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その手で漕ぎ出で アタリをゲットせよ! 自由に移動しポイントを探す、ひと味違う釣りの楽しみに誘います。

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2011年10月27日(木)

【ゆるゆる釣り部】手漕ぎボートでの釣りをはじめませんか 後編:伊勢町 みうらボート店
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手漕ぎボートでの釣りをはじめませんか 後編(伊勢町 みうらボート店

⇒前編はこちら


 憧れのイソメマダイにチャレンジだ!

久しぶりのボート釣りの場所に選んだのは、三浦半島の東部にあるみうらボート店さん。ドキドキ感を優先するため、あえて来たことがないボート屋さんを選んでみた。

ここで狙うのは、なんとタイ。スズメダイじゃなくてマダイですよ。手漕ぎボートで狙って釣るのは難しいような気もするが、当サイトの「ボート侍」バックナンバーに、アオイソメをエサにした「アオイソマダイ」という釣り方が載っていたのだ(こちら)。

カレイかキスでも釣るようなシンプルな天秤仕掛けで、でかいマダイを釣ることができたなら、さぞかし気持ちいいことだろう。しかも手漕ぎボートでだ。どうせなら竿もコンパクトロッドのガルプスティックで釣ってやれ。

ああ、なんだろう。この「男のロマン詰め合わせ」みたいな釣りは。釣りにおける万馬券狙いだね。こういう釣りだったら、たとえ釣れなくても、それっぽいアタリが一回でもあれば十分満足できそうだ(これ伏線です)。


Imgp9703_3 お世話になったみうらボート店。番犬がかわいいぞ。


Imgp9722 ご主人!マダイを釣らせてください!


伊勢町 みうらボート店:@niftyつり
住所:神奈川県横須賀市走水1-2-7
電話番号:046-841-5626
料金:手漕ぎボート 大人二名 1日 4,000円 ※その他、二馬力船や船外機船などもあり。詳しくはHPを確認。
備考:貸し出し時間は夏季(5~9月)は6:30~16:00、冬季(10~4月)は7:00~16:00。
例年、秋季は良型のマコガレイが狙えます。今年はまだ釣れ出していないので、今後の釣況に要注目!


ご主人の話だと、今年は海の様子が遅れていて、まだあまりマダイは上がっていないとか。おすすめなのはアジやカワハギらしいのだが、やっぱり狙いたいのはマダイだよね。ということで、エサはアオイソメのみを購入。

マダイが釣れる時は、仕掛けを入れてすぐのパターンが多いらしいので、コツはまめに仕掛けを入れ直し、広く誘うことだそうだ。


Imgp9710 釣り道具や新鮮なアオイソメなども売っているのが助かるね。
ボート屋によっては、まるっきり売ってない店もあるので、いくお店に要確認。


Imgp9709 受け付けの際にご主人からポイントを教えてもらおう。


Imgp9707 手漕ぎボートでこんなのが釣れる!可能性がある!


 手漕ぎボートで海へ出よう!

お店で受付をすましたら、すぐ先の海岸にある駐車場まで車で入り、荷物を持ってボート乗り場へと移動。ここでフォークリフトとトラクターを足したような重機で運ばれるボートにカルチャーショック。

冒険の始まりとしては、なかなかの異文化体験である。


Imgp9730 荷物を乗せたボートが力強く運ばれていくぞ。


波打ち際にセットされたボートに乗り込み、係の人に押してもらったら一人ぼっちの航海がスタートだ。

さようなら、陸よ。あー、この地面から離れていくときのフワッとした感覚が懐かしいなー。


Imgp9734 乗りこむときに足が濡れるので、この時期なら長靴が必須だよ。


Imgp9863_2 ボートを漕ぐには滑り止め付きの軍手が必須。
足を踏ん張り、腕だけではなく、体全体を大きく使って漕ぐ。


この日は風がほとんどなく、波も穏やかなボート日和。久しぶりにボートを漕いだけれど、思ったよりもちゃんと進んでくれている。しかしこの、進行方向が後頭部っていうのが、何度乗っても違和感あるよね。油断すると方向が狂うんだ。


Imgp9742 しばらく漕ぐと、目印となるワカメの養殖棚がある。ポイントとなる根はその先だ。


相変わらず海の上というのは、場所がぜんぜんわからないのだが、それでもここはワカメ棚があるので、まだ多少はポイントがわかりやすいかな。といいつつ、店主に聞いた沖側のワカメ棚というのが、どれのことか全然わからなかったんだけれど。

このあたりかなと思ったところでアンカーを下ろす前に、だいぶ前に買ったおもちゃみたいな魚群探知機(というかおもちゃだけど、なかなか便利)で水深をチェック。


Imgp9753 17メートルか。


店主の話だと、マダイが根の沖側の水深20メートル以上に落ちていく側にいるのか、陸側の10メートルより浅い場所にいるかはやってみないとわからないらしい。マダイはまだ浅場には来ていないと踏んで、何箇所か移動して水深を測り、沖側の水深が落ちていく途中のポイントではじめてみることにした。

という想定なのだが、実際にここがどういう地形なのかは、正直よくわからない。このあたりは情報と経験が必要なのよねー。


Imgp9768 はじめてみるタイプのアンカー。根がかりしづらそうでいい感じ。ただし重い。


Imgp9772 水深が浅い場合、ロープを全部出さずに途中で軽く縛ると回収が楽。
ただし、ロープは真下ではなく、斜めにでるくらいは出すようにすること。


Imgp9827 大物に備えて、尻手ロープをつけてみました。


Imgp9819 道糸はPE1号にフロロカーボン4号のリーダーを3メートル。
キス用の天秤にオモリは5~15号を水深にあわせて使用。
ハリスは3号80センチでやってみた。


Imgp9775 針は、あくまで大きなタイ狙いということで、本当はカレイ用13号がいいらしいけれど、丸せいご15号とかでどうだろう。


Imgp9783 いやさすがに大きすぎるか。チヌの5号でいいかな。カレイ用の針があると思ったらなかったんだよね。


Imgp9785 たっぷりつけてみようかな。


 待っていたのはエサとりの猛攻

アンカーを入れてボートの場所が決まったら、アンカーロープと逆方向に向けて仕掛けを軽くキャスト。釣り方としては、着底したら糸ふけをとって少し待ってみて、アタリがなければ大きく竿を煽って仕掛けを持ち上げるようにして近づけ、また糸ふけをとって待つという感じかな。


Imgp9788 このガルプスティックででかいマダイを釣りたいな―。


着底後すぐ、クククっという小さなアタリ。マダイではなく、あきらかにエサとり。こりゃ針には掛からなそうだなーと思っていると、すぐにアタリがなくなった。仕掛けを回収してみると、エサは見事に奪い去られていた。


Imgp9794 ガーン。


うーん、この釣りはエサとりとの戦いになるわけかー。しかし、エサとりをかわした先に、本命のマダイが待っているはず。ここは辛抱強く頑張ってみるかと3投くらいは耐えたものの、2パックしか買っていないアオイソメがなくなっては大変ということで、エサとりの少ないところを求めてスタコラチャプチャプと浅場へ移動。


Imgp9755_2 水深10メートル。本当にマダイがいるのかね。


 本当にアオイソメで大物が掛かった!

ここはそれほどエサとりが少なく、なかなか期待が持てそうなのだが、エサとりが少ないとそれはそれで退屈だったりする。そこで予備で持ってきたキス竿で、カワハギでも狙ってみようかなと仕掛けを準備。エサはもちろんアオイソメ。


Imgp9820 一度にいろいろな釣りが楽しめるのが、ボート釣りの魅力ですね。


15号のオモリをつけて海底に沈め、せめてものお土産にカワハギの一匹でも釣ってやるぞと志低く意気込んだところで、置き竿にしていたマダイ狙いのガルプスティックが動き出した。え、誰?誰なの?。まさかと思って竿と持ちかえると、根がかりかと思うほどの重さ。だがジリジリとゆっくりリールから糸を引き出していく動きはまさしく魚。しかも相当の大物である。

あー、本当に来ちゃったよ。きっと憧れのアオイソマダイだよ。どうしよどうしよどうしよ、うわーすごい引き。こりゃ絶対にばらしたくないなーって思ったところで、フッと竿が軽くなった。


Imgp9824 わーーーーーーーーーー!


ちょっと、えー、まじで。うわー。あー。ほんとうにー。そうきたかー。

この瞬間の絶望感ったらもう。もうもうもう。もう心臓が止まらなかっただけマシと思うしかないかなー。

仕掛けをあげてみると、ハリスがぷっつり切れている。どうやら針を飲まれてしまい、3号のハリスをあっさりと噛みきられてしまったらしい。あーー。


Imgp9822 ぷっつり。


運命の糸って、なんでこんなに切れやすいんですかね。

ハリスを4号にしておけばよかったかなー。

いや、弱気にならずに大きな針でいけば飲まれなかったよなー。

それよりも、マダイ釣りだけに集中していれば、ちゃんと合わせられて飲まれなかったかもなー。

あー、モヤモヤー。

ちくしょー。


Imgp9829 ちなみにこの場所です。っていってもわからないと思いますが。


 そしてそのまま終了でございます

この後、「あの素晴らしいタイをもう一度」とばかりに、マダイ狙いだけに絞って2本竿で頑張ったのだが、まるっきりアタリなし。意を決してポイントを移動するも、まるっきり効果なし。5回くらいポイントを変えてしまった。

なんだか潮がぜんぜん動いてくれないのである。モテキ(時合い)が来ない。こうなってくると、あのアタリをモノにできなかったのが余計に悔やまれる。1時過ぎにはエサがなくなり、釣り終了。1日やるなら、アオイソ3パックは必要だな。

1日の釣りが、一回の人生くらい奥深い場合もあるよね。今日の場合は、一度は掴みかけた夢を追い続けて、そのまま叶うことなく生涯を終えるような感じでしょうか。あー、切ないわ―。

結局、釣れたのはコイツだけ。


Imgp9846 エソ。えー、そーなんだー。


この日一日、釣りをしていて楽しかった瞬間は、あの大物が掛かった5秒くらいだけだった。

でもいいんだ。魚は全然釣れなかったけれど、この海にはロマンはあった。明らかな大物と勝負をしたのだ。瞬殺されたけれど。

あいつはきっと2キロオーバーのタイ。釣ったことないけどきっとそう。逃がした魚は大きいっていうけれど。

ということで、ボート釣りっておもしろいですよという記事でした(説得力ゼロ)。

あー、くやしー!


伊勢町 みうらボート店:@niftyつり
住所:神奈川県横須賀市走水1-2-7
電話番号:046-841-5626
料金:手漕ぎボート 大人二名 1日 4,000円 ※その他、二馬力船や船外機船などもあり。詳しくはHPを確認。
備考:貸し出し時間は夏季(5~9月)は6:30~16:00、冬季(10~4月)は7:00~16:00。
例年、秋季は良型のマコガレイが狙えます。今年はまだ釣れ出していないので、今後の釣況に要注目!


文・写真:玉置豊

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