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2008年1月 1日(火)
【特集】千葉・飯岡港「はじめての船釣りでフグを釣っちゃおう」
初心者必読。船がはじめてでも、釣れるんです、フグが!(リポーター/かま)
| 2007年12月21日(金) | |
| 晴れ | |
| 九十九里 飯岡港 隆正丸 | |
| ショウサイフグ | |
| アオヤギ | |
| エビ根東 |
今回は、初めて船で釣りをする人を誘っての釣行だ。あれこれ悩んで私がチョイスした釣りモノは、目下好調の「ショウサイフグ」!
フグなんて釣れるの?釣っても食べられるの?と思う人も多いようだが、「船宿で身欠きにしてくれるので、家に帰ってからの魚の処理も簡単」、「仕掛けもシンプルで扱いやすい」、「釣果で鍋を囲んで家族団欒」と、意外に身近な釣りモノなのだ。
そんなわけで、「カットウ仕掛け(簡単にいうと引っ掛け釣りである)」のショウサイフグ釣りをするために、飯岡港は隆正丸を訪れた。
船も大きく、設備も整っているので、はじめて沖釣りをする者を連れていく身としては、安心と考えたゆえの選択だ。
まずは釣りの準備
船宿に到着したら、まずは駐車スペースに車を止めて受付へ。ここで、乗船料を支払い、必要な物を揃える手配をする。
今回同行してくれたK君の場合、「貸し竿のレンタル」、「仕掛けの購入」、「餌の購入」を手配した。
隆正丸の場合、料金は先払い。あわせて、乗船名簿に記入する。
受付が終わったら、長靴やカッパ、ライフジャケットを着て、いざ船へ! まずは、空いている釣り座にクーラーボックスを置いて、釣り座を確保。このときは、まだ竿やエサは手元にない。受け取るのは、受付でもらった札を、船の前で待機してくれている船長に見せた、その後だ。
最近は、事前にお願いしておくと、出船前に船長が釣り方などの簡単なレクチャーを行ってくれる船宿が多い。今回も、芳野船長が、はじめてのお客さんにレクチャーしてくれた。これで不安が吹き飛ぶのは言うまでもないし、初心者を連れていく身としても実にありがたいものだ。
釣り方イロイロ。だからおもしろい
5時半に出船。まだ暗い海を船はゆっくりと進む。幸い風も弱く、うねりも少ない。絶好のコンディションだ。航程15分ほどでポイントに到着。準備を整え、合図で仕掛けを投入した。
すると早速、K君に良型のショウサイフグがかかる。「いやぁ、釣れちゃいました」と笑顔の彼。「その型なら刺身に十分だよ」などと話し、足元のオケに魚を放り込む。
船中を見渡すとポツリポツリとフグがあがっている様子。「朝方の方が“食い”はいいですよ」とのことで、皆、休まずに竿を振るう。
あらためて見ると、釣り方も千差万別だ。
タイミングで聞き合わせをして釣る人、ジッとアタリを待って釣る人、たまに聞き合わせする人…。
当日は、水温の低下か、濁りの影響か、魚の食いはいたって渋かったのだが、その中で、アタリを取ってアワせていた人が、比較的釣果を伸ばしていた。釣り方によって釣果が変わるあたりも、この釣りの面白さのひとつと言えよう。
ビギナーズラックか。はたまた釣りセンスか。
私からK君へのアドバイスは、ただひとつ。
「底を取ったら、ちょっと巻いて、カットウ針のハリス分位の幅で、たまに竿先を「チョイ」としゃくってみるように」。
あとは、竿の握り方、リールの掴み方などを簡単に伝えただけ。
なのに、なのにである。5人並んだ左舷の釣り人の中で、最もいいペースでフグを釣っているではないか! ビギナーズラックとは良く言うが、彼の場合なかなかの釣りセンスを持ち合わせているようだ。ん~、参ったぞ。
終日ポツポツと釣れ続き、特にバリバリと盛り上がった時間は無かったが、12時の納竿までに、それぞれ10~27匹のショウサイフグが釣れあがった。件のK名人は、してやったりの20匹をゲットだ。
「いやぁ、楽しかったです」 その一言が嬉しかったぞ!
「ハイ、お疲れ様でした」と船長のアナウンスと共に着岸。しっかりと船長がモヤイを取ってから下船。各自でフグ処理場に釣ったフグを運び、あらかじめ用意されているカゴに入れる。このとき、カゴに2つ番号札が入っているので、一枚取っておこう。あとで引き替えになる。
処理してもらっている間に片づけや食事を済ませ、しばらくしたら処理場に受け取りに行く。身欠きになったフグをビニール袋に入れてくれるので、用意された氷をもらって、そのままクーラーボックスに収めればOKだ。
「いやぁ、今日は楽しかったです」とは、K君。そりゃ、あなた、初めてであれだけ釣れれば申し分ないでしょうよ。これで、また沖釣りファンが一人登場ということで、釣りレポーターとしては、嬉しい限り。大成功の一日となった。よーし、また連れて行っちゃうぞ!

○当日のタックル/仕掛け
○ショウサイフグのタックル/仕掛け、つり方は こちら

○飯岡沖のショウサイフグ は安定株
当日、実釣したのは真沖のエビ根の東寄りのポイント。水深は13m程。
釣行当日は、水温の低下でトップ27匹と振るわなかったが、翌日には40匹をマークしており堅調。「いつまで続くかは何とも言えないですが…」とは、芳野船長の弁。とは言え、安定株の釣り物と思われる。
狙う水深は、深くとも30m程度とのこと。しばらくは、この13m前後のポイントを狙っていくと見込まれる。
○基本的には「カットウ釣り」
基本的には、カットウ釣りとなるが、食わせ釣りでも構わないとのこと。当日の乗船者にも、カットウ仕掛けの上に食わせ針を付けるなどしている様子が散見された。
個人的な意見となるが、釣り方がどっちつかずになるように思えるので、カットウ釣りならカットウ仕掛けのみ、食わせ釣りなら食わせ仕掛けのみで釣る方が、初心者には無難である。「二兎追う者は、一兎をも獲ぬ」である。
隆正丸では、カットウ仕掛け、青柳餌を販売している。
○外道も豊富でニンマリ
ショウサイフグばかりでなく、アカメフグ(ヒガンフグ)やイシガレイ、カサゴ、アイナメなどの外道も多く、そんな外道がまた嬉しいものだ。
当日は、比較的外道が少なかったが、アカメフグや40㎝ジャストの大きなカサゴまで登場した(こんなデカイの初めて見たぞ)。狙って釣れるものではないが、そんなおまけも楽しみな釣りであると実感した。

ご存じかと思うが、フグの処理には、フグ調理師免許が必要である。もちろん、ショウサイフグを看板にする船宿のほとんどが、その認可を得て営業している。免許を保持しない釣り人個人が処理することは、法律で禁じられているのでやめたい。
今回の隆正丸の場合、船宿の脇に立てられているフグ処理場で、船宿のスタッフの方々が手際よく処理してくれる。
食べるときは身欠きに付いているヒレを取り去り、好きなように調理すればよい。これからの時期は、やはり鍋がオススメだろう。





フグの処理には認可が必要だ













