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2009年5月27日(水)
【カリスマ店員直伝!】はじめてのマゴチ 準備編
道具立ては意外なほど簡単。ぜひ今年こそはチャレンジを! (小林秀輝)
釣って楽しく、食べても美味しい身近な大物マゴチ。初夏から夏の終わりまでがシーズンの釣りものです。
エサ付け・タナ取り・アワセ、どれも独特で、二の足を踏む人も多いのですが、実は道具立ては意外なほど簡単。本稿ではそれをご紹介しましょう。
なお、初めてのマゴチを手にする近道は、とにかく船長やベテランの指示を守り、忍耐強く飽きずに釣り続けることです。「実釣編 初心者でも釣れる! マゴチ 3つのポイント」もあわせてご覧ください。
タックル:シロギス用も流用できる!
「大物」というと、ガッシリとした竿に太めのラインを巻いた大きなリール、という組み合わせを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、この釣りでのタックルは意外にライト。スリリングな釣りが楽しめます。
★ロッド:胴の強さで選ぶ
この釣りでの理想的なロッドは、以下の3つの条件を満たしたもの。
1)わずかの変化も伝えてくれる繊細な穂先であること。食い込みを妨げないために柔軟さも必要。
2)しっかりとハリ掛かりさせることができるよう、腰と粘りを持った穂持ち(穂先と胴の間)であること。
3)底からマゴチを剥がすためのパワーとハリスを守るための粘りを合わせ持つ胴であること。
このように記すと、専用竿が必要に思えるかもしれませんが、これはあくまでも理想。
実際は、シロギス竿やカレイ竿、そして近年流行のライトタックル系ロッドでも流用可能です。
ただし、流用する際に注意してほしいことがあります。それは胴の強さ。
特にシロギス竿を流用する場合は、ある程度、胴に張りのあるものを使うようにしましょう。
またライトタックル系のロッドは、7:3~6:4調子くらいで穂先から胴にスムーズに負荷を移行できるものが向いています。
自分の竿が硬めならば「手持ち」をメインに、軟らかめならば「手持ち」「置き竿」の双方に対応することが可能です。


point 伝衛門丸ライトスティック64 ※上20号、下100号のオモリ負荷
高い汎用性を誇るライトタックル系ロッド。
オモリ負荷時は穂先が明確にアタリを取り、張りのある胴がマゴチのアゴをしっかりと貫きます。手持ち・置き竿ともに対応。


シマノ BAYGAMEコチ・スズキ ※上20号、下100号のオモリ負荷
シマノのマゴチ専用ロッド。オモリ負荷時は先調子で穂持ちから胴へかけての張りがマゴチのアゴを捉えます。手持ち向きです。
★リール:小型両軸リールがおすすめ
タナ取りを頻繁に繰り返し、ラインの出し入れが多い釣り物ですので、オススメは小型両軸リール。カワハギやカサゴなどで使用する、PE2号100m以上巻けるものでしたら問題ありません。
最近のルアー用ものは特にドラグ性能も良く、大型と渡り合うにも向いています。
もちろんスピニングリールでも流用は可能。ただし棚取りを繰り返す作業の操作性では両軸リールにかないませんので、置き竿で使用するほうが良いでしょう。

ダイワ ミリオネアICV100R
堅牢なアルミマシンカットボディが抜群の剛性を確保。
さらに小型カウンター搭載で細かなタナ取りも容易!

point 伝衛門丸AD100
ロングクランクハンドルとスプール左右の大口径ベアリングで、廉価版ながらも高い回転性能を発揮。パーミングしやすいローボディです。
★道糸:細すぎず太すぎず
私のオススメはPE1.5~2号です。ナイロンラインでも釣りは可能ですが感度に劣り、アワセの際にラインが伸びてしまいマゴチの硬い顎を貫きづらく初心者にはオススメしません。
一般にはPEライン1.5号~3号くらい。
色分けがキッチリしている糸が見やすく、正確なタナ取りを支えます。
通常はハリスが4~5号なので、あまり細すぎると道糸から切れてしまいます。また、太すぎるとオモリが軽いのでラインが潮に吹かれてしまいます。

ダイヤフィッシング タフマリーンV2(左)
強めの染色でハッキリとラインが見えるので正確な棚取りに重宝します。
よつあみ ウルトラダイニーマWX8(右)
高強度8本縒りで伸びが少なく感度抜群!低抵抗で落下もスムーズ。
仕掛け:非常にシンプルだ!
マゴチの仕掛けの基本構成は「天秤・オモリ+仕掛け」です。
市販仕掛けも多くありますので、初挑戦ならば市販品を数セットは用意しておきましょう。
慣れてきましたら、こだわりの仕掛けを自作するのも一興ですね。
★オモリ:15~20号 潮に流されにくいものを
オモリは、15~20号の範囲内との指定の場合が多くなります。
マゴチ釣りでは、下の写真のような鋳込み(いこみ)テンビンという、テンビンとオモリとが一体化したものがよく使われます。これだと、糸絡みも少なく、表面積も小さくなるため、潮にも流されにくくなり非常に有効です。
また下の写真のような「中オモリ型」も良く使われるオモリの1つ。長めで中心部に重心をおいた形で、沈む際に横向きになることで道糸とハリスの絡みを防ぎます。
そして先の2点に潮切れではやや劣りますが、シロギス用テンビンとオモリの組み合わせも使用可能です。オモリの号数は、15~20号の範囲内との指定の場合が多くなります。
★ハリとハリス:事前に船宿にエサの確認を!
ハリスの太さは4~5号、長さ1.5~2m。ハリは1本バリが基本。とてもシンプルです。
なお、ハリの種類はエサにに応じて変化しますので、必ず事前に船宿が使用するエサを確認しましょう。
マゴチの取り込みは、天秤を竿先付近まで巻き上げてタモに入れます。そのため、極端な短竿で長ハリスの場合、取り込みで手間取ることがありますのでご注意下さい。
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| エビをエサにする場合は、スズキ系のハリを使用。 エビを安定させるためにチモトにヒューズが巻かれています。 ハゼやメゴチがエサならば、丸セイゴ系やチヌ系のハリを使用しヒューズは巻きません。 |
仕掛けメーカーもこだわりを持って仕掛けを作成しています。 オリジナル仕掛けを作る場合、ハリにはこだわりましょう。 |

毎日海へ出ている船長のこだわりは凄い!!
六郷水門ミナミ釣船店・安達船長作成の仕掛けは、
アワセ遅れても切られ難いように保護パイプ入り!
しかも食いが悪ければパイプをサルカン結び目へずらして固定もできるコンパチ仕様だ
番外編 マゴチに効く オススメ小物たち
○タオル
普通の釣りに比べ、マゴチ釣りでは重要。
なにしろ、釣り上げたマゴチからハリを外すために押さえつけようにも、エラブタには鋭い棘がついており素手では無理です。これを素早く抑えるにはタオルは必需品です。
またエサのサイマキやハゼ類は意外とデリケート。これから夏に向けてエサの管理はどんどんシビアになってきます。
海水ポンプの無い船では水温上昇は餌の弱りに直結します。ハリ外し以外のときは、飛ばないように湿らせてバケツの上に掛け、直射日光による水温上昇を防ぎましょう。
○エアーポンプ
エサの鮮度をキープするには弱らせない事が一番。海水ポンプの無い船ではエサの酸欠に注意が必要です。新鮮なエサほど魚が食いつくは、どの釣りにも共通します。
そして絶品であるコチ料理の1つ、「あらい」を食べるためには、締めずに持ち帰る必要があります。魚に桶と書いて『鯒(あらい)』。持ち帰り、ぜひ御賞味ください!
特に「照りゴチ」でつくると最高ですよ。
○大きめの安全ピン
船宿によっては釣り上げたマゴチを合同のイケスに入れておく場合があり、この時に目印となるものが無いと、どれが自分の釣ったマゴチか分からなくなってしまいます。
この事態を避けるために、大き目の安全ピンを口につけて識別ができるようにします。
事前に乗船する船宿が上記のスタイルかどうか確認しておくと良いでしょう。に釣ってすぐに締めてクーラーに入れるのであれば不要です。
○ジッパー付き保存袋
マゴチ釣りのシーズン前半は、イカ類が定番の外道。
イカは持ち帰る際に、水や氷に直接触れると鮮度が落ちます。そのまま入れても痛む上にクーラーを汚しますので、あると便利です。
型狙いの前半、数釣りの後半
現在はまだシーズン初期。釣り場が港から離れているので1日船がほとんどです。
これが、夏らしい暑さを感じるころになると、マゴチは岸近くへ寄り始め、それまでの型狙いから数釣りの季節へと変化します。エサはサイマキからハゼ系がメインとなり、横浜周辺の港では、午前・午後の2便制で狙う船が多くなります。
手軽な釣りになりますので、ぜひともトライしてみてください。
協力 point東京駒沢店 Tel.03-3421-0511
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