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つり通信

メジナ、クロダイ求めてロマンあふれる荒磯へ。ポイントや仕掛けアドバイスなど明日から役立つ情報満載。

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2007年12月28日(金)

【特集】伊豆・チョウチン根(菖蒲沢)「引き味は満足!?本命のメジナは??」

2週続けての東伊豆、季節風下の逃げ場で女神は微笑んだか!?(リポーター/キョージ

Icon_01_2 2007年12月15日
Icon_02_2 晴れ 北西風
Icon_08_2 中潮 やや凪 水温17.5℃
Icon_06_2 メジナ
Icon_03_3 つけエサ 生オキアミ
コマセ オキアミ9kg、配合エサ2袋
Icon_07_3

伊豆・河津町 菖蒲沢港
千代丸 0558-34-0595
渡船料金
5,000円

Icon_05_2

東名高速道路(厚木IC)~小田原厚木道路~真鶴道路~熱海ビーチライン~国道135号~河津浜、アンディランドを過ぎ、菖蒲沢港入り口の看板を左。海に突き当たったら小川を渡った先が駐車場。駐車場入り口右手に千代丸の事務所あり。トイレは駐車場奥。乗船場は海を見て右手の防波堤、もしくは小川の突堤と変わるので事務所で確認のこと。

Icon_04_2 伊豆 菖蒲沢地区 チョウチン根

P_001_b  国道から隠された穴場的存在

Photo_2伊豆半島の東海岸にある河津町。河津浜を過ぎ、再び山を登り始めた先に菖蒲沢の入り口は位置する。

入り口は小さな案内標識があるだけで、国道からもまったく見えないので南伊豆を目指す釣り人からは見逃されがちな場所だ。しかし、駐車場から楽に入れる地磯もあり、また時折釣り上げられるビッグワンのことは一部では有名。そのため、地元衆などには隠れた人気ポイントである。

また、メジナのメインシーズンに吹き荒れる季節風を避けられる釣り場としても密かに通うファンに支持される。黒潮洗う南伊豆のような雰囲気こそないが、過密による場荒れから逃れて、多彩な魚種が釣れていることからも、今なお高いポテンシャルを持っている貴重なエリアだ。

P_001_b 中小型の数釣りの中に大型の期待

Photo_4今回渡礁したチョウチン根は菖蒲沢港から北上し、河津の見高港よりもさらに北側にある離れ磯。海沿いを走る伊豆急行が背後に見えるほど地方に近い磯である。しかし、左右方向に潮も良く動き、近くに定置網が入っていることからも魚影の濃いことが伺われる。私自身も過去に40cmオーバーを仕留めたこともあり、前週も釣友が2㎏を超えるハタをフカセ釣りで釣り上げたことからも、まだまだ攻め甲斐のあるポイントだと思われる。

Photo 渡礁時の潮の流れは、船の振られ方から見て左。つまり下り潮。磯周りの根際を攻めるべく右側の少し足場の悪いポイントに釣り座を構えてみた。今日も伊豆七島の利島脇から日が昇る。横浜で暮らし、東京で職を構える私にとって、海からの日の出と日の入りを体で感じるために釣りをしていると言っても過言ではないだろう。それだけ非日常の、というか、体が求める自然の風景がそこに繰り広げられる。

が、センチメンタルな雰囲気はあっという間に忘れ去り、目指すビッグワンのためにそそくさと第一投。朝一はだいたいコマセを撒く前に様子を伺うことが多い私。今日も同様に試してみると、いきなりウキが加速した。メジナの引きだ。

Pc150150難なく抜き上げたそれは、口太メジナの25cmほど。コマセを撒き始めてからも25~30cmまでの口太が、まさに入れ食いで針掛かりする。磯際でも沖目でも、コマセと合わせても少し外してもサイズと頻度は変わらない。しかし、完全にコマセと外すと今度はキタマクラがちょっかいを出してくる。

困った。

コッパと呼ばれる小型のメジナは、目指す大型と習性が似ているだけに交わし難いのだ。コッパを釣り切ることなど到底不可能。こうなれば、打つ手はひとつ。

P_001_b 特効薬でコッパを交わし本命ゲット

Pc150148なんて見出しをつけてはみたものの、ここで言う特効薬とは……実はエギ。そして本命はアオリイカ。

コマセを切らして少し場を休ませるつもりもあり、左に位置するジョウキという磯との間でエギを振ってみた。すると、1投目からコロッケサイズが興味を示して追ってきた。持ち帰りには小さいのでさらに沖目にキャスト。早めのテンポでしゃくってくると、3シャクリ目でグッと重さを感じた。ビューッビューッという噴射を交わしながらゆっくり寄せてくると、300g程度のアオリイカをキャッチ。続けざまに一杯追加。ここで本来のフカセに戻る。

P_001_b 竿をひったくる強い引き

Pc150145場を休ませてからフカセ再開。潮の流れは相変わらず左方向。ガン玉の一を5cm刻みで下げていくと、ウキがモゾモゾっと沈んだ。竿先で聞くように合わせると、足元に突っ込む。メジナか?

執拗に根に突っ込もうとする魚。慎重にやり取りをして浮かせにかかる。すると、こともあろうに根ではなく、沖に走り始めた。さらにゴンゴンと竿を震わせている。

嫌な予感通り、姿が見えたそれは40cmを超えるサンノジ(ニザダイ)だった。またやっちゃったか?という淡い期待をあっさりと裏切られる。その後は強い引きに会うこともなく釣り始めのようなサイズのメジナがコンスタントに釣れてきた。

Photo_3 しかし、その停滞ムードを切り裂くかのごとく、竿を引っ手繰るアタリ!最初のひとのしを矯めて耐える。が、あっと言う間にウキを空中に引き出して沖に向かって走るそれ。50㎝ほどのイナダだ。17℃台だというのにまだいやがる。どうなっているのだ、今年の我が海は。

そしてさらに、ギュンっと突き刺さるようなアタリ。今度は沖に走らない。青物ではなさそうだ。魚は根に突っ込む。突っ込む。突っ込む?

突っ込んでいるのではない。根の周りを泳いでいるのだ。イナダではない。が、メジナでもない。そう、それはコマサと我々が呼ぶ、同じく50㎝くらいのヒラマサだ。

……。

P_001_b 寒メジナ本番はいったいいつから?

Pc150152_2ヒラマサこそ1匹だったが、その後もイナダや30cm強までのメジナが絶えず釣れ続けた初冬の一日。例年なら他魚の影も潜めるはずなのに。

しかし、今回釣れてきたのはすべて口太メジナ。不安定ながらも海の中の季節は確実に移り変わっていることが実感できた釣行だった。少々遅れがちな推移も、年末くらいからは好転しそうな気配が濃厚である。

そして、ここ東伊豆のもうひとつの楽しみも…それは結果が出たらリポートしてみようと思う。

いずれにしても、海が不安定な今年は、いつチャンスが訪れるかわかり難い。そのため、足繁く通って、好機に自ら近寄ることが必要だと感じた釣行であった。

P_007

07__4 竿は磯竿1.2号 5m。リールはレバーブレーキ&ドラグつきスピニングリール 2500番。
ミチイトはナイロン1.85号、フロロカーボンハリス1.75号 1.5~4.5m、ヨリモドシ使用、円錐ウキ0~B、ハリはグレバリ5~6号、状況によりガン玉使用。

P_002

Pc150157○千代丸の冬季の出船時間は6時30分。事務所に立ち寄り、乗船名簿を記入のこと。6時15分頃までに支度を済ませ、船の周囲に集合。なお、初めての場合はその旨を船長に伝えると丁寧に教えてくれる。磯上がりは15時前後。当日、船長に確認すること。

○良型の絶対数は南伊豆には譲るものの、目が覚めるようなビッグワンの可能性を秘めた菖蒲沢界隈。これから低水温で安定すれば巡り合える可能も高まる。西の逃げ場としてだけでなく、渡船が可能なそよそよの北東の日和を攻めても面白い。

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○エサ屋さんは、東伊豆経由の場合、国道沿いに深夜営業の釣りエサ店が何店もあり。あらかじめ電話予約をして解凍を依頼すると便利。

○駐車場に公衆トイレがあり、ダイビング客も多いのでマナー良く利用すること。

○コンビニエンスストアは河津浜が最終。

○地磯巡りも可能だが、低い磯が多いので、安全には十分留意すること。釣りを中止にする勇気も持ち合わせ、決して事故を起こさぬこと。

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