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2008年3月19日(水)
【特集】西伊豆・田子「透明度バツグン!アオリの聖地でルアー三昧」
アオリの便りも届き始めた田子。オールセルフのボートで漕ぎだしてきました! (リポーター/ぐり)

| 2008年 3月17日 | |
| 晴れ ベタ凪 | |
| 長潮 波0.5m | |
| アオリイカ、ヒラメ | |
| ルアーのみ(エギ、インチク) | |
| 西伊豆 田子湾 民宿せのはま(貸しボート) | |
| 東名沼津インター経由、国道1号→国道136→ 伊豆中央道→修善寺道路→西伊豆バイパスを通り南下。新安良里トンネルを過ぎて最初の信号を右折すると田子港。 沼津~田子まで約1時間30分位。 | |
田子湾内 |
アオリの聖地・田子には春がいち早く訪れる
またまたの平日釣行は、アオリイカの便りがちらほらと届き出した西伊豆、田子湾。黒潮の影響から、西伊豆でもいち早く春の訪れる地域だ。
アオリだけでなく、大型のマダイやヒラメも手漕ぎボートで釣れる、ボート釣りファン羨望の地。その田子湾の一番奥に位置する「せのはま」にある、その名も「民宿せのはま」所有のレンタル手漕ぎボートで出撃だ。
田子湾は、西伊豆とは言っても南伊豆との境。沼津インターからも1時間半は掛かるが、それゆえ場荒れが少なく、湾内の複雑な地形と深い水深もあって、アオリイカだけでなく、色んな魚達の宝庫になっている。
なにしろ湾内の水深が30mを超える場所も多く、大型船の給油や遠洋船の補給ベースにもなっているほどだ。
また、ここはダイビングスポットとしても有名。黒潮に乗ってやってくる、熱帯魚(死滅回遊魚)や珊瑚も見れるとあって、透明度が高く、澄んだ海は、沢山のダイビングガイド船で賑わっている。
以前エギングで漁港内に立ち寄った事はあったが、ボートで湾内に漕ぎ出すのは初めて。とりあえずエギ、そしてインチクを含めたルアーのみを用意して、田子湾に臨んだ。
アオリののっこみが始まった?
今回、田子への釣行を決めたのは、仲間内の情報で、土曜日にキロクラスのアオリイカを3杯獲った話を聞いたから。それも水深が10m程度との事で、のっこみ第一弾が始まったのか?と居てもたってもいられなくなったのだ。この水深なら、オンシーズンと同じく、十分キャスティングで狙える! 手漕ぎで広くランガンする作戦だ。
これから春に向かって水温が上昇しだすと、アオリイカはどんどん浅瀬にのっこんで来る。産卵の5~7月に向ってエネルギーを蓄える、イワユル産卵前の荒喰い。
冬を深場で過ごして来たアオリイカ達も、今の時期、大きな個体は既に一キロ越える程。最盛期には2キロ、3キロなんて個体も獲れるのだ!
余談ながら、田子では、ヒラメもメジャーな釣りもので、特にマダイはこれからがシーズン。4キロ、5キロなんて大型の個体が手漕ぎボートで釣れるのだから、遠くても通う常連が多いと言う話も頷ける。
ヒラメも大判がよく出ているが、現在イワシの生簀が無い為、ポイントを絞るのが難しいかも知れない。ただ湾内にはイカナゴと思われるベイトも豊富なので、チャンスは十分だと思う。
ボートはオール・バイマイセルフ。
見惚れるほどの透明度、しかし・・・
ボートは手前の漁港滑りからの出船。ここはオールセルフなので、オールを受け取ったらボートを出すのも、上がるのも全部セルフ作業となる。
ここのボートにアンカーは付属していない。湾内の生簀かブイに適当に繋げと言う。きっとまだここはボート釣りの客と、漁業関係者の関係が上手く行っているのだろう。みんなで留意して、いつまでも良好な関係を保ちたいものである。
漕ぎ出してすぐ、素晴らしい透明度に引き込まれる。5m、いや10mは軽く底が見えるのではないだろうか。思わず漕ぐ手を止めて海底を覗き込んでしまった。
左に漕ぎ出すと湾入口方向、すぐ左手には、まるで大きな消波堤の様な尊之島がある。そしてこの島を挟んで東西に防波堤。田子の湾内は大きな入り江の様な構造だ。
まずここから初めてみよう、湾口の生簀の手前一帯、水深はどれ位あるのだろうか?ベイトタックルに胴付き仕掛のエギを沈めてみた。
スルスルスルスル。いつまでもラインの出が止まらない、と、やっと着低。なんと28mもある!少し深すぎるので、やや島よりに漕いで15mラインまで移動。島側は投げれば届きそうな距離である。
ここで暫くエギを投げて探る事に、しかしいつまでも反応はない。今回は触りすらない。
15mはあるのに、底がうっすら見えるほどの澄み潮、そしてこの日差し・・・今日はイカには厳しいかも知れない。
暫く粘った後、航路を横切って、東側の大田子側に漕ぎ出してみる。こちらは起伏のある海底、途中暗礁もあり、注意が必要。
バイブルの『海のボート釣り場完全ナビ』を引っ張り出し、山立てをしながらエギの漕ぎ流しをやってみた。しかし起伏の大きい根があり、下錘を付けた漕ぎ流しは厳しいみたいである。下錘を数個ロストしたので、マダイ・ポイントでインチクをやってみる事にした。
アタリのあるインチク。が、あがったのは•••
ここのマダイポイントは湾の北側、水深は28~32mと言った所。山立てに沿って、そよ風程度の西風に乗せて流してみた。
インチクは前回多賀でホウボウが獲れた実績のある赤金、付いてるタコベイトはレインボーの物を選択。底から15m位をワンピッチジャークでシャクリ上げてみた。
ワンピッチジャークとは、ひとシャクリにリールを一回転巻くジギングの巻き方。ジギング・タチウオ等では最も基本的な巻き方(ジャーク)である。スイッとシャクッて一瞬ピタッと止まる、動と静のメリハリが肝である。
西から東へ100m位の間を流しての2回目、底から5m位でグッと重くなった!殆んど引かないのでもしかしたらイカか?と思いきや、水面近くなると"グググッ"と明らかに魚の反応、浮いて来たのは・・・イワシ餌の定番ゲスト、エソである。
嬉しいゲストでは無いが、ルアーで釣れたのは素直に喜びたい。なにせ魚からのアプローチは今日初めてである。よし!このアクションで喰うなら、ヒラメやマダイもイケる筈!シャクル手に一段と熱が入ったのは言うまでもない。
しかし、また・・・エソ。その後もまたまたエソ。乗らないアタリも含め割とアタルのは嬉しいが、そろそろ鯛やヒラメの舞い踊りが始まってほしい所。
と!置き竿で入れていたエギの竿が"ガタン"と引っ張られた!竿には確かに生体反応がある、しかしアオリにしては軽すぎる!マルイカか!? 期待は高まったが、残念ながら途中身切れでバレてしまい、確認する事は出来なかった。
そこで、エギを引き上げ、即席のマルイカ仕掛にチェンジ、インチクの傍ら置き竿で注視していたが、遂に最後まで竿先は動かなかった。
日が傾いて来た、ワンチャンスに期待するも…
時間は既に午後2時を回っている、最初にやった尊之島周りが、夕方になれば日陰になるかも知れない。最後のワンチャンスを掛ける為、再度航路を横切って移動した。
こちらは朝からのベイトが凄い。この下にはベイトを捕食するイーター達が居そうな物だが、ベイトも含め、ほのぼの雰囲気は潮が効いてないからか、今日は望みが薄そうだ。
最後は生簀の大型ブイにボートを繋ぎ、周りをエギキャストで探るが音沙汰無く・・・帰り道の遠さも考え、午後3時半を廻った辺りで諦めて帰港とあいなった。
ただし、終了時間は日没となっているので、粘るなら午後5時過ぎ迄は出来そうである。

西伊豆の貸しボートはセルフが基本
慣れていないと面食らうかも知れないが、西伊豆のボート店はオールセルフの所が多い。オールを貸し出して貰い、ボートを指定されたら後は総て此方任せになる。
ここ、「せのはま」のボートは漁港内の滑りからなので、ボートの入水、陸揚げは比較的容易である。最後は完全に陸揚げしてロープを舫い、オールを返却、精算して終了となる。
ボートにはアンカーは付属しない。もし定点ポイントで1日釣りをするなら持参する必要がある。潮はそれほど早くないので市販の物で十分だと思うが、ロープはたっぷり50mは欲しいところだ。
また、ボート内にスノコもないし、勿論バケツ等の貸し出しもないので、持参の事。ライフジャケットの貸し出しはあるが、これはボート釣りの必需品、最近は膨張式の軽く嵩張らないのが主流なので、是非1つは買っておきたい。
駐車場は夏の海開きシーズンを除き、基本無料。駐車場に町営の水洗トイレもある。
但し、飲み物、食べ物は朝早くは自販機さえまばらなので、来る途中に買っておく事。手前の宇久須や安良理にコンビニがあるので、朝、買ってから田子入りしよう。
また餌も同様、来る途中に買ってからくる事をお奨めする。

帰りは温泉で時間調整
昨今の原油高騰による燃料代の高騰、高速代金を少しでも安くしたいのは我々釣り人も同じ、行きはETC早朝夜間割引の時間帯で50%引きだが、帰りは午後5時以降の通勤割を利用したい。(どちらも100km以内の規定あり、インター間の距離は要チェック)
道すがら、日帰り入浴の出来る温泉施設は多いのだが、中でも「天然温泉駿河の湯」はインターにも近く時間調整にはもってこい。
源泉掛け流しで設備も良いので、沼津に仕事で来る折にも良く利用している。高台にあるので、屋上の露天風呂から沼津の市街地越しに見える内浦湾と、大瀬崎の眺めは絶景!!
リンク:天然温泉駿河の湯 坂口屋





















