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2008年8月 8日(金)
【特集】魅惑の赤い果実~房総のスイカ釣り
スイカで狙うクロダイのポカン釣り(リポーター/おぱ)
| 2008年 8月4日(月) | |
| 快晴 南西風 | |
| 波っ気あり | |
| クロダイ | |
| スイカ 大玉 2玉 | |
| 南房総市 白浜 小戸港 白浜渡船 TEL : 0470-38-2273 千葉県南房総市白浜町白浜3584番地 | |
| 館山道~富浦IC下車~国道127号線を白浜方面へ南下~県道86号線を白浜方面へ~国道410号線を勝浦方面へ~野嶋崎灯台を通り過ぎておよそ1km先の左手に白浜渡船。白浜渡船⇒ @nifty 地図 | |
| 南房総 白浜町 白浜沖磯 江ノ島 |
房総の夏の風物詩! スイカのポカン釣り
賢い魚で警戒心が強く、いつも釣り人の気持ちを見透かすようにハリを避けるというイメージが一般的なクロダイ。
しかし実際は、獰猛で好奇心の強い魚です。特にその捕食行動においては、びっくりするほどの雑食性で、大げさな表現ではなく、何でも食う魚なのです。
その性質を利用したさまざまな釣りが全国に存在しますが、房総半島ではスイカをエサにした『ポカン釣り』が有名です。
ポカン釣りの発祥にはさまざまな説があります。
そのうちの1つをご紹介しましょう。
房総半島では、昔からいたるところでスイカが生産されていました。生産が多いのだから、当然、売れ残ることもあります。そんなとき農家の方々は、売れ残ったスイカを砕いて海に捨てていました。
ある日、釣り人が磯に出ると、捨てられたスイカが浮いていました。「なんだかなぁ」と思いながらそれを眺めていると、なんとそのスイカにクロダイが群がっているではありませんか。
「もしや……」と思ったその釣り人はさっそくトライ。スイカをエサにクロダイを狙ってみました。するとどうでしょう。釣れるは、釣れるは、これまでにないほど、たくさんのクロダイを釣ることができ、あっという間に広まったのでした。
めでたし、めでたし・・・。
真偽のほどは定かではありませんが、いずれにしても、スイカで手軽にクロダイが釣れるということは嬉しい事実なのです。
スイカのポカン釣りをやってみよう!
~コマセ&付けエサ作り~
スイカのポカン釣りは、その名のとおり、スイカを使ってクロダイを狙う釣りです。釣り方は、基本的にはフカセ釣りと一緒。ただし、エサにもコマセ(撒き餌)にもオキアミではなくスイカを使用します。
コマセの作り方は簡単。まずは、スイカ(大玉)を、包丁などを使って2つに割り、皮に沿って切れ目を入れます。次に実の赤い部分に、さいの目状の切れ目を入れ、バッカン等に取り出します。さいの目の大きさは2~5cm角がベストです。
皮の部分は、スプーンなどで掬い取ると無駄なく使えます。この要領で、スイカ(大玉)2個分を撒き餌にしていきます。
この量で大体3~4時間分のコマセです。また、この時に残った皮の部分は、抵当に砕いてコマセと一緒にバッカン入れておきましょう。これで、バッカンの中には、美味しそうなスイカのフルーツポンチが完成します(笑
次に、付けエサ作りです。
実がしっかりしたスイカを選びましょう。これを細かく刻んで付けエサにします。
付けエサ用のスイカを作るときの注意事項は、皮部分の近くの白身の部分を少しだけ残しておくこと。
白い部分は、繊維が多く、赤い実の部分よりも硬いので、ハリが掛かりやすく、仕掛け投入時のエサ落ちを防げます。
付けエサのサイズは、親指の頭くらい。ちなみに大きすぎてもOK! 磯でかじってサイズ調整ができます。 逆に小さいと調整はできないので大きめで作っておきましょう~!
スイカのポカン釣りをやってみよう!
~実釣編~
スイカ釣りで選ぶ磯の条件は【潮通しの良い磯】です。スイカ釣りは流して釣る釣りですので、潮が動かないところでは釣果が期待できません。
ポカン釣りの名前の由来は、クロダイが「ポカン」と浮いてきてスイカを食うところからついた名前と聞いています。つまり、かっこよく言うと……スイカエサを使ったクロダイのサイトフィッシングなのです!!
クロダイが浮くのは、比較的遠めの場所が多いので、潮がしっかり流れていないと仕掛けがそこまで届きません。なぜならこのエサは遠投ができません。だから「仕掛けを遠めのポイントまで運んでくれる潮のあること」が絶対の条件なのです。
さて、ここで先ほどのスイカの皮の登場です!
まずはスイカの皮を適当に海に放り投げて、潮の向きと流れの速さなどを確認しましょう。スイカの皮はこうして使うと便利です。
流れが確認できたら、早速、コマセのスイカを撒きます。基本は足元に絶え間なく入れ続けることです。
クロダイの活性が高い場合は、撒いたスイカに対する反応がすぐに表れます。つまりクロダイが水面下まで浮いてスイカを食ってくるのです。これがいわゆる『ヒラを打つ』という状態。
ボコン! ボコン! とクロダイが大きなスイカを食う様子が見れるでしょう。
次に付けエサの付け方です、付けエサは、残した白い部分にハリを刺し込み、そのまま反対側まで引き抜き縫い刺しにします。白い部分にかかっていれば、ゆっくり竿を振り込めばエサは取れません。
あとは、フカセ釣りの要領で、撒きエサと付けエサを同調させてゆっくりと流してクロダイが食ってくるのをじっくり待ちます。基本的にクロダイを浮かせて釣るのでハリスは短くして、ガン玉などは一切打ちません。
江ノ島の裏でスイカにヒット!!
今回、私たちが乗ったのは、『江ノ島』という磯。メジナ狙いの冬場は、テラスと呼ばれる沖向きが人気のポイントになりますが、夏は裏側がメイン。砂地に根が点在する場所なのでクロダイの実績の高い場所です。
朝からスイカを撒いていると、時折、遠くでクロダイらしき魚がバシャバシャッっと、ヒラを打ちます。これぞまさにスイカ釣りの醍醐味! 興奮は最高潮。
しばらくすると竿を持っていくようなアタリ、アワセると強烈に走り始めました。この時期のクロダイは1年で最も元気がよい。素晴らしい引きです。
が……ハリの掛かりが悪かったのか、やり取りの途中でスッポ抜けてしまいました。引き味は強烈で大型のクロダイを連想させる獲物だっただけに残念でした。
スイカで釣れるクロダイは良型が多い。大きなスイカをひと口で引ったくっていくサイズなので納得です。50cmオーバーも夢ではないこの時期のクロダイ釣り。ぜひポカン釣りでトライしてみてください。
竿 : 磯竿1.2号 5.3m
リール : レバーブレーキ&ドラグ付きスピニングリール 2500番
道 糸 : ナイロン2~3号
ハリス : 2.5~3.0号 1.8m
ウ キ : 円錐ウキ B号
ハ リ:チヌハリ3~4号

○スイカ釣りのベストな条件は、晴天で潮が澄んでいるときです。濁りがあるときはあまりよくありません。またクロダイを浮かせて釣るため、ハリスの太さやハリの大きさはほとんど関係ありません。本文に記したとおり、この時期のクロダイは元気。特に水面近くで食ってくるクロダイは大型が多いので、思い切って強靭な仕掛けとタックルで望みましょう。
○スイカのクロダイ釣りは、海水温が19度を超えると狙えるといわれています。白浜では、10月の頭くらいまでは狙えます。遠投が利くエサではないので、ポイントをあまり遠くにしないようコマセは足元から入れるようにしましょう。
○クロダイの活性によっては、水面まで浮いてこないことがあります。そんなときは付けエサのスイカを漬けにします。こうすると比重が重くなり、通常のフカセ釣りのような釣り方もできます。また、付けエサのサイズによっては大型のメジナが食うこともあります。付けエサのサイズはかじって調整しましょう!
○勝負の早い釣りといわれるのがクロダイ釣り。クロダイがいればすぐに食ってくるといわれています。カ所でじっくり粘るよりも潮の流れを探してマメにポイントをかえるほうが良い釣果に恵まれることが多いようです。

○スイカは、赤に限ります……。以前、黄色いスイカで試してみましたがまったく反応がありませんでした。もしかしたら食うかもしれませんがスタンダードに赤いスイカで挑戦しましょう!
○スイカはスーパーなどで売っているものでOKです。値段の張るものは必要ありません。高くて甘いスイカのほうが食いが良いとは限りません(汗
実がしっかり詰まっているものを探しましょう。
ちなみに甘いスイカの選び方は……。
縞模様がはっきりしている物、縞模様に凹凸がある物、上部(ツル部分)の凹みが多いものといわれているようです。
○スイカのコマセは、普通のコマセヒシャクでは撒きづらい。釣り具屋さんに売っている100~200円程度のプラスティックのシャク部分の大きなヒシャクを使いましょう。オタマでも代用可(笑

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