が登場し、楽しみ方のバリエーションが広がりました。アオリの専用竿は柔らかい穂先と腰のあるバットを備えていますので、トルクのあるタチウオの引きにも耐えることができるでしょう。
竿が短い分衝撃と強い引き込みも直接的で、竿でいなす事ができない分、腕と体全体で受け止め対応しなくてはならないはずです。こんな刺激的な釣りが味わえるチャンスは放っておく訳にはいきません。
普通のタックルで数本お土産を確保したら、こんな遊び方に挑戦しようと悪だくみをしているんですよ。周りの方々にご迷惑だけは掛けないようにしたいと思いますので、万が一隣の席になった時にはご容赦くださいね。
面白そうだと思ったら、是非チャレンジしてみてください!
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