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つり通信

その手で漕ぎ出で アタリをゲットせよ! 自由に移動しポイントを探す、ひと味違う釣りの楽しみに誘います。

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2007年11月14日(水)

【特集】浦賀・走水「手漕ぎで狙う、極上キトキトのアジ」

極上のキアジを求め、タフな海域を満喫してきました!(リポーター/ぐり

Icon_01_2 2007年11月4日(日)
Icon_02_2 晴れ 北東風やや強い
Icon_08_2 長潮 波1m
Icon_06_2 アジイナダ
Icon_03_3 アミコマセ、オキアミ、バイオベイトイカ短
Icon_07_3 三浦東部 走水 斉田ボート
Icon_05_2 横浜横須賀有料道路 佐原インター(終点)出口(T字路)を左折、道なりに134号を大津海岸迄、突き当たりT字路信号(三春町4)を右折。海岸伝いに16号を進み、伊勢町海岸を左眼下に望む緩やかな登りから、下り始めた右カーブの右側、横断歩道手前走水港の入口。
Icon_04_2 走水沖

P_001_c 関アジにも負けない! 美味しいキアジを求めて

Photo_2 「マアジ」には回遊性の「クロアジ」と、根や瀬に付く定着性の「キアジ」がいます。
別種ではなく生息環境による分化と思われますが、「クロアジ」は体色が黒っぽくほっそりしていて喉奥が黒く、脂の乗りはイマイチ。一方の「キアジ」は体高(幅)が高く体色は薄い茶色、脂が乗っていて美味しいのが特徴です。

「キアジ」自体は外千葉や相模湾でも見受けられますが、中でも東京湾の内房岩井や保田で獲れる固体は特に"金アジ"と呼ばれ、脂の乗りが良い美味なアジとして高値で取引されています。
分布としては、本牧沖の中の瀬から金沢、大津沖(猿島)辺りで釣れる個体も同様の特徴を備えております。

そして今回の走水港。浦賀半島の北角入口に位置するこの地は、下げ潮時には急流の如く潮が流れる所以によりこの名が付いたとか。
定着性の「キアジ」が急流でシェイプされ、更に洗練されたその食味は、かの関アジにも勝るとも劣らない美味なるアジの水揚港でもあります。

身に乗る脂は決してギトギトでは無く、しかし口に運ぶと旨味と共にさらりと溶け出す“キトキト”な脂。
しっかりとしたプリプリの食感と共に、食べる者を唸らせずにはおきません。

走水の"キトキトアジ"僕の知る限り、最高のマアジと言っても良いでしょう!

014_4 狭い漁港に並ぶ幾十もの遊漁船、もちろんアジが看板釣り物であるのも頷けます。
そんな漁港の道路端に並ぶ数件のボート店、今回は斉田ボートさんにお邪魔して来ました。

P_001_c 早い潮と狭いポイント

実は走水港、遊漁船での釣行はたびたびあるものの、ボート、しかも手漕ぎでの出船は初めて。
かなりタフな海域に狭いポイント、
ピンポイントでのアンカリングが必要との事で、ボート仲間としては古くからの付き合いである、たか、じゅんじの両氏にエスコートをお願いしました。いずれも、たびたびこの海域にて釣行経験があり、GPS付きの魚探も駆使するツワモノ達であります。

今回は、彼らの後を付いて、ポイントまで連れて行ってもらう作戦です。
GPSを使ったボート釣を提唱し、雑誌でも活躍する友さんからも最新海図提供の応援を頂ました。

頂いた自作海図の写しには漁礁として沈められたケーソン群とその位置が、GPSの緯度経度情報と共に詳細に記されています。

004 狭いポイントに、数十のボートがひしめき合うウイークエンドは早めの釣行開始が必須と、朝5時に大津の釣り具ポイントにて待ち合わせです。
大津の釣り具ポイントは、土日祭日は朝5時から営業、各種餌や仕掛け、タックル等、さすがの品揃えで、さらに、とても元気が良く礼儀正しいスタッフが、早朝から気持ちの良い接客をしています。
この日は、前日からの北風が収まらず出船の可否も微妙なため、付け餌としてオキアミとバイオベイトイカ短のみを購入しました。

036走水に着くと、北風も幾分かはゆるんだ様子。やがてボート店のシャッターも開き、店主と挨拶を交わします。
「風はまだ吹いてるけど、なんとか出れるでしょ」
店主の言葉にホッと顔を見合わせる我ら。出されたお茶を啜りながら、店主のポイントレクチャーに耳を傾けます。

007_2しっかりとした自作の海図に写真を合わせた山立ての説明、店主自ら海図にタクトを指しての熱い解説。
細やかな気遣いと熱意が伝わって来ます。

さて今回はアジと共に端物として廻ってくるイナダ、ワラサも狙えるとの事。
勿論そのつもりで仕掛けタックルの準備も万端。
端物はアジ場に廻る、まずはアジの反応探しからです。

P_001_c いざ沖へ

漕ぎ出して港から沖の堤防を抜けると、結構な北風が吹いています。
アンカーが効くか心配になりますが、先ずはともあれ、同行者と打ち合わせたポイントを目指します。
一番に漕ぎ出したはずでしたが、おおよそのポイントには既に数隻の先行艇がいました。
他所の港から出港してきた2馬力、免許不要の船外機達です。

018 たかくん達が、丹念にポイントの反応を探ってくれます。
やがて薄くですが、アジの反応らしきを発見、僕が先にポイントへ入れさせて頂ました。

アンカーは丸いコンクリート製で結構な重量、根掛り対策かロープは少しオフセットして付けてあります。
水深は25~30m位、アンカーロープは全て出すのが走水流。アンカーが完全に固定したのを確認して、竿を出します。

アジ用には片天秤のビシ仕掛け、錘は60号を使います。
そして置き竿用にやはり片天秤にハリス4.5mの一本針、餌はオキアミにバイオベイトイカ短を細く切ったものをサンド。
こちらはイナダ、ワラサ用。アジが釣れたら、泳がせ仕掛けにチェンジの予定です。

P_001_c あわや転覆! 2馬力船だからこそルールを守って

開始まもなく置き竿にアタリ、取り込みに横走りする様は青物特有。
イナダでした。
45cm程の太い個体、早々に晩のおかずは確保で一安心です。

と、風上から流れて近づいてくる2馬力船を発見、どうやらアンカーを打っている様子。
このままでは衝突しそうなので注意を喚起します。
風上のアンカーは相当離れるか、ラインをずらさないと危険な旨を教示しました。

釣りに戻り竿先を眺めているとラインが強烈に流れます。
ん?潮流?
すると前で見ていた、たかくん達が叫んでいます。
「ぐりさーん!危ない危ない!引っ張られてるよぉ!!」
なんと先ほどの2馬力船、アンカーロープを上げきらないで操船の結果、こちらのアンカーロープを絡めて強制曳航状態に! 慌てて呼びとめるも状況が理解出来てない様子!

やっと気付きアンカーロープを手繰って放錨するも、こちらのアンカーは流され、なんと後方の他船と衝突。上げきれない仕掛けは、衝突した船のアンカーロープに絡み、竿先は接触にて折れそうになる始末。パニックでバランスを崩し、あわや転覆と言う憂き目に遭ってしまいました。

悪気があった訳では無いでしょうし、謝罪もありましたが、2馬力船の危険性に付いて考えさせられました。

免許要らずで、機動性も格段に違う2馬力の船外機船には僕も注目していますが、図らずも動力が付くと言う事は、他船の安全を脅かす可能性も増すと言うこと。
手漕ぎ同士ならありえなかった今回の事例は、オフシャルな記事を書く我々が問題提起、注意喚起して行かねばなりませんね。

結果として放錨してしまい、既にアンカー投入位置には他のボートが入っています。
元のポイントには戻れず、しばらく廻りをさすらう事になってしまいました。

P_001_c 災い転じて時合い来る 怒濤の勢いだ!

途中、斉田ボート店主が船外機で様子を見に来ます。
上手くポイントに入れずもたもたしていると、海上からの詳しい山立てアドバイスを頂ました。しかし、その付近は他のボートが密集してて入れません。海図のコピーを睨み、廻りを注視して、アジが釣れている人の斜め後にアンカーを入れました。

時間は既に12時近く、朝のイナダ一本だけでアジはまだ釣れてません。
4袋用意したアミコマセも残りが少ない。

すると斉田ボート店主の船外機からコマセを買ってる人がいます。餌、コマセは連絡すると海上まで出前してくれるらしい。気の効いたサービスに関心しました、僕もちゃっかりコマセを3袋追加です。

周りは殆んどの方がビシ仕掛けではなく、サビキ仕掛を使っています。
僕もビシを諦めサビキ仕掛にチェンジ、すると程なくアタリが出だし、ポツリポツリと本命のアジが釣れる様になりました。
更に魚皮のサビキを、スキン巻きに変えてみるとアタリが増えだしました!アミコマセにはスキンの相性が良い様です。

そして"時合い"が来ました!!
鋭いアタリが連続し出し2匹3匹と付く様になり、イナダ用のビシ仕掛けもサビキ仕掛にチェンジです。こちらには太いハリス、丈夫な針を使った青物サビキなる仕掛を使用。

Imgp1095 怒涛の喰い!
片方の仕掛を取り込むともう片方の竿が叩かれ、更に再投入した仕掛けも底立ちを取った側からアタリが出てます。
型は18~25cmが中心の美味そうなアジ達です!
5点掛けまで飛び出し勢いが止まりません。

たかくん達を携帯で呼びますが、ほんの数メートル離れた位置にアンカーしたにも関わらず、向こうは沈黙しています。

そしてクライマックスが!
2、3匹が付いたのを確認して底から少し巻いた時、強烈な引き込みが加わりました。幸い太いサビキ仕掛の方でして、なんなく取り込んだのは55cmの立派なイナダでした! 上の針に付いたアジの頭が傷んでいたので、釣れたアジを狙った様です。

031 前のボートでは、泳がせの竿が強烈に曲がっています。やり取りの末浮上したのは60cmは軽く超えるナイスサイズのワラサ!!  玉アミが無いとの事なので、僕の玉アミを貸し出し、無事取り込めました。
ナイスファイト、ナイスゲッツ!
周りのボートからも祝福が飛びます、同じ海に浮かぶ者同士、顔は知らなくても連帯感があって良いですね!

038追加のコマセも底を尽き、2時前には早上がりしました。
結果は:マアジ 41匹 :イナダ45、55cmの2本と大爆釣りでした!

P_002

○走水沖では美味しいブランドアジが周年狙えますが、今現在ワラサ、イナダが廻っており、水温の急激な低下がない限り、年末位まで狙えそうです。

○ワラサ狙いの場合、タックルは青物用の頑丈な物を用意しましょう。錘も60号~100号程度まで必要な場合があります。バッテリーを持ち込んで、電動リールを使う方も多いです。

○港間近のポイントではカレイや良い型のキスも多く、カワハギ、カサゴやメバルを専門に狙うのも面白そうですし、マダイを狙って通う常連も多いですよ。但しマダコは禁漁区の為、釣り禁止。

Imgp1082○走水のボート店には、曳き船のサービスはありません。すぐ沖を航行する大型船舶も多く、曳き波には十分注意してください。潮流の早い海域ですから、特に潮廻りの大きい下げ潮時には注意が必要です。ボートの漕ぎ、操船に自信が付いてからの釣行をお奨めします。

P_001_d 斉田ボート店

008餌、コマセ各種あり
駐車場あり(漁港内釣り専用P)、
海上出前サービス(餌、仕掛)
貸しバケツ、コマセ桶、手桶無料貸出、
釣行時間7:00~16:00

近くにコンビニあり。

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2007年11月14日(水) ボート侍固定リンク