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2008年2月 7日(木)
【突撃】南房布良沖「シャクれ!ヤリイカ 我慢比べだ、端物もくるゾ」
船長もお手上げの超シブDAY。でもだからこそ、その乗りを見逃すな! (レポーター/かま)
| 2008年 2月 2日(土) | |
| 晴れ | |
| 南房 布良港 松栄丸 | |
| ヤリイカ | |
| プラヅノ | |
| 布良沖~白浜沖 |
乗りがわかれば一人前
シャクって止めて、ちょっと巻く。シャクって止めて、ちょっと巻こうと思ったら、「ククン」と竿先がお辞儀した。お~、乗ったぞ・・・きっと。
手応えを感じながら150mというディープな海底から、電動中速で巻き上げた長い仕掛け。不器用にたぐり上げると、白い物体がデローンデロローンと付いていた。ヒョヒョイと抜きあげたそれは、紛れもないヤリイカ。しかも2杯。う、旨そうだ!
こんなオイラに釣られたお馬鹿なヤリイカが上の写真。オイラの顔を見上げて、体を黒くして怒ってやがる。プシュープシュー。
ククク、怒って見せたって家に帰ったら美味しく食べちゃうもんね。まずは、ヤリイカのペペロンチーノじゃ。
ちっと足が長過ぎやしませんか?
訪れた船宿は、南房総、布良港の「松栄丸」。10月に新造船したばかりのピッカピカの大きな船だ。この新しい船をオイラのイカ墨攻撃で真っ黒にしてしまおうというのが、今回のお題。
朝一番。早々からお隣さんが乗りをキャッチ。傍目から見ても、ヤリイカにしては少々下品な引きかな?案の定あがってきたのはスルメ君のダブル。何はともあれ、朝一からのお土産確保は羨ましい。
「昨日はこんなにスルメはいなかったんだけど」と、船長は頭をポリポリ。絶好調だった昨日とは、状況が違うようだが、こればかりは自然相手のこと。スルメイカだからと侮るなかれ。グイグイ引き込むファイトは、ヤリイカのそれとはまた違った趣があって、実に面白い。
程なくして、反対隣の方も巻き上げ開始。オリャーと抜きあげたのは、やはり足の長いスルメ君。今日ばかりは短足が人気なんだけどねぇ。
昨日は中盤が良かったとのことなので、潮が良くなるのを首を長くして待ってみた。辛抱辛抱。
そしてその中盤のこと。ようやくにしてヤリイカらしき乗りが訪れた。6本付いたツノの最後の1本。1番下のケイムラのツノにしっかりとヤリイカが抱きついていた。グフフ、だまされやがったなお主!お前は、ヤリイカとタラコのパスタじゃ。
渋いと燃えるぜ!シャクれシャクれ、とにかくシャクれ
しかし、渋い。さっきまでは頭をポリポリする程度だった船長も、とうとう「今日ばかりは頭が痛い」と言い始めた。それでもポツポツとは釣れてくるから、ヤリイカにやる気が無いだけのようだ。
こういう渋い乗りの日こそ、自らの腕試しともなる。周りの釣り人よりも1杯でも多くイカを取り込めれば、嬉しさ倍増だ。
お隣さんも「触った気がしたんで、一応揚げてみたけどいませんでした」と、声を掛けてくれた。確かに、触ってくるんだけど、なかなか乗ってこない。カワイイ女の子の写真をチラつかせながら合コンに誘っても、話に乗ってこない奴らのようだ。
あわよくば、巻き上げたツノには、小さな足が1本。「チッ!逃げやがったな」…悔しいから、オイラは付いてる足を食ってやった。足だけで悲しいが、旨いぞチクショウ。
それでもオイラは頑張った。シャクってシャクって、釈由美子もビックリな位にシャクリまくった。そしてこの後、冒頭のダブルゲット。その後も小振りながらもダブルでゲット。この苦境を存分に楽しんだ。渋いと燃えるぜ~!これで何とか6杯をゲット。
ヤリイカの下は根魚パラダイス
「ヤリイカが渋いときは同じポイントでオニカサゴなんかを狙ってもいいんだよ。イカの乗りがいいときは、一生懸命イカを狙って欲しいけど、今日みたいな渋い日は、うるさいことは言わないよ」と、船長がポツリ。食べるにはもう十分と、ここで潔くイカの仕掛けをオニカサゴの仕掛けにチェンジした。
ところで、まだオイラがヤリイカに精を出していた序盤のことだ。なにやらトモの方が騒がしい。タモ網が運ばれるのを見た瞬間、カメラ片手に現場に急行してみた。すると…「グヘヘヘ、釣れちゃったよぉ」。満面の笑みのおじ様が、デップリしたアラを抱えているじゃないか!しかも、足元の樽には、キロ級のオニカサゴ。くぁ~、やられた。写真を撮る手が震える外道だ。
その笑顔に影響され、後半はオニカサゴを狙ってみることにした。餌は釣れたサバ。「これでオニカサゴも釣れれば、大好きなオニカサゴとヤリイカのトマトソース煮込みが成立じゃ」と、一人、食い気を募らせる。
そう上手くいくもんかと思うかもしれないが、たまには幸運がオイラにも訪れるモノだ。中型ながらもデップリとしたオニカサゴ。ググンときて、ゴゴンと針掛かりして、水面にポカンと浮かんでくれたのだ。クーラーボックスに華が咲きやした。
やはり終盤、オニカサゴ狙いに切り替えた何人かのおじ様方も、数匹のオニカサゴをゲットした模様。ヤリイカは全般的にご機嫌斜めだったモノの、凪も良くて十分に楽しめた一日だった。次回こそ、ヤリイカの3点掛けや4点掛けを達成するぞ。

○当日のタックル/仕掛け
○ヤリイカのタックル/仕掛け、つり方は こちら

○ヤリイカは、まだまだロングラン
「ヤリイカには、こだわっていきたいと思っているよ」とは、黒川船長の談。当地のヤリイカはまだ中盤。春先のイサキの開幕まで続く予定だ。当日は、布良沖から白浜沖の140~220m程を転々と狙ったが、好調だった前日は布良沖で釣れ続いたという。平日で極めて空いている日限定だが、同船でヤリイカを泳がせての端物狙いも可能だ。8.2キロのブリや8キロのメダイなども揚がっているので、こちらも見逃せない。こちらは、要確認。
状況で本文のようにオニカサゴを狙うことも可能。くれぐれもヤリイカの乗りがいい時は、ヤリイカを乗せまくって欲しい。
○イカ釣り初めての方へ
乗りのわかりやすさを考えれば、先調子のヤリイカ専用竿がオススメ。
電動リールは、ダイワなら400番、シマノなら3000番台クラスでOKだ。
松栄丸では、初心者でも捌きやすい5本ツノの仕掛けを販売している。船長お手製の投入器は人数分完備しているし、最新鋭の大型船だけあって、電源もバッチリ取れるからバッテリーを持っていなくても大丈夫。オモリは120と150号を用意してくればよい。
氷も用意されているから、タックルにロッドキーパー、クーラーボックスだけ持ってくれば、まずはチャレンジできる環境は整っている。釣り座を整理整頓して釣ること!これが一番大事かとも思う。写真のスッキリとした釣り座を参考にしてもらいたい。

やっぱり寒さ対策が大事
とにかく冬場の船上は寒い。曇りや気温の低い日は、特に手はかじかむし、体は凍える。カイロなどで間接的に体を温めるのもいいが、やはり体の中から温めるのが一番。松栄丸には、船長室の後ろに電子レンジ、後方キャビンにポットが設置されている。常時使用できるとのことなので、お弁当やカップラーメンなどを持ち込んで、暖を取ることをオススメしたい。


























