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2008年4月14日(月)
【特集】茨城鹿島「一度は釣りたい!座布団カレイ」
引きは強烈!!10mの浅場で50cmオーバーの座布団カレイが暴れまくり (リポーター/まるかつ)
| 2008年 4月 5日(土) | |
| 晴れ | |
| 鹿島港/不動丸 | |
| イシガレイ | |
| アオヤギ/ホッキガイ/イソメ | |
| 真沖 |
意外や、人気モノになったのは最近?
「カレイなんて海底に折り重なるようにいっぺえ(一杯)いるべよ。」
鹿島の漁師や船頭は、他の魚は相手にしてもカレイをターゲットにしてはこなかった。それが急に脚光を浴びだしたのが5年前位だろうか。最初は仕立出船のお土産確保程度だったのが、口コミで情報が広がりだしたのだ。
とにかくデカイ、たくさん釣れる、引きも強烈とくれば、他のエリアで大きなカレイを狙っている釣り人にも、初心者にもチャンス到来。乗合船が出るようになってからはメディアにも取り上げられ、一躍人気釣り物として地位を獲得した。
ヒラメかと思った。最大は70cm 4kg級?!
攻め始めた年はイシガレイ中心だったが、モンスターサイズがかなり釣れた。なにしろ「1kgサイズはまだ小物、3kg以上が大物。」なんて凄い話が飛び交っていたくらいだ。確かにイシガレイはかなり大きくなる種類であり、カレイ族にはオヒョウ(ハリバット)なんていう、畳サイズの怪物まで存在する。
年々ポイントも開拓され、大物狙いだけでなく、数が釣れる釣り物としても人気が出てきた。
また、他の地区でも人気の高いマコガレイが混じるようになり、東京湾では大騒ぎしてタモ取りするような40cm級では、タモは使われず抜き上げられる始末。50cmオーバーを釣れば自己記録更新も夢ではないのだ。
カレイの習性を知ろう!
重要ポイントは エサと仕掛けの使い分け
カレイはあの平べったい姿から想像できるように海底を住処としている。砂泥質を好み、時には浅く潜るようにして、目だけ出している。主食は、海底にいる虫餌(イソメ類)や貝類。大変好奇心が強く、砂煙が上がると餌があるかと寄ってくる習性があるそうだ。
そこで有効なのは、天びん仕掛けを使い、オモリでドンドンと海底を叩き小突いてやる釣方。
エサについては、船宿で用意してくれるものはアオヤギが一般的だが、手に入ればホッキガイも良い。貝餌は特にイシガレイに有効で、ワタやヒモの部分が好まれる。
マコガレイには虫餌が有効なので青イソメやコガネムシなどを使う。いずれの場合も団子状ではなく、房掛けにして吸い込みやすくする事と、必ずハリ先を出す事がポイントだ。
一般的に、イシガレイにはビーズ類や蛍光チューブなどを使ったハデな短め(60cm位)が良く、マコガレイにはシンプルで長め(80cm位)が適していると思う。もちろん潮の流れにも影響を受けるので、臨機応変に対応できるようにしたい。
イシガレイには激しく躍らせてアピール、マコガレイには底に仕掛けを落ち着かせてじっくり食わせる事が肝だ。
ビックリ超浅場で実感!強烈な尾びれのパワー
さて、この日はハナダイ乗合1隻と、カレイ乗合が2隻の出船。久しぶりに大船長の操船だ。
大船長は、漁師経験の長い超ベテラン。考えることもやることも人とは一味違う。時間になり、他船が続々と港を後にしても、なかなか船を出そうとはしない。遅れてやっと一番最後に出たと思えば、今度はゆっくりと走り、すでに僚船ははるか遠くといった具合だ。
「船長ヤル気だな!」と思っていたら、案の定、他の船とは別の方向に舳先を向けた。
しばらく走り、到着したポイントは岸からあまり離れていない場所だ。
「今日はここで勝負すっから、息子にも教えてねぇとこだからよ。」
仕掛けを投入してみてビックリ、10mにも満たない超浅場だ。気合を入れてオモリで海底をこずき仕掛けを躍らせる。すると、ククククッと、カレイが餌にアタックし始めた様子が竿先に伝わってくる。
ここでアワセてはすっぽ抜けてしまうので、一呼吸、糸を送りながら数秒後ゆっくり聞き上げるとゴンゴンゴンゴンと激しく竿全体が叩かれた。
あの大きな尾びれで海底を蹴り、猛然と抵抗を始めたのだ。水深が浅いので抵抗感がダイレクト、10m足らずを巻き上げるのに、何回もドラグが滑るほどだ。
水面に来てからも油断はできない、大暴れをしてバラしたり、タモの縁を尾びれで叩いて飛び出すことがあるからだ。
カレイは飲ませて確実に針がかりさせる
カレイは早合わせは禁物だ。
イシガレイは口が大きく『オオグチガレイ』なんて別名があるくらいだから、アタリからアワセまでは比較的短くても大丈夫だが、マコガレイは『クチボソ』と呼ばれる位、おちょぼ口だ。
最初のアタリで合わせても、餌を吸い込んでいる最中だから我慢が肝心。もしも聞き合わせて乗らなくても、貪欲なカレイは餌をあきらめたりしないから、すぐに竿先を下げて仕掛けを戻してやる。再度アタックしてくる確率は結構高いものだ。
しかし、置き竿や待ちすぎは複数のハリを飲まれたり、隣の人の餌まで食いついてトラブルになったりするので注意したい。
飲まれた場合は、割り箸をビニールテープで留めた物を口に差込み、ハリスと箸を一緒に持ってグルグル回すと簡単に外すことができる。
また、専用ハリ外しやプライヤーなどで外しても良いが、ハリスに傷が付きやすいので、思い切って切り交換するのも一手だ。超大型は傷が付いたハリスなど一発で切ってしまう瞬発力を持っているからだ。
まだまだロングラン、マコガレイはこれから
今年は3月からシーズンインしたが、これから4月、5月と水温が上がってくると活性も高くなってくる。イシガレイの方が冷水を好むようだが、マコガレイはこれからが期待大だろう。
桶に入れても、尾びれだけでなく頭もはみ出すような大座布団を狙って、是非挑戦してみてもらいたい。

○ オモリは40号と60号を用意
平日など空いている場合、オモリは40号を使うのが一般的だが、混雑したり、潮が早い時などには60号を使うように指示がでる。あらかじめ両方を用意して乗船すれば安心だ。
○ 下船後、魚を締めてくれる
乗船時には氷は配られない。それは船上では桶で魚を生かしておき、帰港後、魚を活き締めにして血抜きをしてくれるからだ。
イシガレイの場合は、背中に数箇所あるイシ(硬い突起物)もそぎ落としてくれるのでありがたい。
今回の場合、受付(料金支払い)時に同じ番号が書かれた札を2枚渡される。1枚を魚と共にザルに入れ、もう一枚を自分の引き換え用にするシステムだ。このやり方はショウサイフグの場合も同じなので覚えておこう。
処理をしてもらっている間には、待合室で特製カレーライスが振舞われる。ニンニクが効いていて沖上がりの空腹には応えられない美味しさだ。
○ 家での下処理にはコレ!!
イシガレイには鱗がない代わりに上記のイシがある。そしてヌルヌル粘液も多く、これらが独特のにおいの原因となっている。
そこでお勧めしたいのが100円ショップでも売っている金タワシ。
台所の流しで水を流しながら背側腹側をこすってやれば、あっという間に下拵えが完了だ。
マコガレイは細かい鱗があるが、これも同じ方法でヌルヌルと共にきれいにウロコ取りができてしまう。「イシガレイはあまり美味しくない。」なんていう人がたまにいるが、きっとヌルヌル対策が不十分だったのだろう。


















