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2008年4月24日(木)
【特集】三浦剣崎「必ずハマる!ライトタックルの深場釣り入門」
深場釣りもライトタックルがイマドキ。200号オモリで水深500mの世界へ!(リポーター/まるかつ)
| 2008年 4月12日(土) | |
| 晴れ | |
| 三浦東部 剣崎松輪 若松丸 | |
| アコウダイ | |
| スルメイカ短冊、サーモン短冊 | |
| 大房岬沖、波佐間瀬 |
考えているよりずっと身近な「ライト深場」
「深場釣り」と聞くと、超大型リールに2kgの鉄筋オモリ、仕掛けは20本針なんてイメージがあるのではないだろうか?
確かに昔(30年くらい前)は、400~500mダチを手巻きリールでやり、翌日は腕がパンパンで上がらなってしまう修行の様な釣りだった。
だが、最近は性能がよく小型化された電動リールが手に入るので、「深場釣り」も敷居がグッと低くなってきた。
私は、10年前から<ライトタックルの深場釣り>と名づけて、8号800m(6号700mでも可)巻ける電動リールと、200号オモリで楽しむスタイルを作り上げてきた。竿もアジビシ竿やイカ竿などが流用でき、仕掛けもハリ数を5~8本程度に抑える事で取り扱いがしやすく、入門にはうってつけのジャンルとして確立されつつある。
ネットで知り合った仲間にも、ここ2年位の間に800m巻きリールを新規購入した人は多い。いきなりタックルを購入と言うわけにもいかないので、最初は道具を貸し出し、体験してもらうようにしている。
近頃は乗合船も出るようになり、市販の仕掛けも充実してきた。「一度やってみたい!」と思っている人の背中を押す環境が整ってきているのかもしれない。
釣れるのは美味い魚ばかり
ターゲットは一番深いところで400~500mのアコウダイから、300m前後のキンメダイ、その他にもムツ、クロムツ、アカムツなどが主役級で、外道軍団も種類が多い。
深海は水温が低いせいなのだろうか、脂の乗った美味しい魚が多く、刺身、炙り、煮つけ、鍋と食べ方のバリエーションも豊富だ。
こんな獲物を一度でもゲットして味わえば、すっかり深場釣りの虜。さらに、家族から「お父さん、美味し~い!また釣ってきて!」なんて言われること間違いなしだろう。
深場釣り、ここがポイント!
釣り方も決して難しくはない。初めての人でも2~3回の投入・取り込みを、ベテランの指導の元に経験すればすぐに慣れるはずだ。いくつかのポイントをしっかり押さえておけば、一人で乗合船にも乗れるようになるだろう。
・最初は欲張らずハリ数を5本に
・身の回りを整理整頓し、仕掛けが引っかからないように
・エサ付けは端の中心にチョン掛け(丁寧に付けないと海中で回転してヨリの原因に)
・投入後リールから目を離さないように(潮が早い時の着底は一瞬)
・サバやシマガツオが中層で食ってしまったら即巻き上げ(オマツリ防止)
・最初のタナは二度取り、マメにタナの取り直しを行う(誘いににもなる)
・仕掛けの回収時は1本づつハリスのヨリを取りながら磁石板にセット
(魚が付いていても外しながら)
200mラインを突破せよ!待ち構える外道軍団
さて、 今回は仲間だけの仕立て出船。すでに全員が深場釣りを経験済みで、ハマり始めているメンバーだ。ピカピカのマイリールが右舷にズラリと並んだ。
今日まるかつが用意したエサは、スルメイカとサーモン。幅1.5cm、長さ20cmと大きめの短冊に切ってある。他のメンバーもシコシワシ、サバ、アナゴなど各自各様のエサを持ち込んでいた。
最初のポイントは館山の沖合い400m。期待に胸ふくらませて投入したが、一番手の人がいきなり「オッペタンコ(シマガツオ)」に捕まってしまった。二番手以降は無事に底まで届いたが、上がったのはアコウとは呼べないサイズで、釣った本人も苦笑い。
続く二投目は、全員が待ち構えたオッペ軍団に捕まってしまい、200mラインを突破する事ができなかった。こうした、あえなくポイントを移動せざるを得ない状況は、毎年春になると起こる。季節を感じさせもするが、とにかく仕掛けを底まで落とせないと勝負にならないのだ。
もう一度450mラインを狙う!
海の女神様は分かっていた。最後に笑ったのは?!
次に向かったのは洲崎の沖合い。ここはオッペタンコはいないものの、外道のアタリすらなく、潮が動かない状態。
仕方なく少し浅めの250~300mのポイントに移動して、オカズを確保する事にした。仕掛けはそのままだがエサを少し小さめにカットして食い込みやすいようにしてやる。
100mでゴマサバの群れに仕掛けを止められてしまうアクシデントもあったが、底まで降りればキンメダイ、ウケクチメバル、カタボシアカメバル、ユメカサゴ、クロシビカマスなどが竿先を叩いてくれた。
このままで終わるわけにはいかないので、最後にもう一度、450mラインにチャレンジ。
まるかつは惜しくも高切れによるライン不足で、数十m足りず、仕掛けを底まで届ける事ができなかった。
が、最後の最後でドラマが待っていた。
「あ~、赤い魚が付いている~!」
声の主は、今までの釣行で、ただ一人アコウダイを手にしていないYさんだった。
全く期待していなかったので嬉しさ3倍、小躍りして喜びを体中で表現していた。
その直後、波間に漂いカモメに狙われている赤い魚を発見。
無事にタモ取りしてみるとチモト切れしたハリとアナゴ餌が付いており、トモのM女史の魚であることが判明した。こちらはアコウダイと近い種類の「ホウズキ」という魚だったが、魚の写真を撮ることが趣味の彼女は、初めての被写体に大興奮。
まるかつは本命に恵まれなかったが、200mで掛かったデカマサバで今日は我慢。
オッペタンコの邪魔が少なければ、これからまだ6月位までは十分チャンスがあるので、4kgオーバーの大物を狙ってライトタックルの深場釣りにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

○ アコウダイのタックル/仕掛け、つり方は こちら

○ 今日のお土産は春キャベツ
船長の親戚は三浦野菜を育てる農家なので、季節折々のお土産を帰りに持たせてくれる。今日は柔らかくて美味しい春キャベツ。このほかにも大根、西瓜などいつも新鮮な野菜や果物を気遣ってくれるお母さんにも感謝だ。
○ デカサバで激旨土佐造り
水深200mでも特大のマサバが釣れる。普通のサバと比べてずんぐりしていて、見るからに 脂が乗っていて美味そうだ。
しっかり血抜きして持って帰れば、最高のご馳走になる。
定番の〆サバももちろん最高だが、今回は趣向を変えて土佐造りにしてみた。
三枚に下ろし腹骨をすき、血合い骨を毛抜きで抜く。
塩をして冷蔵庫で1時間
軽く塩を流して水気を取り、バーナーで皮目をしっかり、身側をさっと炙る。
刺身に切り、好みの薬味(ネギ、生姜、大場など)を散らして、ポン酢をかければ出来上がり。


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