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つり通信

その手で漕ぎ出で アタリをゲットせよ! 自由に移動しポイントを探す、ひと味違う釣りの楽しみに誘います。

現在位置: つり通信 > ボート侍 > 【突撃】西伊豆「ボートマダイの聖地・木負で竿マキコボシ!」

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2008年3月12日(水)

【突撃】西伊豆「ボートマダイの聖地・木負で竿マキコボシ!」

竿マキコボシで狙う大型マダイ! が、山の向こうに日は沈み・・・(リポーター/ゆう)       

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Icon_01_2 2008年 2月21日
Icon_02_2 晴れ 波風弱い
Icon_08_2 大潮 波0.5
Icon_06_2 真鯛、黒鯛
Icon_03_3 オキアミ、アミコマセ
Icon_07_3 沼津内浦 木負 岩崎釣具店、ボート
Icon_05_2 東名沼津インター経由、414号線
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木負湾内 係留用ブイ

P_001_c いざ手漕ぎでマダイの聖地へ

20080225133659今年初の西伊豆釣行は、ボート・マダイの聖地、木負の岩崎ボートからの出船。ボート侍の記事「活きアジ泳がせ、狙い撃ちだ!寒ビラメ」でも触れていた竿マキコボシでのチャレンジです。

前回の多賀、前々回の伊東と釣果なし、完"ボ"を喰らっていたので、
何とか魚が釣りたくて禁断の平日釣行、伝家の宝刀を抜きました。極寒期ということもあって、流石に釣り客は私一人だけです。

聖地と書きましたが、木負は、特に“大型マダイ”の穴場として通った地でもあります。去年は、釣行のほとんどの時間をここで費やしたのですが、昨年末から仕事に追われ、さらには西寄り風の時化続きに阻まれ足が遠のいていました。
しかし、岩崎ボートの店主もしっかり顔を覚えていてくれて、久々にもかかわらず、木負はまるで通いなれた釣り堀の様に迎えてくれました。

店主には船外機船を勧められましたが、魚探の振動子のケーブルが断線しており、魚探が使えない状況だったので、この日は手漕ぎで出船しました。

P_001_c 大型マダイの穴場、その訳は・・・

20080225135027

手漕ぎと言っても、他のボート屋と比べると一際大きく、安定性の高い船体。ポイントも目の前とあって、漕ぐと言う労力はほとんど必要ありません。風の無い木負の湾内は、まるで湖面の様に静かです。

湾内には養殖真鯛の生簀が並び、その生簀と生簀の間にボート釣り専用の係留ブイが設置してあります。ボート乗り場からは直線でたった100m程、トイレに戻るのも苦になりません。

にもかかわらず、水深は30m前後とたっぷりあり、養殖生簀からこぼれ落ちる飼料を求めて色んな魚が湾内に入って来ます。特にマダイは12キロ近いサイズも獲られていて、昨年は我が師であり、竿マキコボシ釣りの提唱者である、友さんこと増渕氏が9.5キロのモンスターを竿マキコボシで仕留めています。

タイは鯛の生簀に付くのかも知れません。

P_001_c 竿マキコボシ、ここがメリット!

そもそもマキコボシの"マキ"は「撒き」で無く『巻き』!
西から伝来されたとされる巻きこぼし釣りは、
コマセと付け餌の同調が簡単に、自然に出来るのが最大のメリットです!

また、竿マキコボシと旧来の巻きこぼし釣りと違うところは、砂タイルを使うことと、竿を使うことです。
砂タイルは海中で砂に戻るため、海底の地形変化や環境問題にも配慮されています。 また使用するコマセもビシ籠の釣りに比べ、かなり少なくて済みますので、これまた環境にも、そして財布にも優しいのです。

Lip2

○LIP(ローインパクトプレート)と呼ばれる砂タイルを使う
○手釣りでは無く"竿"を使う


LIPの開発や専用竿も含め、旧来の竿を使わない巻きこぼし釣りに、改良を加え確立されたものです。

LIPの上に餌を付けた針を置いてはハリスを巻き、コマセを置いてはハリスを巻き、これを数回繰り返す事により、落下中に巻き解けたハリスから断続的にコマセが放出され、最後に巻き解けた付け餌に、コマセが降り注ぐのがポイントです!

LIPから付け餌が巻き解ける棚(底から)を「セット棚」と呼びます。マダイの場合は、餌取りの雑魚より浮き気味で捕食する場合が多く、過去の実績から、底から7mを基本の棚としています。(セット7と表します)

降り注ぐコマセが付け餌を通過するタイムが凡そ90~120秒。そのカウント後、リールから少しづつラインを送り込んで、付け餌が自然に沈む感じを再現する訳です。

P_001_c 熱燗と共に、時を待つ

20080225135050さてこの日も、 いつものように、ボート乗り場至近の釣り専用繋留ロープで、「竿マキコボシ」を開始しました。
朝から夕方まで恐ろしいほど静寂な時間が流れます。
何も釣れない時間が続きかなりへこみますが、いつもの事なのでひたすら我慢です。

ただ、救いなのは湾口向ったり湾奥に向ったりと、潮の流れが留まる事がないこと。常にチャンスタイムかも!?と幸せな妄想にささえられ、昼寝こそしなかったものの、携帯コンロにヤカンで湯を沸かし熱燗をセット。仕掛けを打ち返しました。

そして。干潮時刻の16:15に合せて15時半頃から、上潮下潮共に流れが湾口に向いだしました。
竿マキコボシとしては結構早い潮の流れ方でしたが、セット6(底から6m)で対応しました。

これからが本番! 本当のチャンスタイムだと確信しながら真剣に打ち返します。
セット棚6m、ステイ120秒からのゆっくりと1cmずつの送り込みです。
リールのカウンターが4m台から3m台に入り、以前近くの重須で、3m台で大物が食ってきた事が頭を過ぎります。

付け餌を丁寧に送り込み、やがてリールのカウンターは2m台に突入しました。
2m台には餌取りもいたので、回収して手返すか、最後まで送り込むかで悩みますが、裏本命のクロダイも意識し、最後の底まで送り込むことにしました。
クロダイは底付近で喰う事が多いのです。

P_001_c 来たっ!本命だ!!しかし・・・

リールのカウンターが2.5mを過ぎようとしたそのとき、いきなり竿が海面に突き刺さりました!
巻き合せをしようとリールの早巻きをしますが、何回巻いても重さが伝わってきません。

焦りと不安から乗った感のないままの竿を、大きくあおりアワセをいれました。

なかなかの突っ込みと結構な重量感はそれなりの大物を思わせます。
ガッチリ掛けた感がなかった為、時間を掛けて上げようとドラグを緩めました。
いつもにも増して慎重なやり取りです。

2度目の突っ込みをかわし、3度目の突込みに耐えている最中
「もしかしたら耐え切れないかも・・・」
と、不安にかられ、ここでまたドラグを緩めました。

無理をしなければバレないだろうと、ドラグを滑らせ出て行くラインを見送っていると、
<フッ>
・・・軽くなってしまいました!
下に下に突っ込んでる最中の事でした。
バ、バレてしまいました。「やっちまった~!またかよ!ちっくしょ~!」

P_001_c まだ居る!!しかし日が沈む

近くに魚はまだ居る筈!!
気は取りなおして、すぐさま次を投入です。
懸命に投入を繰り返している時、ふとエサ箱の中に立派なオキアミを発見。しかし、これは最後に使おうと決め、端っこに除けておきました。

いったい何時に終わりにすれば良いのだろう?
イヤ、何時までやっていて良いのだろう?
ここ岩崎ボートでは、終わりの時間がはっきりしてません。
顔見知りになったお陰?で、釣れる迄帰って来るな!みたいな店主からのプレッシャーもあります。

毎回毎投、最後最後と半べそをかきながら、一生懸命リップを打ち込みます。もちろん、まだエサ箱の隅に除けてある立派なオキアミは使いません。

しかし、太陽も山に沈み、いよいよそのオキアミを使わざるを得ない状況になって来ました。
祈るような気持ちでオキアミの尾を食いちぎり、慎重にハリ付けします。

セット棚6mからステイ90秒で落とし込みを開始し、リールのカウンターが5m、4m、3mとカウントダウンしていきます。
2m台に突入し、今日のボーズを覚悟したその時でした!

20080225154532 底から2.5m! 竿がまた入りました!!
冷静な巻きアワセ、しかし掛かりがちょっと甘いか?
リールのハンドルを3~4回巻いたところで急に突っ込まれます。
これ以上巻けそうにないので、竿を立気味のまま耐えます。
今回はしっかり掛かった感があり、そのままやり取りを開始しました。

先程バラシたものよりも小さい様ですが、チャリコサイズではない事を確信。
2度程の突っ込みがありましたが、それ以降はおとなしく上がってきました。

17時25分、無事にタモ入れ出来た魚は若干黒ずみ、尻尾のちぎれた養殖生簀からの脱走兵みたいなマダイでした。

でも自分的には立派なマダイ。
久々の木負は、夕闇にやさしく微笑んでくれました。
 

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2008年3月12日(水) ボート侍固定リンク