現在位置: つり通信 > イソラバ! > 【ポイント攻略】 南伊豆・妻良「陸のダイス編」
2008年2月29日(金)
【ポイント攻略】 南伊豆・妻良「陸のダイス編」

メジナ乗っこみ期の有望釣り場、妻良の陸のダイスを徹底解説(解説:キョージ)
南伊豆 妻良 陸のダイス編
[対象魚:メジナ]
南伊豆 妻良・吉田の磯
南伊豆町の妻良は、妻良地区を起点に国道から離れひっそり位置する吉田地区までを渡船区域とする。特に吉田地区は、磯の背後にそびえる高い山から急激に落ち込み、さらに、その山から落ちてきたと思われるゴロタ石が海中に点在している。
ゴロタ石はまさにメジナの棲み家。当然メジナの魚影は濃く、過去にも50cmオーバーの大型メジナも数多く仕留められている。
しかし、惜しむらくは、南伊豆町の中でも冬の季節風の影響を受けやすい。本州に縦縞の等圧線が2~3本入っただけでも渡礁が困難になり、メジナのベストシーズンには行きたくても行けない釣り場となる。
つまり、場荒れすることなく保護された磯はさらに大型メジナを育んでいるのだろう。とは言え、それ故に、渡れたとなると否が応でも期待は高まる。まさに、口太メジナ狙いの釣り師にはヨダレもののポイントだ。
吉田地区には伊豆半島を代表する1級磯が数多く存在する。天上・ダイス・小太郎・トヨギ…などなど。いずれも潮通しも良く、周年を通して渡ってみたい磯だ。
しかし、水温が低下し、メジナが乗っこみに入る頃に私がお勧めするのは、前述の1級磯ではなく、潮がトロ~リとしか入らないような奥まったエリア。さらに、背後の山から転げ落ちてきただろうゴロタ石の点在する地方寄りの磯である。
風波の影響を受けやすいこの時期、水温の変動が少ない深場も狙い目だが、日照により徐々に温められる浅場。少しでも温まれば魚の活性が上がる可能性が高い。たとえ温められなくとも、元々の棲み家のそば。根につく魚と言われる口太狙いに絶好の条件が揃う磯なのだ。
そんな釣り場のひとつが今回紹介する陸のダイスだ。
Aはチャカ場(船着け)になる。足場もよく釣りやすい。足元と潮を探る釣り場。足元にコマセを入れるとハコフグが挨拶に来る。
左前方から潮が入ってくる場合には当て潮となり釣り難い。またAとBは同じポイントを探ることが多いので、仲間内のみ二人で入ることも可能。
今までの経験からすると、海を見て左方向に流れる潮の時に分があると思われる。とすると、Bの釣り座のほうが攻めやすいと言える。
Bは左手よりサラシが出ることが多い。サラシが小さい時は、まず足元から狙ってみたい。そして徐々に左手に流れる潮に乗せて広範囲に探っていく。
ここは、目には見えないが、海底にはやはり沈み根や岩が入っていると思われ、潮の流れが多少変わっても、アタリが出る位置が変わらないことが多い。
見えない根を探るように投入点と流すコースを変えてみたい。ウキ下はもちろん状況によるが、竿1本から1本半を目安に。
潮が右前方に行くときは流せるだけ流してみたい。ただし、西島方向には被り根があるので根掛かりに注意したい。エサが残るようなとき、深く探っていくと大型のマダイに巡り合えることも。
Cは潮位が高い時やA・Bに波が被るような時の釣り座。攻め方はBと同じ。
ポイント攻略(D)
地方よりの磯との間を潮が抜ける時や左手に行く潮が陸のダイスに沿って流れるような時の釣り座。
ポイント図の竿向方向に、地方よりの磯際をツケエサがトレースするように流す。きちんとトレースすると良型が食ってくることが多い。その潮の時には是非狙ってみたい。
ただし、掛けた魚に左手に回り込まれると獲れる確立がガクンと落ちるので、魚に先手を取られないように気をつけたい。
そこかしこに大きなゴロタ石が沈んでいるのが見えるはず。
潮が入っている時には潮を利用して石と石の間を流すように釣る。
そして、潮がない時にはゴロタ石をひとつずつピンポイントで探ってみよう。
良型が連続して竿を絞りこんでくることもある。
ウキ下は2ヒロ~竿1本程度。
乗っこみ目前
通年より遅めに推移している傾向はあるが、間もなくノッコミと言われる良型がまとまって磯に入ってくる時期になる。抱卵や抱精した大型が釣れる可能性が高い。そんな時は陸のダイスのような磯が面白い。
ただし、資源保護のため必要以上に釣らないように心掛けて欲しい。いつまでもメジナ釣りを楽しむためにも。
タックル
竿は、磯竿の1~1.5号ぐらい。リールは、2号クラスのミチイトが150メートル程度巻けるスピニングリールがおすすめ。レバーブレーキにドラグ機能を併せ持つと、この地区でたまに出るマダイなどの大型魚にも対応しやすくなると思う。
ミチイトはナイロンの1.7~2.5号ぐらい、ハリスはフロロカーボンの1.7~2.5号ぐらいを使用している。
鈎はグレ鈎の5~7号。
潮やサラシや風の状況によりガン玉を使用。水温低下時はメジナの棲み家を直撃するようなつもりで仕掛けの安定を心掛ける。
夏季と比べ、重量のある魚が望める季節だ。しかも、1匹のバラシがその後に影響する場合が多いので確実に取り込めるタックルバランスを心掛けて欲しい。
エサ
コマセ、ツケエサともに生オキアミを使用。
私の冬季のコマセは、オキアミ9㎏のうち、2/3ほどを細かく砕き、残りを粒を残した状態で荒く砕いて配合エサを2袋ほど混ぜている。
磯際では、多めに持参したツケエサをパラパラ撒いてコマセにすることも。
釣り時間
冬季の出船時間は6:00~6:30頃。立春を過ぎると日の出の時間も早くなるので、予約時に船長に確認すること。
撤収は14:00。周りに迷惑を掛けないよう早目に片付けて、磯もきれいに流しておこう。

○妻良港は、東伊豆経由の場合、妻良トンネル(吉田入り口)を過ぎ、カーブの続く山道を降りると左手に見える。
海を見て右手と左手の2方向に岸壁があり、その右手側が五兵衛丸の船着けになる。
入り口の短い坂を下ると左手に浮き桟橋があり、その先付近が乗船場。
トイレは基本的にないので、道中のコンビニエンスストアなどで買い物のついでに済ませておきたい。
○エサは、国道沿いに深夜営業の釣りエサ店が何軒かあるので、伊東から下田あたりで購入すると良いと思う。
あらかじめ電話予約をして解凍を依頼すると便利。
西伊豆経由の場合は沼津付近で調達するのが無難。
○コンビニエンスストアは、国道沿いに何店もある。日野を曲がった下賀茂あたりが最終。
西周りの際は、松崎辺りが最終となるので注意。
○渡船:五兵衛丸 0558-67-0625
○交通:東名高速道路(厚木IC)~小田原厚木道路~真鶴道路~熱海ビーチライン~国道135号~国道136号~妻良港









