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2008年5月 7日(水)
【ポイント攻略】 内房 富浦 猪ノ瀬

房総半島を代表する超一級磯『猪ノ瀬』を紹介します。(解説:ISO-GO!磯へ急ごう!おぱ)
内房 富浦 猪ノ瀬
[対象魚:メジナ&クロダイ]
猪ノ瀬ってどんな磯?
内房と南房の境に位置する富浦地区には、数多くの好釣り場が存在します。『猪ノ瀬(いのせ)』はこの最も沖合にポツンとある磯。房総の釣り人の間では「憧れの磯」とも称される超一級磯です。
猪ノ瀬は、富浦新港の沖合4キロに位置するため潮通しはすこぶる良く、その潮の速さは離島を思わせるほど。したがってクロダイだけでなく、良型のメジナや回遊漁も狙うことのできます。
釣り座の高さは水面から5m前後と高いため、よほど強い南西風が吹かない限り渡礁は可能です。
ただし猪ノ瀬へは、漁協組合との取り決めにより、金・土・日曜と祝日の午前中しか釣りをすることができません。そのうえ人数限定の完全予約制です。したがって、いくら風に強いといっても、実際に渡礁ことはなかなできません。
このような特殊な事情が、猪ノ瀬を「憧れの磯」にさせている一因。ですが、この条件が場荒れを少なくし、房総の中でもダントツの釣果実績をあげさせている一因でもあるのです。
5月、良型のクロダイで猪ノ瀬は大いに盛り上がります。そして6月に入ると、いわゆる梅雨メジナに主役が変わり、ときには良型の尾長メジナも交じります。
クロダイ・メジナいずれも期待のできる釣り場ですが、得体の知れない大物が大きく竿を絞り込むこともあります。場荒れを防ぐ意味でも仕掛けはワンランク太い仕掛けで望みましょう。
猪ノ瀬の概要

猪ノ瀬は、「チョンボリ」と呼ばれるハナレ磯と「本島」から形成される磯。上り潮・下り潮ともに好釣果が期待できます。
チョンボリの定員は2名。足元から沖目まで幅広く探ることのできる釣り座です。狭い場所ですが比較的足場は良く、磯が低いこともあって魚の取り込みは比較的容易です。
本島は6名が基本。足場は平均5mですが、6mのタモが必要な釣り座もあります。タモ網はできるだけ長いものを持参しましょう。
どの釣り座からも1年を通して大型のクロダイ・メジナが狙えます。
厳寒期はメジナの実績が高く、40cm台の数釣りも夢ではありません。
3~5月下旬はクロダイが良く、50cmを超えるもの数上げられています。
また、クロダイの数釣りができるのも、この磯ならではの魅力です。
ポイント攻略(A)

本島で最も人気のある釣り座。
チョンボリに人が乗っていると釣りづらいのが難点です。潮の流れる方角によっては、チョンボリの釣り人の邪魔になるので、潮の流れを確認して狙うポイントを決めましょう。
このポイントには、釣り座の真正面、竿3本くらい先に横長の大きな根があります。この根周りが絶好のポイント。左右に潮が流れるときは、根の手前よりも根の先に仕掛けを入れ、根際をなぞるようにゆっくり流してみましょう。クロダイが良く出るポイントです。
潮が左方面に流れるときは、約50メートル先の根まで流してみましょう。沖めの根周りには大型魚がついています。タナをしっかり取って積極的に狙いましょう。沖めは比較的水深があるので、浮力が0~00などのウキでゆっくりと全層(上から下まで)を探ってみると、良い釣果に恵まれることが多いです。アタリは竿先に出ます。
ポイント攻略(B)

大房岬(たいぶさみさき)向きの釣り座。
釣り座の左手から沖に払い出す潮のときがベストな条件。速い潮が入るときもあるので、そんなときは50m以上流してみましょう。50~70m先の根に溝状になった部分がありますが、そこは大型メジナが期待できる絶好のポイントです。
秋口のクロダイ釣りのシーズンには、釣り座右手の小ワンドが狙い目。カイズ(クロダイの幼魚)の入れ食いが期待できます。足元にコマセを入れて姿が確認できたら、ウキ下を短く取って固定仕掛けで積極的に狙ってみてください。
ポイント攻略(C~D)

チョンボリの真裏、勝山の浮島向きの釣り座。
足元は砂地でフグの多い場所ですが、これにめげずに、足元の根周を探るとクロダイの良型が出ることがあります。
沖めは、過去に大型クロダイの入れ食いが何度もあった場所。クロダイのトップシーズンにはぜひとも狙ってみたいポイントです。沖めは比較的水深があるので、しっかりとタナを取れるかどうかが釣果を大きく左右します。
ポイントDの左足元には、大きなシモリ(沈み根=海中に沈んだ岩礁)があります。このシモリ周りもクロダイの有望ポイントです。乗っ込み(産卵のため魚が浅場に移動してくる)シーズンには、一発狙いで攻めてみてください。根掛かりを恐れず、潮を上手に使って、根の中まで仕掛けを入れ込むようなアグレッシブな釣りが要求されます。
チョンボリ(猪ノ瀬ハナレ)の攻略
磯は低く、ウネリに弱いため凪(ナギ)の時にしか渡礁できません。どちらの潮でも釣りになります。
私は、浮島方面からの潮が特に好きで、この潮が入っているときは比較的安定した釣果に恵まれています。
釣り座の真後ろから、右斜め沖方向に潮が走るときがベストです。チョンボリでは、どこを探ってもそれなりに型は見られますが、あえてお勧めしたいのは遠投。50~70m先にワンド状になった大きな根が広がっています。潮が後ろから差すときは、この根にコマセがたまり、そこに大型の魚が集まります。
大型が出るポイントですので、タックルはワンランク太めのものを用意しましょう。なお、ここで食わせた場合、寄せてくる途中にキツい根がたくさんありますが、焦って魚を寄せたり、むやみに竿を立てるのはタブー。手前の根を越すことを考えて少し沖めでやり取りをし、弱らせてから寄せにかかりましょう。
条件にもよりますが、遠めのポイントは比較的水深があるので、私は0や00のウキを使い全誘導仕掛けで狙います。仕掛けを張り気味に流していくと「グンッ!」と竿をひったくるようなアタリがきます。コレが快感! 竿先から全身で感じる釣りを楽しんでいます。
タックル
竿 :磯竿の1~1.5号
リール:2号の道糸が100m程度巻けるスピニングリール(お勧めはドラグ機能とレバーブレーキのついたもの)
道 糸:ナイロンの1.7~2.5号
ハリス:フロロカーボンの1.7~2.5号
ハ リ:グレバリの5~7号
※取り込みづらいところではありませんが、大型の多いところですので、細仕掛けはお勧めできません。
エサ
コマセ、付けエサともに生オキアミを使用します。
猪ノ瀬は12時までの釣りになりますので、基本的にオキアミ2枚(3kg板×2)に配合エサ1袋で充分です。
猪ノ瀬を上がってから磯替えをし、夕方まで釣りをするときは配合エサをもう1袋用意するとよいでしょう。
なお、オキアミエサは鳴釜渡船で購入するようにしてください。
釣り時間
年間を通して、夜明けから正午(12時)までとなります。
また、金・土・日曜・祝日の限定なので要予約。かなりの人気磯なので、1カ月くらい前には予約がいっぱいになる可能性があります。釣行は早め計画をお勧めします。
○渡船:鳴釜渡船 0470-33-2897
○交通:館山自動車道「鋸南富山IC」下車~国道127号南下~富浦新港入り口~










