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2008年2月 1日(金)
【特集】伊豆・ツリキリ(中木)「冬の海 超低活性の中でメジナとのかけひきの結果は!?」
海の中も真冬到来。水温低下による低活性を攻略できたか!?(リポーター/キョージ)
| 2008年1月27日(日) | |
| くもり時々晴れ 北東風 | |
| 中潮 ウネリあり 水温14.6゜C | |
| メジナ | |
| つけエサ 生オキアミ コマセ オキアミ9kg、配合エサ2袋 | |
| 南伊豆 中木港 中木丸(重五郎屋) 0558-65-1016 | |
| 東名高速道路(厚木IC)~小田原厚木道路~真鶴道路~熱海ビーチライン~国道135号~国道136号~日野交差点を右折~差田を左~中木の標識を右に中木のバス停を過ぎ、道なりに左へ。海を右に見ながら進み、右方向の道へ入って行くと右手に駐車場がある。 | |
| 南伊豆 中木地区 ツリキリ |

中木の陸寄りの磯 ツリキリ
中木の磯の中でもカツオ島や白根などの1級磯に隠れてあまり注目されない磯。それがツリキリ。なんだツリキリかよ!と思われる釣り人も多いかもしれないが、ところがどっこい、巨大な大岩がゴロゴロと沈み、魚にとってのかっこうの棲家になっているのだ。しかし、クサフグが異常に多く、なかなか結果が出せないで終わるので、B級磯のイメージがあるのだろう。でも、絶対に良型の魚はいる。特に、冬場はいいぞぉ。
水温14.6℃ 海の中にも冬到来

地上より1~2ヵ月遅れで海の中の季節は推移する。例年より水温の低下が遅れていた今シーズンだが、しっかりと水温は下がり、ちゃんと冬の海がやってきていた。水温が下がるとメジナ以外の魚の動きも鈍くなり、一番の厄介者、コッパメジナと呼ばれる小さなメジナの動きも悪くなる。すなわち、大型に遭遇するチャンスが増え、まさに口太メジナシーズン到来となるわけだ。これは歓迎すべきこと。いざ、我々磯釣り師にとってのメインシーズンとなるのだ。
事前の情報では、数は出ないものの、良型のメジナの声も聞かれていた。しかも、潮通しのいい1級磯から、地方寄りの磯に釣果の傾向は推移していた。まさにツリキリチャンスである。そんな中、当日はまずは(A)に釣り座を構えた。
せつないほどの静寂
当日は東方向からの得体の知れないウネリが入っていた。本来は釣り座(A)と(D)の間を攻めたいところであったが、波が這い上がってきて釣りは不可能。一段高い(A)で竿を出す。ちなみに(A)~(D)の間はハエ根があり釣りにくいものの、ハエ根際はえぐれており魚影は濃いポイントである。
(A)の足元からはサラシが出ている。水温が低いのでサラシはポイントになりにくいが、パターンをつかむために手前から順に潰していく。が、潰すも何も、サラシの中だろうと外だろうとエサが盗られない。ウキ下を矢引きから根掛かりするまで順に攻めてもたまにクサフグが齧るだけ。こいつは厳しいぜ。数週間前までうるさいほど釣れていたコッパは全滅したのかと思うほど。(1)の潮をじっくり狙ってみたが、何をやっても同じ結果。釣り座を(C)に移動。ゆるい流れではあるが、(2)の流れもある。わずかに期待をして釣り続けるも同じ結果だった。
ちなみに、ここツリキリは沖の潮の動きと異なることが多い。反転流のせいだと思うが、当日も上り(南を見て右方向に行く潮)が沖に入っているものの、ここツリキリでは塔島方向に流れていた。
ジワッ、ジワッ、と入るウキ
なんと、11時を過ぎるまで何の魚にも触っていない。おかげで手もまっっったく生臭くない。こいつは汚れないからラッキーなんてもんじゃない。別に、清潔を求めて来ているわけじゃないのだ。何とかしなければ。
釣り座(C)に見切りをつけ、(A)に戻る。磯際から、ウキ下2ヒロから徐々に深くしていく。ウキ下が1本と少々になったとき。ウキをジワッと押さえ込むアタリ。少し糸を張って、軽く送ってみる。するとさらにジワッとウキが入る。またまた少し糸を張る。さらにさらにジワッと入ってスッと加速した。
きたー!
典型的な冬の口太のアタリ!
むぅ?なんて弱々しい引き。果たして、姿を見せたのは大判のカワハギであった……。
結局、その後も根際を攻めたり、潮に乗せて遠方・深棚を攻めたりしたものの、1匹たりともメジナのアタリを捕らえることは出来なかった。
一緒に降りた釣友がかろうじて釣り(C)で30cm強の口太を釣り上げてはいたが、アタリが持続するような釣況ではなかった。
しかし、寒のメジナなんてこんなもの。1日通して数少ないアタリを捕らえて良型を手にするのが何よりもうれしいのだから。
釣れたメジナではなく、釣ったメジナを求めて、寒風吹きすさぶ中、きっと来週も磯に立っているだろう。
釣り人は、いろんな言い訳を作りながら次も海に向かうのだ。
竿は磯竿1.2号 5.3m。リールはレバーブレーキ&ドラグつきスピニングリール 2500番。
ミチイトはナイロン1.85号、ハリス1.75号 4.5m、ヨリモドシ使用、円錐ウキ 0~B、ハリはグレバリ5~6号。
○中木丸(重五郎屋)の冬期の出船時間は6時30分。6時までに待合所に行き乗船名簿に記帳すること。なお、初めての場合はその旨を船長に伝えると丁寧に教えてくれる。
磯上がりは15時。帰港後は待合所でお茶とお菓子と船長の愉快なトークが楽しめるかも。
○「クーラーいっぱい釣ったぜ!」という派手な釣果は聞かれなくなる時期だが、大型を手にするチャンスはむしろこれから。1級磯だけでなく、水温が安定しやすい磯を狙って手付かずの大型を狙ってみるのもいいだろう。今回のツリキリ、絶対デカイの居ますよ。

○エサ屋さんは、東伊豆経由の場合、国道沿いに深夜営業の釣りエサ店が何店もあり。あらかじめ電話予約をして解凍を依頼すると便利。
西伊豆経由の場合は沼津付近で調達するのが無難。
○中木のバス停を過ぎ、左に曲がったところに公衆トイレがある。
○コンビニエンスストアは東伊豆経由の際は日野を右折した先の下賀茂温泉付近が最後の店。そこまでの道中には何店もある。
西周りの際は、松崎辺りが最終となるので注意。
○まだまだ寒い日が続くものの、日照は確実に春に近づいている。都心部よりも早く春を感じられる伊豆半島。アロエの赤や、菜の花の黄色が釣りの後の傷心を癒してくれるに違いない。きっと。

















