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2008年3月 6日(木)
【突撃】南房・布良港「200%ハマるぜライトタックルで根魚五目」
遊び心をくすぐるライト根魚の試し釣りに挑戦。 カンコで記録更新も達成だ!(リポーター/かま)

| 2008年 2月28日(木) | |
| 晴 | |
| 布良港/良和丸 | |
| オニカサゴ カサゴ | |
| 鯖の切り身 シコイワシ | |
| 布良沖 |
ライトタックル根魚をお願いしてみた!
「ライトオニカサゴ。いや、ライト根魚をやりたいんですけど、やらせてもらえませんか?」
布良港の松栄丸でのヤリイカ取材の帰り道。足を止めた良和丸の船長に、ダメもとでこんなお願いをしてみた。すると
「まずは、試し釣りということでなら・・・」
と、意外な答えにビックリ。
「ライトのオニカサゴでしたら、先週、大塚プロが取材でいらしたばかりですよ。道糸は、PE2号、オモリ80号、リールは小型の新しい電動だったかな? そこそこ釣ってましたよ」
との話。ワハ、ラッキー!
釣行前夜には、楽しみでドキドキで、それでいてちょっと不安で、オイラは寝られなかった(子供かよ!)。
そして、迎えた2月28日。物好きな釣り仲間7人との仕立て船で出船。航程30分程の布良沖で実釣開始となった。さあ、今日のオイラは、燃えるぜ。燃え尽きるぜ。
左舷ミヨシの軟調竿がグニャリと絞り込まれた。横で見ているとその竿の曲がりは、憎すぎるくらいのカーブを描いた。
「いやぁ、引きますね。根魚の引きとは思えないですよ」と、当の本人から笑みがこぼれる。そりゃ、あんた、40号負荷程度の竿を使ってるんだから、余計に曲がるってば。
他人の掛けた魚だが、何が飛び出すのかと、期待が膨らむ。オイラがタモを構えると、オレンジ色の魚体が水面を割った。38センチの綺麗なオニカサゴだ。「こんなに引きを味わえた鬼は初めてです」と、嬉しそうだ。チッ、羨ましいぞ!
今度は右隣で、竿が突っ込んだ。いつもの事だが、オイラの両隣は、よく釣れる。
竿先が船底に突き刺さる勢いだ。片手だけでしっかりと竿をキープできるのもライトならではのこと。「楽しいぜ。こりゃ、楽しいぜ。ワクワクするぜ」と、奇声を連発。根魚にしては、スリルのある引き込みに、何が掛かっているのか皆目検討がつかなかった。
天秤が見え、仕掛けを手に取ると、ピンと張ったハリスの先に青物らしき影が光った。枝針には、良型のウスメバル。先針には、なんと大きなカイワリが付いてきた。これはお見事だ。チェッ、サメだったら良かったのになぁ~。
とにかく終日、ひっきりなしに魚がアタってきた。着底さえさせれば、必ず何かしらがシグナルをよこす。使用しているラインが細いだけに、それが鮮明に伝わってくる。左舷ではノドグロカサゴをくわえて、47センチのカンコが登場し、一同唖然。
オイラも序盤から30センチちょっとのオニカサゴや42センチのカンコをゲット。他にもいろいろな外道を手にして、桶は大入り状態。中盤にて、そこそこ満足していた。でもね、この後、スゴイのがきちゃったのだ。
底立ちを取るや否や「ブルルルル」とノドグロカサゴがアタった。これをフッキングさせて、すぐに仕掛けを送り込む(2本針だから、もう1本の針にも魚を食わせないとね)。すると、激しく「ゴンッ」ときた。ゴンがズドンに変わって、グイーンと突っ走った。
きたよきたよー、オイラに怪物がきたよー!! 魚を底から離して根をかわし、それからじっくりと巻き上げに入った。尋常じゃない引き込みだ! 時折激しく突っ込んで、リールからズルズルと道糸が引き出された。竿はバッドから、弓なりというより、逆「し」の字に曲がっている。
片手で竿をためて、必至にリールを巻く。ハリス4号、無理はできない。じわじわと手巻きで巻きあげる。このかけひきが実にたまらない。このまま、千mでも1万mでも巻いていたい幸せの時間が過ぎていく。周りの目には、きっと怪しい面持ちに映っていたに違いない。
残り50m程となって、急に引きが落ち着いてきた。これは、目玉や胃袋が飛び出ちゃう「いい魚」に違いない!
あと10m。海面を覗くと、白くてデッカイ物体が浮上してきた。白がオレンジに変わって、水面にボコ~ン!でた~、でけ~~~。なんと50.5センチ、2.4キロのカンコ(ウッカリカサゴのことね)がタモ網に納まった。
よっしゃ、捕ったどー!ウッシャシャ、カンコの自己記録更新なのだ。
バラエティ釣果
あちこちでいろんな魚が取り込まれた。鋭い引き込みで登場したのは、40センチ級のキツネダイ。深紅の光沢が美しいチカメキントキ。中には良型も混じって歓喜したノドグロカサゴやヒシダイ、アヤメカサゴ、ウスメバル、カイワリ、脂の乗ったマサバなどなど。更にはマダコまで釣れてきた。まさに根魚五目で高級魚のオンパレードだ。
目立つのは小型のノドグロカサゴやフサカサゴだ。それでも、ライトタックルの使用で、そのアタリと引きが意外なほどに楽しめた。電動のノーマルタックルだったら、「ノドグロが食っちまったよ」と、電動でガンガン巻き上げてしまうところだ。
魚が餌をくわえた瞬間から、食い込んで針に掛かるまでの様相を明確に捉えることが出来るライト根魚。今回は、試し釣りがゆえに、そのメリットデメリットを痛感。メリットを生かし、デメリットを解消して、またリベンジを誓うのだった。オイラは、200%ハマっちゃったぞ!


○いつもやれるの? ライトタックル根魚?
先刻放送された某釣り番組や、3月15日号の『隔週刊つり情報』にて、大塚プロがすでに実戦しているライトオニカサゴ。偶然なのだが、こちらも良和丸での実釣だった。
実は、今回我々は、「PE1.5号、オモリ60号」を使用した。この「PE1.5号」という道糸の太さは、思いのほか頻発した根掛かりにて、高切れを頻発するためNGとなったが、100m以上の深い海の底から、様々な情報を明確に伝えてくれたことは評価したい。
「PE2~3号を300m位巻いてきて欲しいですね。オモリは80号。このバランスで、今後要望があれば、釣り人のニーズに応えていきたいと思います」とは、実釣後の良和丸の良一船長。
釣り仲間とのチャーターならば間違いないと思うが、今後少しずつこの手のスタイルに興味のある人達が増え、乗合で出船してもらえるようになることを願って止まない。時期的な問題もあるので、出船に関しては電話で相談すると良いだろう。
○準備は、ノーマルのオニカサゴ釣りと一緒でOK
リールは手巻きでも電動でも良いと思うが、手巻きの場合はギア比の高い物をオススメしたい。
竿は、オモリ80号が背負えて、釣り手が使い慣れている物で良いと思う。今回、ベイジギング用のライトロッドと、ダイワのリーディングXシリーズの82を使用したが、どちらも甲乙つけがたい使い勝手だった。
比較的、荒めの根回りを攻めていくので、仕掛けの予備は多めに用意してもらいたいところだ。長さなどは好みや潮具合にもよるが、今回釣った特大のカンコは、カレイ用のスネーク天秤に60センチのショート仕掛けで釣れてきた。こんな楽しみ方もあるので、遊び心を持って挑んでもらいたい。
今回の釣行では、近所のスーパーで買ってきた鯖の切り身と早朝に布良港内で釣ったシコイワシを餌とした。どちらも有効だったが、小型のノドグロやフサカサゴも多いので、餌は大きめにカットすると良いだろう。

○布良の地物寿司
布良には2件のお寿司屋さんがあって、どちらもオイラのお気に入りだ。布良の集落の中で海を眺めるように立つ「富鮨」と、相浜の入口を入ってすぐの「巴寿司」。釣りの帰りにちょっとつまむなら「巴寿司」の地物寿司(1,450円だったかな)、じっくり食事をするなら「富鮨」の地物寿司(3,150円だったかな)と一品料理の鯖のたたきがオススメだ。
○ノドグロカサゴを美味しく食べる
「チェッ、ノドグロかよ」なんて声は船上で良く聞かれるが、大なり小なり、食べ方次第でとても美味しい魚だ。小さなモノは、切れ目を入れ、丸ごと二度揚げした唐揚げに仕上げ、頭や骨までバリバリとかぶりつく。中くらいのモノは、甘めの煮付けで、フワフワした身質を堪能。30センチを超えたら、お造りが旨い。朱色の鮮やかな盛りつけで、食卓が華やかになること間違いナシだ。
美味しい魚だけに大事にキープしてもらいたい反面、水圧に強い魚なので、食べない分は丁寧にリリースしてあげて欲しい。



















