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釣り方・仕掛けなど人気魚種の攻略法を紹介! ~ 沖釣りキング ~ RSS

2009年2月24日(火)

【観戦記】江戸前釣り大会に見る、東京湾のカレイ釣り

2月22日、東京湾遊漁船業組合主催による「第5回江戸前釣り大会」が開催された。
当日の大会参加者は226名。船宿13軒、釣り船14隻と、盛会だった。

総合2位に輝いた上原千恵美さん。40センチオーバー2尾。お見事!
総合2位に輝いた上原千恵美さん。40センチオーバー2尾。お見事!

Tsuri_ico01釣行日 2009年2月22日(日)
Tsuri_ico02天候 晴れ 風 微風(14時くらいから強風に)
Tsuri_ico04狙い マコガレイ
Tsuri_ico05エサ

アオイソメ

Tsuri_ico06港/船 東京湾 南六郷 ミナミ
Tsuri_ico08釣り場

横浜沖

あるカレイファンいわく、

昔、東京湾のマコガレイは凄かった。けれど毎年、型は小さくなって、今では35センチ前後なら御の字。40センチオーバーが出たらラッキー。45センチ以上なら大騒ぎだ。数も減って、今年なんてどの船宿も全員の釣果を合わせて5~6尾くらいじゃないかな

実際、当サイトがキャッチした情報によると、以前はバタバタ釣れたそうだが、今季は船中0~3尾なんてのが多い。

ただ、大会は違う。超豪華な賞品が目白押しなので、参加する釣り人たちも気合が入っている。
それに船長たちも力がこもっているはずだ。
なぜなら総合順位は横取り方式。つまり、各船から大物1尾が持ち寄られ、それに順位が付けられる。個人の釣果とはいえ、上位入賞者を出した船長は、ある意味名誉なことなのだ。

P_001_2 大会結果報告

入賞者たちには楯、トロフィーのほか超豪華商品が手渡された
入賞者たちには楯、トロフィーのほか超豪華商品が手渡された

果たして、結果は素晴らしいものだった。
特に優勝者・阪井康紀さんの釣り上げたマコガレイは見事の一言。
関係者の間でもため息が漏れるほどのサイズだった。

総合優勝 阪井康紀さん  46.2cm (かめだや2号船)
総合2位 上原千恵美さん 44.0cm (ミナミ)
総合3位 本多和雄さん  42.3cm (山口屋)
総合4位 谷口幸一さん  41.8cm (かめだや1号船)
総合5位 岩田良隆さん  41.8cm (吉野屋)

※総合4位・5位は同寸だったため重量により順位を決定

レディース賞 山口理恵さん 35.4cm (かみや)
ジュニア賞  長島広樹くん 38.0cm (山口屋) 

優勝者のカレイはとにかくデカかった
優勝者のカレイはとにかくデカかった

ちなみに、取材のために乗り込んだのは、南六郷のミナミ釣船。準優勝者を輩出した船だ。
それだけでも乗った甲斐があった、と思うのだが、実はもっと凄いことがあった。
船中トータル11尾の釣果のうち、40センチオーバーが約半数の5尾。しかも総合準優勝に輝いた上原さんがその5尾中2尾をゲットしているのだ。

好釣果はもちろん、釣り人たちの頑張りにあるのだが、船長のアドバイス、ポイントの見極めにもかなりのウエイトがあるはず。

そこで当日、船上で見聞きしたことの一部をここで紹介するので、今後の参考にしていただきたい。

P_001_2 2本竿が基本

常磐や東北のカレイ釣りと同様、かつての東京湾の釣りも積極的に小突いて誘うのが一般的だった。
しかし今では、置き竿での「待ちの釣り」が主流だ。

大会規定によると、当日は2本竿まで使用可能だったが、1本しか持ってきていない参加者もいた。しかし、ミナミの安達任伯船長は
「貸し竿を使ってでも必ず2本出すように」とアドバイス(貸し竿は無料)。
「1本竿だとついつい竿を動かし過ぎてしまう」からとのことだ。

2本竿の場合は、一方は少し遠めに投げ入れ、もう一方は足下を狙うのが基本 ミナミは横浜沖に釣り場を決めた

最近のカレイ釣りは置き竿スタイルが主体。動かし過ぎてもいけないし置きっぱなしでもダメ。動かしすぎると、カレイはなかなか食い込んでくれない。それどころか、カレイを散らせてしまう可能性もある。

かといって、あまりに動かさないとエサはヒトデや外道の餌食に。もしエサが無事でも、新鮮なエサに換えないと食いが極端に低下してしまう。

2本の竿を使い、一方は少し遠くへ投げ入れ、もう一方は船の下を狙うのがコツである。

P_001_2 「いじりすぎず」「待ちすぎず」

およそ3~5分おきに竿をゆっくりと上げてアタリを確かめる。アタリを感じても決して慌てず、十分に食い込まして本アタリがきたら巻き上げよう。

エサ付けには、それほど気を使わなくてもよい。房掛けにしなくてはダメ、という人もいるようだが、大きめのエサなら1本掛けでも十分に釣れるそうだ。

ただ、1本掛けのとき注意して欲しいのは、チョン掛けにしないこと。頭からハリを刺し、しっかり付けるようにしよう。房掛けの場合は、1本は通し刺しにし、ほかは適当な大きさに切りチョン掛けにする。

これが房掛けの例。大きめのエサなら1本掛けでも十分だ ミナミ特製、仲乗りさん入魂のカレイ仕掛け

濁り潮のときなどに効果的なのが、エサの先端を切ること。
房掛けの場合は、切っているので気にしなくて良いが、1本掛けのときは垂らしているエサの先端を少しカットしよう。ここからエサのエキス(血など)が流れ出て、その匂いが魚を誘ってくれるのだ。

エサを付けたら仕掛けを投入。
ポイントはもちろん2本竿だ。一方は軽く投げて船から遠いポイントへ、もう一方は船下に落とし置き竿にする。

竿先にアタリが出ることは少ない。そこで3~5分に1回の割合で、軽く聞きアワセてみる。アタリや重みを感じなかったら、その糸フケの分だけリールで道糸を巻き取り再び待つ。

船長いわく 「カレイはあまりエサを追って泳ぎ回らない」とのこと。
だから、いつまでも同じ場所を狙っていても意味がない。竿で聞いた(竿をゆっくり上げた)ときに出来た糸フケを巻き取ることは、少しポイントをずらすことにもつながる。これは必ず行うようにしよう。

また、何度かこれをやってもアタリがないときは、仕掛けを巻上げ、エサを交換するようにする。新鮮なエサほどアタリは多い。エサの動きが悪かったり、エサ取りに食いちぎられていたら、必ず交換するようにしよう。

坂本さんに再びアタリ。じっくり食い込ませてから巻き上げる サイズアップ成功。38センチだ

さて当日、何度かアタリを見た。
そこでアワセを入れよう、リールを巻き始めようという人には、船長や仲乗りさんから声が飛んだ。
「そのまま! 糸を出して、十分食い込ませて!!」
えっ! と、その声に驚きつつもそのまま巻上げちゃった人はスッポ抜け。アドバイスどおりジーッと待てた人は、ステキな釣果をものに出来た。

活性の高いときはガシガシ食い込んでくれるのだろうが、そうでないときはジックリ食い込ませるのが確実に釣果を手にするコツ。大会当日は活性が低めだったようで、明確なアタリは2~3尾。

竿を聞いたとき(スーッと上げたとき)アタリを感じた、当日の竿頭だった坂本さんなどは、糸を出して3分以上も放置。その後やってきた本アタリで巻き上げたが、それでもハリは口に掛かっていた。

釣り座は関係ない。胴の間で堂々の竿頭! 取り込みは大事に。タモを入れてもらおう

P_001_2 果たして当日は……

最近の釣況では下げ潮時が良いと言われていたが、釣果は下げ止まりから約2時間後の12時から13時までに集中した。

川崎沖に集まった大会参加船は14隻 開始の合図と同時に船は思い思いの場所へと向かう

07:40 出船
08:00 海上の集合場所(東扇島南の沖堤とバースの間)に到着
08:10 全船が集合したため、20分繰り上げて大会スタート
08:25 釣り場到着(横浜沖。扇島と大黒の間)
09:00 久保さん  32.5センチ(以下、ミナミの釣果)
09:10 坂本さん  36.0センチ
10:00~05 海上保安庁の験潮によると、この時間帯が最低潮位。
12:00 坂本さん  38.0センチ
12:05 上原さん  44.0センチ
12:20 宇佐美さん 39.0センチ
12:25 木村さん  37.0センチ
12:30 上原さん  43.0センチ
12:50 森本さん  42.0センチ
12:55 斎藤さん  42.5センチ
13:00 坂本さん  39.0センチ
13:00 宇佐美さん 41.0センチ

14:00 納竿

船中1尾目は残念ながらカサゴ 今度こそ本命。船中1尾目は左舷トモの久保さん 船中2尾目は坂本さん

船長は言った。
「チャンスタイムにいかに釣り上げるか。でも焦って基本を忘れてはダメ。エサは新鮮なものを使い、仕掛けは動かしすぎず待ちすぎず。聞いてアタリがあったらジックリ食い込ませること」

これが12時に始まった、連釣に通じたのだろう。

ミナミ常連の宇佐美さんも40センチオーバーを2尾釣り上げた
ミナミ常連の宇佐美さんも40センチオーバーを2尾釣り上げた

P_008

○ マコガレイのタックル/仕掛け、つり方は こちら

P_005

ハヤブサ沖島さんも参加者として頑張る 左舷ミヨシで「来ました~!」の声 上原さん本人が一番驚いた、44センチの良型 上原さんの15分後、今度は常連の宇佐美さんが41センチをゲット! 間を置かず斎藤さんが42.5センチ 宇佐美さん、今度は41センチ
40センチオーバーの登場に俄然活気づく  「ようやく来たよ」と、右舷胴の間の木村さん 上原さん、今度は43センチ 森本さん、42センチをゲット! 表彰式のため、14隻が大森・まる八桟橋に集結した

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