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2007年11月29日(木)
【特集】三浦剣崎・松輪「シーズンイン!おとぼけ顔でも引きは強烈! アマダイ」
寒さ到来、いよいよアマダイの季節。外道軍団もにぎやかだ(リポーター/まるかつ)
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2007年11月23日(金) ![]()
晴れ ![]()
三浦東部 剣崎松輪 若松丸 ![]()
アマダイ ![]()
オキアミ ![]()
剣崎真沖
朝一番は朝マズメ いきなり主役登場!
「来た来た来た~っ!アマダイだ~っ!!」
豊田さんの大きな声が船中に響き渡る。
まだ釣りを開始して間もないのに、皆の視線を浴びながら持参したマイタモで本命第一号を掬い上げた。
彼は@nifty つりの釣り通信フォトエッセイ『龍宮千一夜』でもお馴染みのプロカメラマン、豊田直之さん。今日のアマダイ仕立てに参加してくれたのだ。いつもは写真を撮る立場だが今日は撮られる側。それにしてもまさしく喜色満面、嬉しさが表情にあふれ出している。
朝一番というのは“朝マズメ”とも言われ、魚が良く口を使う時間帯と言われている。しかし、今日は仕掛けを投入してみて、潮の動きが芳しくない事に気がついていた。それでもい きなり本命が食ってくるのだから“朝マズメ”効果がある
のかもしれない。
活性が高いときは外道軍団が底で待ち構えているかのように30秒とオキアミ餌がもたないし、アタリが頻繁にあるのがこの釣りの特徴だ。
しかし、今日は外道のアタリも少なく、移動で仕掛けを上げても餌がしっかり残ってくることすらある。次に来たのも本命、そして左舷ミヨシから3名立て続けにアマダイの顔を見る事ができた。
大きな目でエサをパクリ
アマダイ釣りは、タナ取りと誘いが肝心
アマダイ釣りの基本は正確なタナ取り、餌が底にべったりとした状態ではなく底スレスレをフワフワと漂う状態を演出する。そして緩やかに竿先を上下させ、オキアミが底から1m位のタナを上下に動く様で食い気を誘うのだ。
アマダイは広く泳ぎ回るタイプの魚ではないが、容姿からもわかるとおり、大きな目で視界に入ったエサには積極的に飛びつくと考えられる。
よく雑誌や本などに、「アマダイは普段は穴に入っており~」と書かれているが、実際には深い穴に入っている訳ではなく、砂泥底のくぼみ(これを穴と表現している)に居るらしい。この体勢で斜め上方のエサを待っていると、水族館の専門家に教えてもらった事がある。
やっと潮が動き始めた
狙う水深は75~100mの間。魚探で底の状態を見て、潮の流れを読みながら丁寧に船を流して行く。
潮が動かないと魚の活性が上がらないのはもちろんだが、船がうまく流れないので広範囲のポイントを効率的に探る事もできない。逆に潮が早すぎても、あっという間に好ポイントを過ぎてしまう。
開始から1~2時間経つと、やっと潮が少し動き始めてきた。
すると根際を通ったときにバタバタと良型のレンコダイ(キダイ)が食ったり、さまざまな外道も口を使い始めてきた。しかし、潮が動くと同時に北東の風も強くなってきて、ナギは良いとされるアマダイ釣には悪い条件になってきた。
そこで、今日は全長2mの2本バリ仕掛けを使っていたが、下バリの20cm上にガン玉を付ける作戦に出た。潮が動き始めた事と、船の上下動が大きくなってきたので仕掛けを底近くに安定させる目的だ。この作戦がドンピシャ、型は小さいながら潮下の右舷で初めての本命をゲットした。
アマダイの引きは強烈
今日はノーマルタックルの人はオモリ80号で、ライトタックル希望の人は道糸PE2号以下という条件でオモリ40~50号とした。もちろん細身のライトタックル専用ロッドを使用したので、海底の様子や小魚のアタックまで、手に取るように判り面白い。乗合船では勝手なことはできないが、今回のような仕立てならではの楽しみ方かもしれない。
アマダイはトラギスの様に派手なブルブルッというアタリではなく、ククッという小さなアタリの後にもたれるような感触がある。そこで静かに聞き上げると、グググッと力強く引き込むといったパターンが多いようだ。また底近くでの抵抗は相当で、水深の半分位で再度激しく抵抗するという特徴がある。
今回は水深が80mだったので、35~40mで大暴れをした。型が小さかったので全く問題はないが、40~50cmクラスのデカアマダイだと、ここでハリスを切られてしまう事がよくある。だから、中小型の場合は電動巻上げで問題ないが、「これはデカイかも?」と感じたときは手巻きでの巻上げをお勧めする。ドラグ調整をきっちりしても、とっさの対応ができるのは手巻きということなのだ。
最後の最後で1本追加
少し良くなった潮の流れだったが、後半、風が少し収まってきたら潮まで止まってきてしまった。90m以上の深めのポイントではヒメが多くなり、浅めの70~80mラインではトラギス中心に。しかし、ここで疲れたりヤル気を減退させて置竿にしていては、本命に 出会う事は叶わない。
終了時間30分前になった頃に外道とは違う小さなアタリ。早アワセしないように注意して聞き上げると柔らかい穂先がギューンと入った。 ゆっくり巻き上げてくると中間地点で強い抵抗、本命である事を確信してややサイズアップした1本を抜き上げた。
終わってみれば満足の大漁とはいかないが、さまざまな種類の魚たちと一日対話できた喜びが湧いてくる。寒い中、頑張った人だけが感じる事のできる達成感みたいなものなのかもしれない。

○アマダイは冬の釣り物、まだシーズンインしたばかりだ。今回は仕立て出船したが久里浜地区や相模湾奥から数軒の乗合船が既にスタートしている。12月~1月には内房、外房エリア、小田原地区なども開始するのでチャンスがぐっと広がるだろう。
○エサはオキアミを使うことが一般的だが、尾を取って丁寧に中心に刺し真っ直ぐハリ付けする事が重要だ。曲がっていたり、中心を外すと水中でくるくると回り、ハリスが拠れ、極端に食いが悪くなってしまう。早くエサを付けて投入したい気持ちになるが、ここはグッとこらえてエサ付けに時間を掛ける事が本命ゲットの早道と言える。
○アマダイは身が柔らかいので、そのまま刺身にするよりは昆布締めにすると美味しい。柵取りした身を酒で軽く拭いた昆布に挟みラップで包んで冷蔵庫へ。一晩で十分食べごろになるので、それ以上は身が固くなりやすいから注意だ。京都では”グジ”と呼ばれる高級魚、上品な焼き物や蒸し物は定番だ。鱗を取らずに揚げた”松かさ揚げ”も秀逸なので2匹以上ゲットしたら是非試していただきたい。
○本命が釣れなくても外道が賑やかなのがアマダイ釣りの特徴でもある。 キダイ(通称レンコダイ)は昆布締め、酢締め、タイ飯にすると「さすがマダイの親戚!」と感心する。ヒメコダイ(通称アカボラ)は湯引きして、山葵醤油やカルパッチョに。トラギスは天ぷらや南蛮漬けが美味しい。外道軍団にも一手間かけてスポットライトを当ててみよう。

今回お世話になった若松丸は、普段は職漁を行っている船だ。松輪には江奈港と間口港の二つの港があるが、江奈港では非常に少ない。(間口港のほうが職漁船が多い)
まるかつとは長いお付き合いで、海の事、天気、エサの切り方、潮の読み方などいろいろと教えてもらう私の師匠だ。
沖上がりしたら、家でお茶の時間。お母さん手作りの饂飩など(居ないときはカップラーメン)をいただきながら親父のおしゃべりのお付き合いをすることがコース(義務?)になっている。
今回は温かい甘いお汁粉をいただきました!
代表的なアマダイ外道一覧

・キダイ ・ヒメコダイ ・クラカケトラギス ・ヒメ

・オキトラギス ・カナガシラ ・タマガンゾウビラメ ・カナド


















