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つり通信

旨い魚を釣りたい!食べたい! 今何が釣れるのか、爆釣願って沖に出た、業界最速の実釣レポート!

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2008年1月10日(木)

【速報】三浦半島・剣崎「アコウダイは海の神様からのお年玉」

シーズン到来。ライトタックルの深場釣りで、真っ赤なアイツを狙う(レポーター/まるかつ

Icon_01 2008年 1月 5日(土)
Icon_02 曇りのち晴れ
Icon_07_2 三浦東部 剣崎松輪 若松丸
Icon_06 アコウダイ
Icon_03_2 イカ、サバ、サーモン短冊
Icon_04 大房岬沖

P_001_2 感動!そして興奮の瞬間

残り70m辺りから真下に入っていた道糸が徐々に斜め前方に向かいだした。そして、時折嫌々をするように首を振るのかグングンと竿先を叩くシグナルが届き、途中までは竿先が水面に入るほど大きく曲がっていた竿が今ではそれほどでもなく、魚が浮き始めた事を知らせる。

「コレは型の良い本命らしいな!」

Marukatsu 船長と顔を見合わせてニコリ、予感が確信に変わる瞬間だ。アタリがあり仕掛けの巻上げに入ってから10分以上経っている。アタリが無かった場合は高速で回収するが、魚が掛かっている場合はスローでじっくりと巻き上げないとハリス切れを起してしまう可能性があるから、時間をかけないとならない。

リールの巻上げが止まり仕掛けを手に取ると、斜めになった仕掛けの先のほうに赤とも白とも言えない色の影が浮上して来る。これが本命の印、黒や茶色ではダメなのだ。

直ぐに手繰り込みたい気持ちを抑えながらハリスの撚れを直しながら仕掛けを回収する。すると10数m先にボッコンと赤い花が咲き、周囲から「おぉーっ!」「やったー!」「すげーデカイよ!」と歓声が耳に入ってくる。本人は大騒ぎしたいところだが、下を向いて黙々と仕掛けの回収を行いながらじわーっと湧き上がる喜びを噛み締めるのだ。

P_001_2 エサをどう食べる?!海底のアコウダイ

Counter太陽の光は30m辺りまでは十分に届くらしいが、150~200mでは海面の1%、1000mを超える深い海では全く光が無い暗闇の世界と言われている。

今回狙うのは400~600mの海底に住むアコウダイ。全く想像もできない世界で生活する彼らはどのようにして餌を見つけて捕食するのだろうか?

浅い海と違い餌がふんだんにあるとは思えないし、目の前に来た食べられる物は大きな口で一飲みにしているのだろう。大きく成長するためには相当の年月が掛かると想像される。その鼻先に美味しそうなご馳走(イカ、サバ、サーモンなどの短冊)を送り届ける事ができれば簡単に釣れるかと思いがちだが、そうは問屋が卸さない。

上潮の動きは船上でも把握できるが、深海といえども底潮の動きがないと魚が口を使ってくれないのだ。人間とて同じだろうが気持ちの良いそよ風でも吹いて快適な温度(魚は水温?)でないとお腹もすかないのだろう。

P_001_2 オモリ200号でもライトタックル

深場釣りと言うと大型のリールにゴツイ竿、15~20本とハリ数の多い胴突仕掛けに2kgの鉄筋オモリ。以前は、波の高い外海では仕掛けの扱いが難しく、敷居が高そうというイメージがあった。

だが、PE(正式名称は超高分子量ポリエチレンライン)と言う性能の良い道糸が世に出てからは、強度があり伸びの少ない糸を使う事で細い道糸でも深場釣りができるようになった。また、8号800m巻ける中型リールが安価に手に入るようになったのも深場釣りのハードルを下げた理由だろう。

底から高いタナまで群れるキンメダイの場合はハリ数を多くしてタナを探る必要もあるが、アコウダイの場合は比較的底中心の釣りとなるため、ハリ数は5本あれば十分に釣りになる。オモリも200号ならばイカ竿やアジビシ竿の中からバットのしっかりした物を選択すれば使うことができるし、かえって穂先の感度が良く釣りやすいかもしれない。

15年ほど前から試行錯誤を繰り返しながら『ライトタックルの深場釣り』をやってきたが、PEラインを6号に落とせば中型リールの大きめのタイプに700m巻くことも可能だ。これは仕立て船中心ならではの楽しみ方だろう。最近始まった乗合船の場合は両舷にお客さんが入るため、道糸の太さを統一する必要もあるし、オモリももっと重いものを使ってもオマツリのリスクが大変高い。

P_001_2 こんな近くで1000mもあるの?

Up年末の竿納めとしてこの釣りをセッティングしていたのだが、天候不順で初釣りに延期となってしまった。いずれにせよ今シーズン初めての深場釣り、今年の好スタートを期待して5名が右舷に並んだ。

松輪の江奈港を出港して東京湾口を房総方面に横切る。操舵室で魚探を見ていると徐々に深くなって200m辺りから一気に落ち込んだ。船長に聞くと底まで1000m近くあり、昔日本軍の潜水艦が通った道だと教えてくれた。

この谷を渡った反対側で釣り開始。1投目こそ深海アナゴやギスなどの外道だけだったが、2投目からは本命が顔を見せてくれる。
潮の流れと風向きを読み、ミヨシ(船首)またはトモ(船尾)から順番に仕掛けを投入し、海の中で扇型に5組の仕掛けが入るように操船する。かつ東京タワーの天辺よりも高いところからピンポイントに狙った場所に落とさなくてはならないのだから大変だ。
さすが職漁で鍛えられたベテランの技と言うほかはない。

P_001_2 1匹あれば家族みんなが舌鼓

Zenin仕掛けの投入、巻き上げだけでも30分近く掛かるので一日に何回も出来る訳ではないのがこの釣りだ。
しかし、今日は底潮の動きが良く上潮も速くないので毎回チャンスが訪れた。初釣りにふさわしく、全員が本命の顔を見る事ができ、船中8匹とオメデタイ結果となった。
1~2kgのサイズならば色々な料理で家族全員が堪能できるはず、海の神様からの赤い大きなお年玉をゲットすることが出来、皆ニコニコ顔だった。

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アコウダイのタックル/仕掛けとつり方は こちら

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○シーズンは始まったばかり、これから春の乗込みシーズンから初夏まで楽しむことができる。昨年はベストシーズンの3月後半から5月までオッペタンコ(シマガツオ)の大量発生があり、投入した仕掛けが毎回中層で止められてしまい釣りにならなかった。今年はどうなるか予測がつかないが、春先のにごり潮になる前に一度チャレンジしてはいかがだろうか?


Nana○初めてチャレンジするには大変そうなイメージがあるかもしれないが、仕掛けの投入と回収の手順をマスターしてしまえば難しい釣りではない。道具が重いので置竿の釣りだし、女性にも体力的なキツさが無いのが魅力的だ。
釣り方で大切なのは、底ダチをしっかり取ること。道糸の出が止まるのは一瞬なので、それを見逃さない事が大切だ。あとはマメに数m巻き上げて落とし直してタナを取る事を繰り返せば、それが誘いになる。

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Esa_21.今回のアタリ餌はイカの短冊だった。他のサバやサーモンなどの魚系の短冊よりも食いが良く、本命は全てイカに来たと思われる。しかし、これはあくまでも今回のコンディションに合った結果なので、できるだけ複数のエサを用意し様子を見る事が重要だ。
また、餌は幅が太すぎると水中で回転しやすくなるため1.5cm位に、長さはアピール度を高めるためにも15cm位と長めが良いようだ。

2.タコベイトの半割りも効果が大だが、外道にも好まれやすい。また、水中ライトも良い結果を生む場合があるが、外道が多い時は外した方が賢明だ。

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Asashi Yoritori Hashi

Hide Nitsuke Aqua

2008年1月10日(木) 沖釣りキング固定リンク