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つり通信

メジナ、クロダイ求めてロマンあふれる荒磯へ。ポイントや仕掛けアドバイスなど明日から役立つ情報満載。

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2007年12月14日(金)

【特集】伊豆・矢大臣(須崎)「ついに良型メジナか!?サラシに突き刺さる愛竿」

予報が外れた北東の強風下、須崎の名礁に果敢に挑んだ!(リポーター/キョージ

Icon_01_2 2007年12月8日
Icon_02_2 晴れ 北東風強し
Icon_08_2 大潮 荒れ 水温18.2℃
Icon_06_2 メジナ
Icon_03_3 つけエサ 生オキアミ
コマセ オキアミ9kg、配合エサ2袋
Icon_07_3

伊豆・下田市 須崎港
すさき丸 0558-22-9074
渡船料金
5,000円

Icon_05_2

東名高速道路(厚木IC)~小田原厚木道路~真鶴道路~熱海ビーチライン~国道135号~白浜を過ぎ、柿崎交差点を左。須崎の案内にしたがって須崎港へ。港に突き当たったら左に進み、海沿いを進む。港の一番奥のエリア付近に駐車場あり。乗船場は最後に左折した角あたり。

Icon_04_2 伊豆 須崎地区 矢大臣 サバ根

P_001_b 冬の季節風の逃げ場
Photo静岡県伊豆半島は、下田市にある水仙の群生地として有名な爪木崎。その爪木崎の東南に位置するのが須崎である。ここは西風が吹き荒れる冬場であっても、伊豆半島と爪木崎の山々がそれを遮ってくれる。そのため南伊豆の各所で渡船が出来ない日でも、風波の向きによっては釣りを楽しめる貴重なエリアだ。

渡船の範囲も広く、北は外浦の尾山から南は下田湾付近まで。尾山から爪木島までは外浦との共用磯となる。

P_001_b 潮通しよく有望な爪木島周辺

Photo_4 岬の先端に位置する爪木島。そこに寄り添うようにあるのが矢大臣だ。須崎、外浦周辺は意外と思えるほど速い潮が入ることがあり、爪木周りはその中でもトップクラスに入る。もちろん、メジナの魚影も濃く、2kgを超える大型も多く仕留められている。船長の勧めもあり、わくわくしながら期待の矢大臣に渡礁した。

しかし、今の時期の須崎の欠点というか、なんというか、須崎の船は下田沖の横根にも渡船する関係で、出船時間が早いのだ。当日は6時出船だったのだが、当然真っ暗。ライトを点けてくれるので磯に渡る際はいいのだが、渡った後は懐中電灯がないと、にっちもさっちも行かないのだ。

Photo_2ウキの動きすらわからない中で竿を出すのもはばかられるので、お茶を濁すようにエギを振ってみる。すると、そこそこ速い流れで、潮は左へと流れている。下り潮だと思われるが、ここの場合は引かれる潮の可能性もあるので断言は出来ない。

数投エギを振ってみるが、かなりの高確率で仕留められると思われたアオリイカが乗って来ない。

飽きた。

周囲もなんとか明るくなったので早々にウキフカセ釣りの用意をして本来の釣りを開始。このときはまだベタ凪であった。

P_001_b 予報に反した北東の強風

Photo_3Aでフカセ釣りを始めて間もなく、無風に近かった状況から一変、正面付近からの風が強くなってきた。低い位置に足場を取っていたのだが、徐々に波が上がり始め、とうとうバッカンの安否を気遣いながらの釣りになってきた。一段高い船着場で続けるも、間もなくザッパンザッパン波がやってきた。これ以上ここでがんばっても危険度が増すばかりなのでFに移り、釣り始めた。ちなみに、風はますます強くなってきていた。天気予報のウソツキ。

しかし、この状況で逆に良型の可能性が高くなったと、ひそかに期待が高まった。

洗濯機の中のようにサラシが渦巻く目の前。立ち位置の矢大臣と向かいの右大臣の間から入ってきた波がサラシを作り出し、それが爪木島に当たり跳ね返る。渦の中心付近ですべてが集まるように見えた。

足元のサラシの勢いが弱まったときにコマセを打ち、仕掛けもそれに合わせて流していく。サラシの中でも仕掛けが安定するようにガン玉を段打ちする。

しかし、そこはフグの海であった。最初の10数投は針ごとなくなるか、色つきの針が剥げて帰ってくる状態だった。

が、ツケエサが2投続けて帰ってきた。

P_001_b 大ザラシに突き刺さる愛竿

段打ちしたガン玉の位置を20cmほど下げ渦の中心を狙う。すると、仕掛けがなじむかなじまないかのうちに引っ手繰るようにアタリがきた!

明らかに重量感のある引き。竿先は海面に突き刺さっている。しかし、右大臣との間の浅場でのやり取り。早目に魚を根から離さなければ…。

1mmも糸を出さず矯める。竿が起きるのを確認しながら魚との距離を詰めていく。が、魚の引きが強くなかなか詰められない。40cmは楽に越えるサイズの魚の動きだ。

Photo_4そして、なんとか耐えながら寄せて浮かせた魚は、口太メジナの明らかな40cmオーバー。サラシに揉まれながらもタイミングを見計らって、無事にタモに収めることが出来た。

測ってみると、42cm・1.4kg。この辺りのメジナは他の地域に比べて体高がある。でっぷりと太っている魚が多いのが特徴だ。このメジナもでっぷり系で、加えて元気のよさはもう二周り大きい魚と感じるほどだった。

P_001_b 後ろ髪引かれながらの磯替え

パターンがつかめた。というより、ターゲットがコマセに動き出した。こうなれば更なる大型を狙える可能性も高くなる。当然気合みなぎる。飛沫を浴びながらも、北東の強風も気になんかならない。

が、荒れすぎた海に「きっと迎えに来るな」と思っていたところ、船長登場。磯替えとなってしまった。ま、安全を考えればしょうがない。

Photo_5 そして、移動した先は須崎の港が見えるサバ根。船付場以外は地方寄りの足場の高い場所しかない。が、ここもメジナの魚影が濃いポイントだ。先ほどまでの荒れた海とは打って変わって穏やかな感じだが、当然期待は募る。が、しかし、意気込んでいろいろ試みるも、初秋の海のごとく、島中を取り巻くコッパメジナ5万匹に敢えなく撃沈してしまった。

しかし、矢大臣での苦境の中引きずり出した良型メジナで気分はホクホクのまま竿を納めることができた一日だった。

P_007

矢大臣仕掛け竿は磯竿2号 5m。リールはレバーブレーキ&ドラグつきスピニングリール 2500番。
ミチイトはナイロン1.85号、ハリス2号 2~4.5m、ヨリモドシ使用、円錐ウキ 3B、ハリはグレバリ5~6号、ガン玉使用。

P_002

○すさき丸の冬季の出船時間は6時。5時40分頃までに支度を済ませ、船の周囲に集合すること。なお、初めての場合はその旨を船長に伝えると丁寧に教えてくれる。磯上がりは15時前後。横根などの磯上がりの時間によって左右される。予約時に船長に確認すること。

○不安定な海の状況もようやく20℃を下回るようになってきた。さらに水温が下がればコッパメジナも少なくなり、大型に巡り合える確立も高くなってくるだろう。西の逃げ場としてだけでなく、そよそよの北東で波立つ日和のほうが良型を手中にする確立は上がるだろう。

P_003

○エサ屋さんは、東伊豆経由の場合、国道沿いに深夜営業の釣りエサ店が何店もあり。あらかじめ電話予約をして解凍を依頼すると便利。

○駐車場に公衆トイレがあり、水道もあるので釣行後の手洗いでさっぱりして車のハンドルを握れる。

○コンビニエンスストアに立ち寄るなら、白浜までの間で済ませたい。

○爪木崎には遊歩道も整備されており、地磯巡りも可能。しかし、地磯の場合は自己判断になるので十分に安全に留意した釣行を心がけてほしい。

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