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2008年1月31日(木)
【速報】洲崎・白浜沖「やっと本格化?ヤリイカ、スルメとリレー釣り」
みんな待ってたヤリイカ爆釣り、スルメとリレーでイカ三昧だ!(リポーター/ぐり)
| 2008年 1月28日(月) | |
| 晴れ/曇り 北~北西風3~5m | |
| 中潮 波2m | |
| ヤリイカ、スルメイカ | |
| プラヅノ11cmブランコ、18cm直結 | |
| 内房 勝山港 庄幸丸 | |
| 館山富津道路、鋸南富山IC下車 | |
今シーズンはあまりパッとしない釣果が続く、東京湾~相模湾のヤリイカですが、南房で爆ノリが始まったと聴き付け、いてもたまらず行って来た。
船は勝山港 庄幸丸 、平日だと言うのに港は早朝から釣り客でごったがえしている。やはりヤリイカが釣れだしたのが大きいのか、活気のある港は船宿にしても嬉しい事だろう。
初めての船宿と言う事もあり、出船1時間以上前からスタンバイ、はやる気持ちは既に沖合いに飛んでいた。
スルメとヤリのリレー釣り
本来、ヤリイカ釣りに於いてスルメイカが混じる事は珍しくはない。ただしここ勝山界隈の船宿では朝一はスルメイカを専門に狙い、9時過ぎからヤリイカを狙っている。
これはヤリイカのメインポイント白浜沖が、朝9時以降の遊漁との申し合わせがあるかららしい。しかし我々釣り人にとって、それぞれのイカを専門に狙えるのはまさにこのうえない!リレー釣り! これほどイカ釣り師の心を揺さぶるリレーも無いだろう。まさにイカ三昧である!!
勝山漁港の朝は早い。出船が6時と言う事もあり、港は4時過ぎから釣り客の車で賑わっている。
今回、お邪魔する 庄幸丸はイカを得意とする船長で、船は20mと千葉でも1、2をあらそう大型船だ。月曜と言う平日にも関わらず、ヤリイカを求める釣り客なんと12名での乗船だ。
僕は右艫から二番目、操舵席の下後ろにポジションを取った。
この船のイカ角投入器は独特で、最初は使い方が解らず往生したが、細かな工夫になるほど~と感心してしまった。
写真で見ると解ると思うが、角を差し込む木の板に開いた孔の角度と形状が絶妙、そして特筆すべきは下にハリスをとめる長いスプリングがセットされている事。
ハリスをこのスプリングに挟んでおけば、風によりハリス同士が絡む事もなく、投入も錘を投げるだけで、するする~っと面白い様に解けて角が海中に引き込まれて行く!
朝一はスルメ狙いとの事、投入器にプラヅノ18cmの直結、8本角仕掛をセット。殆んど無風の勝山を後にした。
船はついこの間、船外機にて流し釣りをした岩井沖を左手にゆっくりと南下、やがて館山湾が見えてきた。
実は昨日迄、館山から2馬力のアオリと両天秤で悩んでた事もあり、ベタなぎの館山湾を眺める心境は複雑である。
時化後のアオリは高確率で確保出来るチャンスでもある。事実この日、10日ぶりに出せたボート(2馬力)は皆10杯平均のアオリイカを獲っていたのを後に知る事となる。
スルメはガンガン元気良く
洲崎を廻り、1~2海里ほど南下しただろうか?数隻の船が既に仕掛を降ろしているスルメ場に到着した。
南には三原山が、雪化粧した大島も随分近くに見える。そうここは南房なのだ。
反応を探って潮廻り後、船長の合図で仕掛を一斉に投入する。水深は220m、170m位まで探る様指示が出る。
スルメは底から浮いて回遊する事が多く、泳層も広い事から、早いスピードでシャクル電動直結の釣には向いている。
特にキビキビした動きに反応が良いので、電動を中速巻きにして、元気良くギュンギュンしゃくるのだ。
シャクリの動作は電動で巻きながら"ギュン"としゃくり、電動の巻く速度に合わせて竿先を下げる。この下げている間は角が静止した状態になる。つまりしゃくり動作による強い動きと、竿先を下げている間の静止する間が、スルメにアピールとノリの間を与えるのだ。
一投目から早くもノリが!!構わずガンガンシャクリを続ける。2杯、3杯と追いノリするからだ。指示棚を外れたので、電動を高速巻きにて巻き上げる。そこそこの重みはあるものの付いて居たのは一杯だけであった。
しかし胴体はビールの大瓶ほどもある、こんなサイズが多点掛けしたら巻上げられるのであろうか?と、嬉しい不安が頭をよぎった。
お、重いっ!!多点掛けだ!!
ドラマは早くも二投目からやってきた!
着低から2しゃくりで”ズシッ”とノリを確認、腕力に任せ構わずガンガンシャクリを入れると、遂に竿先が重さで上がらない程に!!
電動のスピードをツマミで早くするも、モーターが唸って速度が上がらない。支える右手が痺れてくる程の重量感だ!
やがて浮いて来た仕掛には多点のイカの花が咲いている。イカは角仕掛に掛かって上がって来る時、10本の足を花の様に開いて上がって来る。それが多点掛けともなると、なんとも見事な水中花の列に見えるのです。これを覗き込む瞬間がたまらない!
ひとーつ、ふたーつと声を上げながら取り込んでいると、操舵席から船長も顔を出している。四つ、四杯掛けだ!思ったより数は少なかったが、1杯1杯がこのサイズ、満足できる多点掛け達成だ!
そして次も四点掛け、、四点掛け、二点掛け、四点掛けと1時間ちょっとで19杯を確保。
もう手が疲れて上がらないと言うタイミングで、スルメ終了のアナウンスに正直ホッとした。
スルメは全部、開いて沖干し、投入中や流し替えの短い時間に開いて、ワタ出し、串刺し、干しを素早く、手早く済ますのが、イカ釣り師のこだわり。
僕は肝(ゴロ)と、とんび(くちばし)もしっかりキープ、特に肝は塩をまぶして二時間程〆、海水ですすいでから、綺麗なタオルでふき取ってタッパに保存しておく。これが後に珍味のタネとなるのだ!
いよいよヤリイカへ
スルメ場はまだ三浦が見える位置であったが、船はそこから南東へ40分程走った。
所謂、白浜沖と言われるポイントである。時間はまだ9時過ぎ、時間はたっぷりある。第二ラウンド、ヤリイカ釣りの始まりだ。
仕掛を11cmのブランコ7本角に交換する。ヤリイカは細身のシルエット、薄い(淡い)色を好む傾向が強いと思う。
しゃくりもスルメとは対照的に"すーっ"と聴き上げる動作と静止を組み合わせ、あくまでもソフトにやさしくがポイントだ。
さあ投入の合図が出た、水深は180m底から5mの指示だ。
ヤリイカは底付近に群れる事が多く、底べったりの印象がある。但し群れの規模が十分に大きい時や、夜釣り等ではかなり上層まで上ずる事もある。
空振りだった一流し目の後、二投目に早くも独特で繊細なヤリイカのノリが感じられた。慎重に巻き上げると、1番底の角に小さめではあるが、確かにヤリイカがついている。先ずはこれで本命確保と一安心の瞬間である。
と、船長から指摘が・・・僕の巻上げ速度が速すぎるらしい。今の感じではもう一、二杯付いててもおかしくないらしい。途中で身切れして落とした可能性があるとの事だ。
僕の使うシマノの3000Hなら、ヤリイカの場合巻上げは9~10、ダイワのシーボーグなら12~13、他のなら・・・とメーカーや型によっての速度の違いも把握しているとの事、流石周年でイカを追う船長の言葉には重みがある。
横で船長も竿を出しながら、マンツーマンで色々教わる機会を得た。
竿の調子や誘いの仕方、オイノリのテクニック、角の配色や感覚などetc・・・なんとなく解ったつもりだった事、聞く相手、機会が無かった事、見識間違いや思い込みの修正にはなんとも幸運な機会であった。
ヤリイカは最高4点掛けもあったが途中沈黙の時間もあり、パラソル級も含め12杯を確保した。
スルメと合わせ31杯は納得、満足の釣果、12時半の納竿に気持ちよく竿をたたむ事が出来た。
この日、同船のトップはスルメを含めて47杯、船長は渋い1日と言いながらも、我々からすれば爆ノリと言っても良い釣果ではあるまいか。
爆ノリを体感するには今がチャンス!早めの釣行をお勧めする。

○スルメイカは18cmの角が反応良くお奨め、直結、ブランコは好みで良い。
もし用意できなければ、11cmのブランコ仕掛で通しても良いが、細い幹糸は多点掛けの時、切れる恐れもあるので要注意の事。
○スルメの沖干しの際、塩で〆てキープした肝(ゴロ)は、塩辛は勿論、そのまま焼いたり、イカの身やげそをまぶして焼くゴロ焼きも絶品!チーズやバターを足したゴログラタンなんかも美味しいです。
塩で〆て水分をある程度飛ばしてあるので冷凍保存も利く。今回はヤリイカの身で塩辛を作りましたが、マルイカやアオリイカの塩辛も超美味。こればかりは釣り人の特権なので、肝は捨てずに持ち帰ってください。















