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2008年6月30日(月)
相模湾長井「伝統的な手釣りで挑戦!初夏のマダコ」
去年は20年ぶり?のタコ大豊漁、さて今年は?(リポーター/まるかつ)
| 2008年 6月22日(日) | |
| 雨時々曇り | |
| 三浦西部 長井漆山 丸八丸 | |
| マダコ | |
| イシガニ | |
| 真沖 |
タコの大発生サイクル?
もう何年前の事だろうか? 東京湾でマダコが大発生し豊漁にわいた事があった。
8時に出船して昼前には20~30杯釣って早上がり、もちろんオデコの人は無し。初めてタコ釣りを経験した人は「何て簡単に釣れるんだろう。」と思ったに違いない。
しかし、その後10年以上不振が続き、去年は本当に久しぶりの好漁。自然の営みの不思議さを感じさせたものだが、さて今年は?!と言うことで、柳の下のドジョウならぬタコの様子を長井(相模湾)に見に行ってきた。
ここは去年仕立て船で良い思いをしたところ。今年の東京湾がまずまずのスタートのようなので期待はふくらむばかりだ。
タコはカニで釣る!
タコ(マダコ)は全国に広く分布し、岩などの障害物に隠れつつ、エビ・カニなどの甲殻類から魚などを捕食している。
東京湾や相模湾では主にカニをエサとして釣る事が多いが、茨城方面ではサンマをエサにするようだ。
東京湾では湾奥、千葉、神奈川からかなりの数の乗合船が出ているが、これに対し、相模湾では数えるほどで、仕立て中心の釣りになる。
しかし相模湾は、タコ漁で生計を立てている漁師がいる海。イシガニやワタリガニが準備できれば高確率でゲットすることができる。
タコ釣りの大きな特徴に、主流は、昔ながらの手釣りということがある。あまり進化していないジャンルという事になるが、逆に考えれば、伝統的な釣りに触れることができるチャンスでもある。
「タコテンヤ」と呼ばれる大きな掛け針がついた仕掛けに、カニの白い腹を上に向けて縛り、海底に沈めて誘う。
小突いては聞く 十数秒のドキドキを待ってガマン!
大切なのは、仕掛けが海底から離れないように操作する事だ。手釣り糸を持ち、張ったり緩めたりを繰り返す事で、死んだカニがあたかも生きているようにアピールするわけだ。
カニを発見したタコは、食べようと腕を伸ばして確認し、テンヤに乗るような形で捕食行動に入る。口は8本の足の付け根にあるので、カニに覆いかぶさるような姿勢になるのだ。
この間に掛かる時間が数秒から十数秒。
テンヤを小突く動作を20~30回繰り返したら、ゆっくりと30cmほど聞き上げてやる。ここでオモリの重さ以上の重みを感じたり違和感があったら更に10秒ほど待ってアワセを入れる。
アワセは、大きく強く、糸を手繰る動作で行うが、重みを感じ続ける事ができればタコが乗った証拠。
あとは緩めることなく、一定の速度で糸を手繰り続け、水面まできたらタモで掬い取る。
<小突いては聞く>これが一日の大半の作業になるが、この単純動作を飽きずにできるかどうかがタコを手にできるかどうかの分かれ目になる。
アワセを強く素早く行うことで、テンヤを滑らせハリをタコの体にガッチリと刺すことができる。
一日続く地味な誘いの中で、重みを感じてからアワセるまでの数十秒が最高にドキドキする瞬間なのだ。
タコは脱走の大名人
タコはちょっとした隙間があれば足先を差し入れて拡げ、瞬く間に脱走してしまう。桶に水を張り、タコを入れておくのはどうぞ逃げてくださいと言っている様なものだ。
タコ釣りに出掛ける時には、必ず目の細かい網を用意していかなくてはならない。
網の口は、ヒモで縛って閉じる事ができるような構造が不可欠。オキアミを解凍するための網や洗濯ネットなども使うことができる。
こうして、しっかりと口を閉じ、海水の入った桶に沈めておけば、おとなしく帰りまで生かしておく事ができる。
なにしろ活けタコは、キロ数千円で取引される超高級素材だということを是非知っておこう。
7人で31杯、一人3~6杯
さて、この日の天気は雨模様。しかし海の中はトロトロと潮が動いていて悪いコンディションではない。
去年に比べ、朝一番のスタートダッシュはたいした事がなかったが、一日ポツポツとタコの顔を見ることができた。
朝から昼過ぎまでで、船中31杯は上出来。サイズも、去年と比較すれば約半分位、やや小型が多かったが、数十年振りの好漁とは行かなくとも今年も悪い年ではなさそうだ。
タコは初夏ならではの釣りモノ。東京湾の乗合船、相模湾の仕立て船で是非挑戦してもらいたい。

○ マダコのタックル/仕掛け、つり方は こちら

タコの茹で方
タコの捌き方についてはさまざまなサイトで紹介されているのでここでは割愛するが、大切な事だけを書いておこう。
・ 粗塩を使った塩もみを丁寧に行うこと。10分位かけて吸盤まで丁寧にやろう。
・ 塩もみ後の水洗いも丁寧に、手を抜くと茹でた時にお湯に塩が溶けてしょっぱくなる。
・ 足の先からゆっくり沈め、1kgまでのタコならば2~3分が目安。(小振りは短めに)
タコ飯は 生タコならではの楽しみ!
茹でたタコでは作れないのがタコ飯だ。
下ごしらえしたタコを親指の頭位の大きさに切る。
火が入ると縮むので、日本酒と醤油を少々加えるのがポイント。
タコは多いかなと思うくらい入れて丁度良い。
あとは普通にご飯を炊く要領で良いが、生タコでないときれいな桜色のご飯に仕上がらないし、独特の風味を出す事もできない。是非タコを釣ったときはお試しあれ。


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