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2007年11月30日(金)
【特集】伊豆・ハラモ(伊浜)「秋磯第2弾!大型魚を手中に!?」
依然高水温の続く伊豆半島、伊浜の名礁はほほ笑むか!(リポーター/キョージ)
| 2007年11月17日 | |
| くもり時々晴れ 北東風やや強し | |
| 小潮 凪 水温21.8℃ | |
| メジナ | |
| つけエサ 生オキアミ コマセ オキアミ9㎏、配合エサ2袋 | |
| 南伊豆 伊浜港 宝洋丸 0558-67-0601 渡船料金5,000円 | |
| 東名高速道路(厚木IC)~小田原厚木道路~真鶴道路~熱海ビーチライン~国道135号~国道136号~日野交差点を右折~差田を右~妻良を越え、さらに進み伊浜入り口を左に。目印はJOMOのガソリンスタンドのある交差点(信号機あり)。山道をしばらく下り、集落に入ったら小川を渡りすぐに左へ。船着場前に広い駐車場あり。 | |
| 南伊豆 伊浜地区 ハラモ |
秘境の趣きただよう伊浜の磯
(写真は伊浜の集落)
静岡県伊豆半島の南伊豆町。南伊豆町の中でも伊浜地区は、東京方面から向かうともっとも遠くに位置する。また、幹線道路からも離れているため訪れる人も少なく、今なお自然を色濃く残している地域だ。
加えて、磯の数も多く、ハタ類やイシダイなどの底物も多く仕留められることからも、まだまだ場荒れが少ないと言えるだろう。もちろん、私のメインターゲットであるメジナの大型も多く、イサキやマダイ、青物と上物釣りも年間を通して楽しめる。
今回渡礁したハラモは岬の先端に位置し、潮通しもよく、上物から底物まで狙える1級磯だ。

ハラモは背後の急峻な山から地続きの磯だが、渡船利用でしか入ることは出来ない。ポイント図のA・B・CとD・E、そしてFはそれぞれ、かなり無謀にがんばらなければ行き来は不可能。つまり、それぞれのポイントに船を着けてもらうことになる。今回私は先端にあたる、ABCに船長の勧めもあり船を着けてもらいAのポイントに入った。ちなみに先端は釣り座が3ヵ所取れるが、早い潮が入ることを考えると2人で入るのがベスト。
釣り座の右手と左手にハエ根があり、その下はえぐれていると思われ、メジナが掛かるとかなりの確率でハエ根下に突っ込もうとする。つまり、やり取りにテクニックが要求されるが、言い換えればそこはメジナの巣と考えていいだろう。
まずは、ハエ根の際をハリス4.5m、ウキ止めをヨリモドシから30cmにセットして狙ってみる。コマセをハエ根下に吸い込まれるように白いサラシのタイミングを見計らって撒く。そんなに早くはないが、潮は右方向、ポイントBに向かって流れていく。ハエ根下で仕掛けが馴染むように、数メートルほど左手方向にツケエサを置いて流した。1投目からウキが加速。軽く合わせを入れるとギューッとハエ根下に突っ込んでいく。メジナだ。確信を持ってやり取りをし、手中に収めたのは28cmのメジナ。狙い通りだ。オナガメジナではなく、クチブトメジナとは幸先のいいスタートだ。先週より海の中の季節が進んだのかもしれない。
その後も連続で同型のメジナをキャッチした。が、釣り始めて1時間も経っていないが、潮が今度は左に流れ始めたのだ。
地上は12月の寒さ 海の中は水族館
この日は寒気が入り、まだ寒さに慣れていない体には身にしみる。早いもので今年も立冬を過ぎてしまった。夏の間、あんなに煩かった色とりどりのエサ取りたちも影を潜め、メジナも来るべき冬に備え体に脂肪を蓄えだす頃だ。まさにメジナシーズン到来!と浮き足立つ季節。
が、しかし、潮が左に流れ始めるとメジナではなく、さまざまな魚が竿を絞り始めたのだ。
ササノハベラやイシダイやキュウセンベラやブダイやスズメダイやシラコダイやサンノジやアイゴやカワハギや…ん、カワハギはちょっとうれしいな。そこに、右流れの潮のときよりもサイズダウンしたオナガメジナが混じる。おまけに足元にはコバルトスズメまで見え始めた。
まるで水族館のようだ。
今回も、すわ!巨メジナ?
南伊豆では沖を見て左方向に流れる潮は下り潮が一般的だ。そして今は左方向に流れている。しかし、実は左に流れた後、20メートルほど沖合いで右に流れ出すのだ。しかもかなりの速さで。つまり、本当の潮は右に行く上り潮で、私の前はその潮に引かれて反転流が生じて左に流れているのだ。そしてその速さも徐々に増してきた。とてもじゃないが際に仕掛けを止めておくことは不可能だ。そこで、潮を利用して右手沖に点在する沈み根を探る方向に切り替えた。
すると、うっすらと見える一番近い沈み根の肩あたりに差し掛かったころ、水面下50センチほどを流れていたウキの動きがスーッと視界から消えた。合わせを入れるとギュンッギュンッと結構な重量感が伝わってくる。
明らかに1kgを越える魚の重さだ。が、スピードがメジナのそれではない。なんとなく予想はしながらも、慎重にやり取りをして寄せてくる。一応足元ではえぐれに向かってモッサリとした突っ込みを見せる。さらに魚との間合いを詰めていくと水面下で赤っぽく魚体が見えた。果たして、無事にタモに収まったのは2kgを越えるブダイであった。
そして、その後、なかなかお目にかかれない手の平大のアオブダイまで釣り上げてしまった。
30cm後半のクチブトに今後の兆しも
狙うタナ(深さ)や仕掛けの沈む早さを変えながら探っていくと、たまにではあるがメジナのアタリを捕らえることが出来た。最大は36cmまでではあったが、クチブトの顔を拝める確率も増え、少しずつ寒メジナに向かっている気配は感じ取れた。
50cmオーバーも夢ではない伊浜の磯だけに、今後の動向に注目したい。
竿は磯竿1.2号 5.3m。リールはレバーブレーキ&ドラグつきスピニングリール 2500番。
ミチイトはナイロン1.85号、ハリス1.75~2号 2~4.5m、ヨリモドシ使用、円錐ウキ 0~B、ハリはグレバリ5~6号、状況によりガン玉使用。
○宝洋丸の11月からの出船時間は6時30分。6時15分頃までに支度を済ませ、船の周囲に集合すること。なお、初めての場合はその旨を船長に伝えると丁寧に教えてくれる。名物のお弁当は渡礁時に船長に伝えれば持ってきてくれる。料金は500円。 磯上がりは15時。
○ここ最近の北西の季節風の影響で徐々に水温も下がり始めてきた。冬になり季節風が活躍する頃は西側に位置する伊浜の磯は渡礁率が下がる。北東風の日和を狙っての釣行が好ましい。小型のメジナが減り、大型メジナがあなたの竿を絞り込んでくれるかも。
○エサ屋さんは、東伊豆経由の場合、国道沿いに深夜営業の釣りエサ店が何店もあり。あらかじめ電話予約をして解凍を依頼すると便利。
西伊豆経由の場合は沼津付近で調達するのが無難。
○集落に入り、小川を渡ったあたりに公衆トイレがある。
○コンビニエンスストアは東伊豆経由の際は日野を右折した先の下賀茂温泉付近が最後の店。そこまでの道中には何店もある。
西周りの際は、松崎辺りが最終となるので注意。
○伊浜港から国道へ出る長い山道の所々から伊浜の海がチラリと見える。晩秋の落日の物悲しさが心に染み、一日の釣りの反省と、次回への意欲が交じり合った複雑な心境になること請け合いだ。




















